2009.01.05
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一番好きな神社はどこですか?って聞かれたらそれは困ります。


やっぱり、伊勢神宮かしら行ってみると分かるけど神聖で素晴らしい。



でも、大神神社も捨てがたいな。
元伊勢でもある檜原神社からみる二上山も大好きだし、久延彦神社から見る大和平野を見た時に、雲の切れ間から光がさして神々しいこと。




住吉大社も好きだな~、何度行っても飽きないし。



出雲大社もなかなか良いですよ。
今年は御開帳にいって感動したしな。



二十二社も全部素晴らしいしな。



まだ行っていないけど、宇佐八幡や霧島神社や高千穂神社もきっと素敵なんだろうな。








なんせ、神社に関しては思い入れが強いせいかどれが一番とは言い難いのです。




ところが、お寺に関しては全く違って、あまりよく知らないせいでしょうか、一番好きな神社ははっきり言えてしまうのです。



もちろん、法隆寺や四天王寺をはじめ、西国三十三ヵ所、四国八十八か所、そうそう関西だけではなく日本中に素晴らしいお寺はあると思います。




でも、私個人の好みでいえば、一番好きなお寺は飛鳥にある『飛鳥寺』なのです。




現存する世界最古の木造の建物は法隆寺ということになっていますが、もし火災で焼けなかったらそれは、『飛鳥寺』だったのですよね。




仏教が伝えられた時にお寺を作るということでその当時の最先端の技術を集結して、日本という国家が外国に馬鹿にされないように精一杯の背伸びをしながら頑張って頑張って作ったのがこの美しい『飛鳥寺』なのです。






飛鳥寺






もちろん、雷や火災でお寺自体は焼けてしまって今あるのは再建ということになるのですが、飛鳥寺の中にいらっしゃる大仏様は木ではなく金属だったせいで今でもちゃんと残っておられるのです。




そして、去年がその大仏様の開眼千四百年の記念の年だったのです。
(飛鳥大仏開眼は、法隆寺が建てられる11年前なのだそうです。)





開眼千四百年






ここの大仏様の前で、聖徳太子様も蘇我氏も天皇家の多くの方々もみな一様にひざまずき手を合わせたのです。





そして、もっと凄いことに当時の庶民も同じ場所で同じようにひざまずき手を合わせたのです。











飛鳥大仏







ここの大仏様は写真に撮ってもいいのだそうです。
実はこの大仏様の前で私と友達は住職さんに大仏様が入るように写真を撮っていただいたりもしたのです。
なんて、おおらかなのでしょうか。





そして、ちょっと嬉しいことに私が座っていたところに実は先日、紀子様が座っていらっしゃった場所なのだそうです。





紀子様は名前を変えて身分を伏せて学習院の生徒たちとお忍びでいらっしゃったそうです。






それから、またクイズ・ヘキサゴンで御馴染みのスザンヌちゃんも最近来られたそうです。



藤田まことさんはちょくちょく来られるそうです。



実は私も飛鳥に来たときには必ずここに立ち寄ります。
一年に何度か来たくなっちゃうのです。
なんだかとても落ち着くのです。
故郷に帰ってきたかのように…。




阿弥陀如来様もいらっしゃいます。
もちろんお写真を撮らせていただいても大丈夫なのだそうです。





阿弥陀如来





それから、最近この美しい西陣織の飛鳥大仏が完成したそうです。
髪の毛よりも細い糸を何万本も使って作っています。
私は最初、絵だと思っていたのですが、西陣織だと知ってびっくりでした。





西陣織






それから、ガラスケースの中に『飛鳥寺や山田寺の瓦』も展示されていました。

実は私はこういった瓦や土器の類がめちゃくちゃ大好きなのです。

あ~、良いな~、欲しいな~、…。(もちろん、ダメです。)
こんなもの欲しがるなんて本当に変わっていると思われるかもしれませんが、本当にこういうものが大好きなのです。
何故だか自分でも分からないのですが…。





瓦





ここ、飛鳥寺は蹴鞠をしていた中大兄皇子が中臣鎌足と初めて出会う場所です。


もちろん、鎌足はその出会いの時を待っていたのですが。


このお寺の裏手には入鹿の首塚があります。
首塚は飛鳥板葺の宮を睨んでいるかのようです。



このお寺で大化の改新へと向かう歴史の曲がり角の始まりが生まれた場所なのです。



私はいつまでもここを離れたくなくてお寺をゆっくり歩きまわっていました。




段々暗くなってきたのでそろそろうが行かなくてはなりません。


いつものように、その飛鳥寺の入口にあるお店で『飛鳥の蘇』を買いました。
飛鳥の蘇は30リットルの牛乳を7~8時間かけて5キログラムにまで煮詰めた甘みの少ないキャラメルのようなチーズです。



当時は高貴な方々の滋養と栄養のための高価な食べ物だったのだそうです。



私はこれが大好きでまたまた買ってしまいました。



本当に離れがたい気持ちを抑えて、このあと飛鳥寺を後にしたのでした。





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Last updated  2009.01.05 10:50:32
コメント(6) | コメントを書く


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Re:飛鳥寺(01/05)  
olive2004  さん
飛鳥寺は高校の時に社会見学で行ったきりです。マリアさんのお勧めなら、今年是非行かせていただきます! (2009.01.05 13:22:37)

