Marsworld―悠々徒然

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2012.12.24
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テーマ: 徒然日記(24678)
カテゴリ: ご挨拶
ご無沙汰しております。
皆様、お元気にお過ごしでしょうか?

2012年もあとわずかで終わりますね。

さて。

先月。
11月30日。
父が身罷り、
急遽日本へ帰国いたしました。

知らせを受けたのが、

早朝から出社し、仕事の段取り等を付けることが出来、
また奇跡的にフライト(席)も確保できて、
同日のお昼の便で帰途につけました。

お陰様で、お通夜の前日に間に合い、
一晩自宅(と言っても、弟宅ですが)で家族と一緒に、
添うことが出来ました。

到着した晩は、千歳空港が大雪のため、
滑走路を除雪しなければならず、
上空で20分ほど待たされたりなんぞしましたが、
まあ何とか無事に着陸し、
心配だった天候も、

本当に助かりました。
こういうのも、ご加護と言うのでしょうね。
特に告別式の朝。
昇る太陽の見事さには目を見張りました。

201212241059_5957_iphone.jpg

確執が全くなかったわけではない父との関係ですが、

今は、ココロから、ありがとう・・・です。

今頃、大好きな恋焦がれる最愛の妻(母)と再会できて喜んでいることでしょうな。
ママは苦笑いしてるでしょうがw

葬儀は送る側に様様なドラマがあり、
送られる側はほくそえみながら、
それらを眺めているのではなかろうか・・・

そんなことをふと思ったりなんぞします。

実は今回の葬儀でも、
【遺影】を三回も変更すると言う騒ぎがありましてね。
今となっては笑い話ですが。

弟たちは、母の遺言(父の遺影に関しての指示)について失念していたようで、
既に決定していた遺影(それも中々好い写真が見つからない中で何とか決めていた)を、
わたしの話を聴き少なからず驚き動揺したようでして、
遺影写真を変更できるかどうか、葬儀屋さんに確認したのでした。
『かまいませんよ』とのお言葉に甘えて、
ぢゃあ変更させていただこう!となったのですが~
肝心の母の選んであった写真が見当たらない・・・!
父の棺に一緒に入れてあげてと(これまた母の希望=生前に全て用意してあった)、
母の着物一式はちゃんとあるのに、写真は・・・ない?!
探している時には見つからないもので・・・
結局、そのイメージに一番近いのを(生前、二人でバンフにわたしに会いに来た時の写真)見つけ、
葬儀屋さんに渡し、とりあえず母の意志を反映させることが出来たと、
ホッとし、母の形見の着物の畳紙を開くと・・・そこに!
ハイ。
しっかりと件(くだん)の写真が一緒にたたまれていたのでした。
弟と二人で顔をあわせて、見なかったことにしたいようなそうじゃないような~w
そして。
平身低頭で、再々度の変更を葬儀屋さんに頼んだと言うわけです。
ママの悪戯なのか、なんなのか・・・
いやはや。

201212241059_6843_iphone.jpg

然るにその遺影は、まさに父が一番輝いていた頃の好い顔なんですな。
テンガロンハットをかぶった姿。
一般的な遺影にはふさわしくないかもしれないけれど、
母が選んでおいてくれたもの。
家族としても、大満足でした。

当事者である我々にとっては、
真剣であるがゆえの滑稽、
悲劇は究極の喜劇、
素晴らしいオチとなって、
父の見送りの忘れがたきエピソードの一つとなりました。

生きとし生ける、全ての命に幸あれ!

逝くものたちに、敬礼!

いってらっしゃい。
また会う日まで。

そして皆様、
善き新年をお迎えくださいませ。

今年もお世話になりました。
Thanks a lot手書きハート





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Last updated  2012.12.25 08:56:28
コメント(8) | コメントを書く


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Re:サヨナラ&アリガトウ 2012・・・の巻(12/24)  
印象深いお見送りになったようですね。
いってらっしゃい、また会う日まで。
とてもいい言葉だと思いました。 (2012.12.25 22:34:45)

Re[1]:サヨナラ&アリガトウ 2012・・・の巻(12/24)  
Marsworld  さん
つくり家さんへ
ありがとうございます。
そう仰ってくださって、
供養になります。
感謝です!
(2012.12.26 07:29:59)

Re:サヨナラ&アリガトウ 2012・・・の巻(12/24)  
かつしちー  さん
お悔み申し上げます。
で、同じ御見送りなのに母上様の時と比べ随分アッサリ感があるぞ。
心中は、Mar姉の中でいろんな事があるんだろうけど(^^);

特にfbの投稿でそう思った(笑)
最近両親の今後が心配になってるかつしちーでした。
(2012.12.27 20:49:24)

Re[1]:サヨナラ&アリガトウ 2012・・・の巻(12/24)  
Marsworld  さん
かつしちーさんへ
>お悔み申し上げます。
ありがとうございます・・・!

