古代のロマンをたずねてpart.2

古代のロマンをたずねてpart.2

熊野2 熊野本宮大社



折口信夫さんは、日本の神々には二つの系列があると語っています。

一つは、宮廷神道に若干の民間神道が加わったもので、
もう一つは、産霊(むすび)の神の信仰です。

つまり、天照大神の系列とそうではない産霊の神です。

「古事記」や「日本書紀」など中央権力によって政治的な意図を含んで編まれたイザナギノミコト、イザナミノミコト、スサノオノミコトとは違うもっと古い日本固有信仰が熊野には息づいているのです。


難しいことはこのくらいにして、実際に熊野本宮大社へ行ってみるとそこは何とも山深く、本当に神様がいるのではと感じられる場所でした。



熊野の山々




熊野本宮が見えてきました。





鳥居





鳥居をくぐり門を入ります。




門





清々しく気持ちの良いところです。




拝殿





実は私は、熊野に来るために植嶋啓志さんの『「神々の眠る熊野」を歩く!』という本を3回くらい読みこんできました。


ところが、実際熊野へ来てみるとなんだかそんなことよりも、熊野の持つ圧倒的な大自然の素晴らしさに全部吹っ飛んで、体で熊野を感じてみたくなってしまいました。



私が色々考えていた以上に、凄い!と思ったのは一つは玉置神社で、もう一つはここ『大斎原』でした。



ここは凄いです。
この鳥居へ続く道はまるで露天風呂に入っているみたいなのです。
夫と二人で、「この感覚は今まで味わったどの感じよりも気持ちいいね。」と話しながら歩いたのでした

温かいお日様がさして、ほんのり暑いのです。
なのに、冷たい風が吹いて、冷やっこいのです。

まるで、露天風呂の感覚、これが地上でのもっとも気持ちの良い感じではないでしょうか。

歩きながら起きているような眠っているような、そんな不思議な感覚に襲われたのでした。





おおゆのはら鳥居






鳥居を抜けて手水舎で、手を洗い参道を歩きます。







参道






奥へ歩いて行くと、着きました。
大斎原です。





おおゆのはら1




大斎原は、元々熊野本宮があった場所で、熊野川、岩田川、音無川にはさまれた中州に、今では想像もつかないほど巨大な建築物がつくられていたのでした。

1889年の熊野川の大洪水で多くのものが失われ、今では大斎原には何も残されていません。

ただ、何もないことが何かを伝えるということもあるのですね。

地元では、「いくら雨が降っても大斎原だけには降らない。」「あそこに入ると電波が乱れて、携帯が使えなくなる。」ということも聞きました。

もちろん、今の大斎原は当時とはずいぶん違っているのかもしれませんが、それでも、大斎原はやはり大斎原でした。







おおゆのはら2



さて、名残を惜しみつつ、大斎原を後にして次は、補陀落寺に立ち寄り
熊野那智大社・青岸渡寺・飛瀧神社の方向に向かいました。




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