Re[1]:飛鳥寺(01/05)  
olive2004さん
>飛鳥寺は高校の時に社会見学で行ったきりです。マリアさんのお勧めなら、今年是非行かせていただきます!
-----
そういう人は多いと思います。
今回一緒に行った友達もそうでした。
でも、彼女もその時とは全く違うと、とても感動していました。

飛鳥駅でレンターサイクルを借りて地図を見ながら探索するのが一番楽しいかも知れません。

是非、甘樫の丘から飛鳥三山と藤原京跡を見て下さい。
歴史の風を感じることが出来ると思います。

レンターサイクルは橿原神宮駅でも返すことができます。
お昼は、石舞台のそばの『夢市』のランチがお手軽でお勧めです。

一日で見きれないほど、素晴らしい場所が満載ですよ。
是非、お友達と行ってみて下さい。
(2009.01.05 16:19:14)

Re:飛鳥寺(01/05)  
++夏菜++  さん
飛鳥寺が本当にお好きなんですね^^
レーナマリアさんのお話に引き込まれ、行きたくなりました。
お寺では、京都の三十三間堂と北鎌倉の明月院、日光の輪王寺などが好きです。
神社は・・・・・ 選ぶのが難しいですね^^;
(2009.01.05 18:15:14)

Re[1]:飛鳥寺(01/05)  
++夏菜++さん
>飛鳥寺が本当にお好きなんですね^^
>レーナマリアさんのお話に引き込まれ、行きたくなりました。

はい、飛鳥は良いですよ。
春はレンゲと菜の花がめっちゃ綺麗し、夏はきらめく太陽に輝いているし、秋は柿や烏瓜、冬の冷たい空気の中歩くと気持ちが凛とします。
いつ行っても最高です。

>お寺では、京都の三十三間堂と北鎌倉の明月院、日光の輪王寺などが好きです。

私も三十三間堂は大好きです。
昨年は二回行きました。
人のいない時の三十三間堂は凄い迫力で地上ではないみたいですよね。

>神社は・・・・・ 選ぶのが難しいですね^^;
-----
北鎌倉の明月院、日光の輪王寺は初めて聞きました。
夏菜さんが好きならば行ってみたくなってしまいました。
覚えておいておきます。
夏菜さんがブログにUPするときには是非教えて下さいね。 (2009.01.05 21:20:02)

Re:飛鳥寺(01/05)  
ple-plus  さん
明日香も最近は整備されて回りやすくなりました。
30年くらい前は入鹿の首塚も、民家の路地を抜けてあぜ道を歩いて行った記憶があります。
実は飛鳥寺からあんなに近かったとは意外でした。
自称「明日香プロ」の私ですが、実は飛鳥寺の中に入ったことがありません(笑)
あの小さなお堂に入るために拝観料を払うのをケチり続けてきた小市民(^^)
水落遺跡にある案内板や、飛鳥資料館にある「飛鳥京復元模型」を見ると飛鳥寺の往時の姿がわかります。
あの大仏様も、創建当時のものは顔と指の一部だけというブラックジャックのような満身創痍のお姿。
私は往時の伽藍と大仏を思い、現在の寺の姿を直視出来ないのかも知れません。
私は法隆寺が一番でしょうか。
金堂が修理され、真っ暗だったお堂に照明が入ったそうです。
ご本尊はもちろんのこと、国立博物館で見た四天王像も見えるのでしょうね。
飛鳥寺の300円はケチっても、法隆寺の拝観料1000円は納得して払っています(笑) (2009.01.06 07:11:26)

Re[1]:飛鳥寺(01/05)  
ple-plusさん
>明日香も最近は整備されて回りやすくなりました。
>30年くらい前は入鹿の首塚も、民家の路地を抜けてあぜ道を歩いて行った記憶があります。

そうなのですか、確かに最近どんどん回りやすくなっていますね。

>自称「明日香プロ」の私ですが、実は飛鳥寺の中に入ったことがありません(笑)

えーっ、それはもったいない。
是非、次回は入ってみて下さい。

>あの小さなお堂に入るために拝観料を払うのをケチり続けてきた小市民(^^

>水落遺跡にある案内板や、飛鳥資料館にある「飛鳥京復元模型」を見ると飛鳥寺の往時の姿がわかります。
>あの大仏様も、創建当時のものは顔と指の一部だけというブラックジャックのような満身創痍のお姿。


確かに、顔に継ぎ目があり焼けた後も見受けられます。

>私は往時の伽藍と大仏を思い、現在の寺の姿を直視出来ないのかも知れません。

なるほど、そういう見方もできますね。
でも、私はどちらかというと建物そのものよりもその場所にこだわる方です。
建物や遺跡などの位置関係に興味があるのです。
あ~、ここを聖徳太子があるいたのかとか、ここに座ったかも知れない、などと想像して感激してしまうのです。

>私は法隆寺が一番でしょうか。
>金堂が修理され、真っ暗だったお堂に照明が入ったそうです。
>ご本尊はもちろんのこと、国立博物館で見た四天王像も見えるのでしょうね。

それは、見たいですね。
ただ、私は子供のころ法隆寺の近くに住んでいて、少なくても20回以上はも行っているのに、拝観料を払って入ったのは、実は最近になってなのです。
しかも一回だけ。
かなりの小市民です。

>飛鳥寺の300円はケチっても、法隆寺の拝観料1000円は納得して払っています(笑)
-----
それはすごい、私は1000円と聞いただけで40年近く、遠慮していたのに…。
でも、確かにそれだけの値打ちはありますよね。
(2009.01.06 23:22:39)

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