郡山城跡





郡山城は筒井順慶の築城に始まる大和でもっとも大規模な城郭で、近世期には、豊臣家、水野家、松平家、本多家、柳澤家の居城となりました。



天守閣跡へ行くためには柳沢神社の鳥居をくぐって入って行きます。




柳沢神社





城郭は筒井順慶の時代に始まりました。
織田信長の後ろ盾で大和国を平定した順慶は父祖伝来の筒井城を出て、土豪の郡山衆らが拠ったこの地に近世的な縄張りで城を築き入城しました。



筒井氏は伊賀国へ転封したのち、豊臣秀吉の弟・豊臣秀長が入城し大和・紀伊・和泉三ヶ国・百万国の太守にふさわしくと、紀伊国根来地の大門を過去ばせて縄文西楯かなり強引な石材集めで城郭の拡充を進めました。



石垣





順慶は多聞山城の石材を、秀長は平城京羅城門跡の礎石と伝えるものをはじめ、石仏・石塔などまで集めさせました。





お地蔵たち





野面積みの天守閣台には地蔵仏がうつ伏せに積み込まれていて「逆さ地蔵」と呼ばれ祀られています。





逆さ地蔵



いくら石材が欲しいとはいえ、お地蔵さんまで天守閣台にしてしまうなんてなんとむごいことでしょう。
胸が痛くなってしまいました。



© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: