Tomorrow is Another Day

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The Kinkaid School


とは言っても、ヒューストン在住の方以外にはなんのこっちゃ?って事だと思いますが、この学校はここでは、「名門私立学校」なわけです。

日本の、特に東京の私立学校事情には、まったく疎いので、どう比べていいのかわからないのですが、「慶応幼稚舎」が超名門私立校なら、その次って感じでしょうか?
幼稚園から高校まであります。場所も領事公邸のすぐ裏です。お金持ちエリアに鎮座ましましている学校です。

さて、この学校。申込書の最後の一ページ程を「家族、親類縁者の出身者」を書くために有している程で、「家族、親類縁者が在校生、卒業生を優遇する。」方式の学校です。きっと名門私立では当たり前の事なんでしょう。

私も去年までは、全然知らなかったのですが、アメリカの私立学校では、なんと「生まれた時から」将来の受験の為に「登録」する学校があるそうです。私の知ってる限りでは、ヒューストンではセント・ジョーンズって学校だけですが、これを聞いた時にはおったまげました。どうやら、イギリスの名門私立(寄宿舎があるような)もそうらしいです。きっと、ルーツはイギリスなんでしょうね。よくわからないですが。

サンフランシスコから来た幼稚園のママに聞いたら、サンフランシスコにもそう言う私立学校は結構あるそうです。「受験する為に登録」するんだそうです。毎年、受験者数を決めていると言う事で、日本だと国立大学の付属小学校の抽選みたいなもんなんでしょうか?←未だ、よくわかってない。

このKinkaid Schoolはそこまでではないのですが、そのセント・ジョーンズに次ぐ名門校として、ヒューストン西部では燦然と輝いておるのです。授業料もお高いです。
まるも家ではとても捻出出来る金額ではありません。では、「どうして、見に行ったの?」って事になるのですが、「お金持ち」「卒業生の子供優先」と言うだけではなく、学校としての評価もかなり高い学校なので、「何がそんなに良いのか?」を見に行きたくて、しぶるダンナを引きずって見に行ったわけです(笑)。

結果。設備はとても良いです。校舎が新しくて、これまたきれい(清潔)。Pre-Kから4年生までの校舎に、図書館、美術室、音楽室、理科室、小さな発表会が出来るステージなんかが、レイアウトされていました。先生達の雰囲気は「プロフェッショナル。」

でも、よく考えて見ると、私なんかが通っていた大阪の市立小学校(大阪の中心地に戦災を生き残った校舎が立っていた。)や、広島の小学校(当時築20年くらい?)の方が、音楽室や理科室、美術室の設備は整っていたし、図書館だってひけを取らないものでした。年額100万以上の授業料を払う学校の施設が日本の公立小学校とあまり違わない、って言うのにも驚きました。ひょっとしたら日本の公立学校ってすごいんじゃないか?って思いました(笑)。

ダンナによると、「コストパーフォーマンス的にはFay よりもKinkaidだろう。」との事。どうせ、それだけのお金を出すのであれば、年額1000ドル程の違いであれば、設備もよく評価も高い学校を選ぶのは、まぁ妥当な話しです。でも、この学校、とにかく入るのが大変らしいです。かなりの「狭き問」だそうです。もう、来年度の申込は閉め切られています。
http://www.kinkaid.org/index_reloaded.php

まるも的評価:
そりゃぁ、評判通り良い学校だと思います。でも、この校舎を笑顔で走り回る(廊下は走ってはいけません^^;;)、我が息子の姿が目に浮かばなかったです。もし入れたら、それはそれで素晴らしいけど(ステイタス的にはこれ以上はないでしょう)、全ての面(経済的、家庭環境、等々)で、まるも家にはちょっと合わない学校です。


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