福井の掟②

孫渡し 編

これまた、金のかかるイベント。出産後、1ヶ月は実家で過ごした後、嫁ぎ先に我が子をつれて帰る時に一緒に持って帰る品々。道具を先に嫁ぎ先に持って行き、近所の方々も呼び、嫁ぎ先でいわゆるお披露目会が開かれる。
私と実母、我が子はそれぞれ着物を着る。我が子は着物をすぐ脱いでもいいように、ベビードレスをきている。
嫁ぎ先に着いたら、以下のようなことをしなくてはならない。

仏前に座り、帰ってきたことを報告。
集まった近所の方々に、お祝いを頂いたお礼を実母が言う。
我が子をお披露目
私は一旦下がり、着物を脱ぎ、近所の方々に振る舞う食事の準備をする。
準備を終えたら、一人一人にお酌をして回り、挨拶とお祝いのお礼を言う。
皆さんのお食事が終わると、手土産を準備。
お見送り

・・・と、まあ、このような御持て成しが行なわれる。

ちなみに、孫渡しの品々をあげますと・・・

ベビーベット  ベットメリー  タンス
ベビー服(4~18ヶ月までのサイズの服をそれぞれ何枚かづつ)
おむつ(新生児・S・M・Lサイズを1ケースづつ)
滑り台  箱型ブランコ  室内用ジャングルジム
ベビーカー  チャイルドシート 抱っこホルダー  
お布団セット  柵  押し車  木馬  歩行器
トイレ訓練用品  ベビースゥイング  亀の甲

と、こんなカンジ。

近所の方々に渡す手土産13個も、実家が用意しなくてはならない。

ちなみに、嫁ぎ先の家も、近所の方々にお膳立てしなくちゃいけないし、手土産用意したりと、これまたお金がかかってる。

最近は簡素化がすすんで、こんな事しなくなってきてるんだけど、このうちを仕切る曾祖母さまがしなくてはいけない、の一言で、行なう事になったそうな・・・。

節句 編

嫁いできて、初めて迎える 桃の節句 には、これまたご近所の方々や分家の方々にもちを配る。ちなみに嫁ぎ先が用意する。

んで、男の孫ができて、初めて迎える 端午の節句 には、同じようにもちを配るが、今度は実家が用意をする。
そこでまた金がかかったのが、鯉のぼり&五月人形・・・。

実家の出費ははかり知れない・・・。 




© Rakuten Group, Inc.

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: