イメージガールの仕事



イメージガール。
なにをイメージしているのか、よくわからんが、まー派手な制服だった。
ショッキングピンク。夏はセーラームーンのような薄いピンクと紫という、
少しいかがわしい衣装に身をまとい、ひたすらに笑顔をふりまく。

みーんな、モデル事務所に入るような完璧なスタイルの持ち主ばかりだが、
まりひめは競馬の知識がある。という強みで、試験もパスし、
(アルバイトなのに、研修後の試験・昇級試験など、あった)
「ボックス買いの説明」から、「馬主受付の場所」「ターフィーくんの人形を
販売しているブース」「給茶コーナー」など、競馬マニアでも?と思うような
ことまで、ありとあらゆる事を知り尽くしていたのかもしれない。

試験というのは、試験するスタッフが、客のふりをして
「休日払い戻しは何時までですか?」
「ステーキを食べたいんだけど」
など、いろいろな質問をしてくる。
本当に、そんなお客ばかりなら、いいのだが、いろいろ困ったお客とも
めぐり合ってしまう。

☆へんなおっさん☆
色黒というか、てかってて、どちらかといえば、お付合いしたくないような
気持ちわるい風貌のおっさんが、ずーっとつきまとっていた。
そのおっさんがくると、まりひめの横にぴたっと立ち、
「今度、デートしよう」
「今日もかわいいね」
など、言われたくもないようなことばかり、たらたら言う。
そして、警備員が不審がってくると、すーっと逃げていくのである。
表立った被害もないし、どうすることもできないから耐えるのみ。
そんなおっさんにつきまとわれて3ヶ月くらいした頃、帰宅するため
電車に乗ったら、おっさんも乗っていた。自信過剰だったのか、おっさんを
まこう。と思い、トイレで時間つぶしたりして、乗り換えて駅を下りたら、
なんと、おっさんが後ろにいた。てくてく歩いて、コンビニに入ると、
おっさんも入ってきた。つけられてる?怖くなって、うろうろうろうろ、
疲れて早く帰って化粧落としたい(仮面のように化粧していた)のに、
帰られないじゃないか。うろうろ・・・。



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