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2010年04月08日
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カテゴリ: 万年筆
こちらはオークションで落札した「モンブラン 221」と言うモデルです。

モンブラン 221

1971年~90年代初めまで販売されていた息の長いモデルで、吸入式と両用式の2種類ありましたが、こちらは吸入式。

息の長いモデルですので、それなりに変遷がありますね。

以前ご紹介した「モンブラン No.0221」も「221」系に属するのでしょうが、別のモデルとしてカタログに掲載されていた時期もあるので、別系統になるようです。


この万年筆は、ペン先はユニット化されており、刻印は「585」のみ、キャップリングには「221」の刻印がありますので、70年代のモデルではないかと思います。

モンブラン 221 キャップを開けた状態

そもそも、私の物として落札したわけではないのですが、実は、問題があって手元に残っています。

全体的に小キズはありますが、比較的綺麗な状態で、ペン先は適度な撓りがあり、非常に書きやすいのですが、残念なことに

1.ピストンの後ろにインクが回ることがある。
2.暫く置いて、キャップを開けると首軸にインクが付着している。




と言う事で、分解して修理してみる事にしました。

「221」は分解しやすい個体ですが、マイナーチェンジを重ねているので、どの「221」も以下の手順でOKとは限りません。

そもそも、不用意な分解は怪我の元なので、どうしても必要な時に参考にして下さい。

それから、無謀な修理なので、同じ症状でも真似をしない方が懸命です。


では、分解開始。工具は不要です。

首軸と胴軸は、ねじ込み式になっているので、回すだけで分解OK。

モンブラン 221 首軸と胴軸の分解

ペン先ユニットは、外側から首軸に内部に向かって押し込んで外します。

モンブラン 221 ペン先ユニットを外す

ユニットと言っても、ペン芯にペン先が取り付けられているだけですが。


インクビュー部分も独立した部品になっており、取り外せます。

モンブラン 221 インクビューを外す

「221」以外の70年代のモデルでも要注意ですが、この2つのパーツ、簡単に軸から外れるので、無くさないように注意が必要です。

以前、誤って洗面台に流してしまい、運よく回収できた経験がありますが、冷や汗ものでした。




モンブラン 221 シリンダーを外す

このシリンダーは胴軸にねじ込まれているので、回して取り外すことが可能です。


続いて、ピストン部分の分解。
まず、尻軸を回してピストンを押し出し、分解しやすい位置に持って行きましょう。

モンブラン 221 ピストンを外しやすい位置へ

この状態で、ピストンを手に持って回すと、ピントンの先端部分を簡単に外せます。

モンブラン 221 ピストンを外す

ここまで来ると、尻軸を回せば、尻軸も簡単に取り外せます。

モンブラン 221 尻軸を外す




モンブラン 221 全パーツ


ピストンの後ろにインクが回る問題については、交換部品も無いですし、インクが漏れて困るわけでもないので、安易にピストンヘッドのの後ろにシリコンオイルを少し流して、シリコンオイルが効果発揮してくれる事に期待しました。


今回使ったのは、ラジコンカー用のものです。




これはダンパー用で、若干粘土はありますが、ほぼ液体です。
他にデフ用もあり、それぞれ種類があるのですが、良く分からないので適当に買いました。

模型用のシリコンオイル

シリコンオイルは、ピストン吸入式の万円筆のメンテに欠かせませんが、鉱物系の油が入ったものは樹脂には優しくないですし、スプレータイプのシリコン潤滑剤の中には、アセトンが使われているものもあるので要注意です。

アセトンはアクリルを侵します。


続いては、首軸にインクが付く問題の解決です。

分解して調べても首軸周りのパーツには、亀裂や破損は無さそう。

どうもキャップを開け閉めする度に、首軸と胴軸の接合部からインクが上がって来ているみたいなので、接合部の螺子溝をシールする事にしました。

モンブラン 221 首軸の接合部分の螺子溝をシール

ここで秘密兵器登場です。




モンブランの60年代、70年代のモデルでは、この螺子溝のシールに松脂が使われたという情報があったので、楽器店で、楽器の弓や弦に使う松脂を買ってきました。

これはバイオリン用。
他にも種類がありますが、適当に選びました。

バイオリン用の松脂

しかし、完全な固形で、このまま塗れる様な代物ではありません。

これを溶かして首軸に塗ればと思い加熱したのですが、かなり過熱しないと塗れる様な状態にはなりませんし、直ぐに冷めて固形化するので、樹脂相手には使い物になりません。

他のものと混ぜてクリーム状にして使うのが、多分正解なんでしょうが、何と混ぜれば良いかなんて分かりません。

うーん、困りました。


で、思いきってこれを使って見る事に。
革のメンテナンスクリーム、ラナパーです。

革用のラナパー

天然由来の成分なので、多分、樹脂に悪影響を与えないでしょうし、少し塗って水道の蛇口の水で流してみても、意外に水に耐えそうなので、無謀な事をしてみます。




で、結果はと言うと、7日たっても首軸のインクの漏れは皆無。
ピストンヘッドの後ろにインクが回りこむ問題も解消できました。

ええ、自分でもビックリです。


しかし、どの程度、ラナパーに耐久性があるかという問題と、溶け出した脂分がペン芯などに悪影響を与えないかと言う懸念があります。


最悪、接着するという手段がありますが、これだけメンテナンスしやすいモデルなので、ちょっと勿体無いですね。


ちなみに松脂で出来た首軸用のクリームは、海外の通販サイトなどで買えるので、そもそもラナパーは無謀です。






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Last updated  2010年04月08日 00時40分04秒
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