>で、同じ御見送りなのに母上様の時と比べ随分アッサリ感があるぞ。

薄々アタイもそう感じてたんだけど~~~w(ヲイヲイ)

>心中は、Mar姉の中でいろんな事があるんだろうけど(^^);

まーね。まるまる六年も入院看護を受けてたからねぇ、頭はしっかりしてるのに、カラダがゆーこと効かんってのがね、、、父にとっては、本当に辛かっただろうなと思われるしね。それが開放されたわけで・・・
ブラザーたちも本当によくしてくれたし。
院長先生やスタッフの皆様にも感謝だよ。

>特にfbの投稿でそう思った(笑)

あは☆ 確かに、怒涛の「食い倒れ編in北海道」だったもな~~~ あれみて、「不幸」があって帰った人だとは、思えんよなあw

>最近両親の今後が心配になってるかつしちーでした。

お元気でいてほしい!って思うよ~
自分の親は二人とも逝ってしまったけど、
だからこそ、友人知人の親御さんのご健康を祈らずにはいられないね。
達者でいてくださるのは、本当に喜ばしいことであるよ!!
あと、ワシラも元気でいないとねw
(2012.12.28 10:22:21)

Re:サヨナラ&アリガトウ 2012・・・の巻(12/24)  
Oyabin さん
いやいや、怒濤の年末追い込みがやっとひと段落しましたよ。

本当はゆっくりと電話でもと思っていたのですが
中々そんな余裕も無く…>_<…
申し訳無かったね。


ところで今、君はどこにいるねん? (2012.12.28 21:41:14)

Re[1]:サヨナラ&アリガトウ 2012・・・の巻(12/24)  
Marsworld  さん
Oyabinさんへ
この度は、お忙しい折にお悔やみを頂きまして誠にありがとうございました。。。感謝。

>いやいや、怒濤の年末追い込みがやっとひと段落しましたよ。

お疲れ様でございますです。ハイ。

>本当はゆっくりと電話でもと思っていたのですが
>中々そんな余裕も無く…&gt;_&lt;…
>申し訳無かったね。

いやいや、そのお気持ちで十分でございますです。
こちらからも改めて、連絡いたしまするよ。
親ビンの声が聞きたいっす。


>ところで今、君はどこにいるねん?

ん?既に、ヴァンクバに戻ってきておりますよ?
えっとかれこれ二週間、、、
あっという間のニッポン滞在でございました~

(2012.12.30 09:03:04)

Re:サヨナラ&アリガトウ 2012・・・の巻(12/24)  
Mar姉さん、こんな夜中に今読ませていただきました。
ジーンとしたので思わずコメントさせていただきます。(Mar姉さんも、かつしちーさんも、文章のレベルが高いんですよね。見習わなくては。)
お父様のこと、コメントでもお気持ち、すごく良くわかります。
うちも、一昨年の12月10日に父がこの世を去りました。急なことで覚悟はできていなかったので、最後までゆすって呼び戻したりしてしまいましたが、心の奥底では、病院のベットや老人ホームで、食べたいものも食べられず自分で歩けない生活は生きていると言えるかしらと思っていたので、亡くなった父が元通り天国では歩けていっぱい食べられるであろうと想像し、「よかったね」と思いました。遺影の写真も家族でアルバムをひっくり返して大騒動で選びました。結局バリバリ働いてる頃の会社のパーティーかなんかの写真になって、笑って今もリビングにいます。うちは家族だけで、折鶴やお菓子を入れてひっそりと送りました。悲しいよりちょっぴりホッとしました。前よりもちゃんと見守っていてくれるような気がしています。(勝手ですが)
Mar姉さんも、きっとご両親が空から仲良くしっかりと見守ってくれてますね。そう思います。
海外で活発に過ごされてるMar姉さんに今年も刺激を頂戴して、私もがんばりますね。日記楽しみにしています。
(2013.01.08 02:38:58)

Re[1]:サヨナラ&アリガトウ 2012・・・の巻(12/24)  
Marsworld  さん
yumiyumi39さんへ
こんにちは!読んで下さってありがとうございます。
そして、あたたかきお悔やみのお言葉を賜り、感謝です。
ゆみさんの御父様は急逝されたのですね。見送る側は本当にお辛かっただろうとお察し申し上げます。
愛するご家族に囲まれて、最期を看取ってもらえてお父様は安心して旅立つことが出来たのではなかろうか、、、と思います。

葬儀と言うのは(それが密葬であっても)特に、仏式のそれは、巧くできたシステムだな、、、と実感しております。初七日を過ぎ、ふたなのか、みなのか・・・そして四十九日、一周忌、三回忌、、、と、残された側に、ココロの軌跡とともに「悼む」ことと「癒される」ことが同時になされる・・・
時間の経過は決してスピリチュアルペインそのものを癒すわけではないですし、想い出は褪せるどころか、いよいよ鮮明になったりもしますが、見送った側が「時を振り返る」ことが出来、未来を再び取り戻す勇気を得るには、メモリアルディを幾つも越えていくことで可能になるのかな・・・と、そんな風に思います。
「死」は「生」に繋がってるんだな、とも。

ゆみさんの御父様も、身軽になって痛みのない世界で、にこやかにゆみさんを見守っていらっしゃるでしょうね。

お互い、健やかで、笑顔で、日々を送ってまいりましょうね。どうかご自愛くださいませ。

そして、今年もどうぞよろしくお願いいたします!
(2013.01.09 11:29:43)

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