壺坂寺




まずは、壺坂寺です。
壺坂寺へは、壺坂山駅から一日に一本だけバスが出ています。
9:45です。
もし、壺坂寺へ行かれる方は是非、このバスをお勧めします。
(ちなみに、帰りは10:30と16:30の二本です。タクシーだと4人くらいで乗り合いをすれば、バス代と同じくらいになります。歩いて行くと、登りは50分、下りは40分くらいです。)


私たちはバスに乗りました。
15分くらいで、着きました。
山の上のせいでしょうか、空気が違います。
ところどころ、霜も残っています。
バスを降りて少し歩くと門に着きました。




門




すごいところですね、門を入り上に登って行くと本堂、多宝塔、仏像が見えます。




頂上





本堂です。






本堂






中央が釈迦如来、その前に千手観音、そして、普賢菩薩と観音菩薩です。





四体





壺坂寺の手水舎はお地蔵様がおられるのです。




手水舎





さらに上に登ると大和平野が一望できます。
遠くに二上山が見えます。





大和平野






振り向くと8メートルの涅槃像と20メートルもある観音像です。





涅槃




ここ壺坂寺は藤原京最着地なのですね。





藤原京最着地





沢一・お里の像です。



沢一・お里





眼病に霊験あらたかな観音様として信仰を集め、明治の頃、失明回復祈願にまつわる沢一・お里の夫婦愛を描いた浄瑠璃「壺坂霊験記」が巷に共感を呼び、さらに信仰が広がったそうです。



【壺坂霊験記】



今より三百年以上昔、盲目の沢市は、三つ違いの女房お里と貧しいながらも仲睦まじく暮らしていた。
沢一は盲目ゆえ琴三味線を教え、お里は内職というつつましい暮らしだった。


そんな沢一の胸中にひとつの不安が生まれていた。
というのも明け方の七つ(午前四時)になるとお里が毎晩床を抜け出していたからだ。
「もしや、好きな男が…。」と問いただすと、お里は沢一の目の病がなおるよう、三年もの間欠かさず壺坂寺の観音様に朝も詣でをしていると訴える。


疑った自分を恥じる沢一はともに観音様に御詣りをすることにしたが、心の中は盲目がゆえに不遇な暮らしをしているのだと自分を責める。


そして、一度お里を家に帰して自由な身にしてやろうと自分の身を投げてしまうのだった。


不吉な予感で慌てて戻るお里は、非情な現実に遭遇し、自らも身を投げてしまう。


しかし、二人のせつない夫婦愛が、観音様の霊験により奇跡が起こり、沢市・お里は助かり、沢市の目が開眼した。





本堂横手には、そのお里、沢市が身を投げた、投身の谷と言い伝えられている谷がる。


現在、壷阪寺には二人の像のほか、沢市の杖や物語の絵が残っている。


六角堂の中にある沢一の杖は触れると夫婦仲が良くなるとのこと。
私もしっかり、触ってきました。(*^-^*) ニッコリ☆


このあと、私たちは二人づれの御夫婦と相乗りでタクシーに乗り壺阪山駅に向かいました。













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