2003年12月30日(火)
イタリア(4日目) フィレンツェ、ピサ
朝起きて、朝食。
今回の朝食は、昨日とは打って変わって盛りだくさんです。
コーンとトマトが入ったグリーンサラダまである!
本物のイタリアントマトだわ~♪
サラダにはエキストラバージンオリーブオイル&バルサミコ酢&お塩
を降りかけて、イタリア~ンでいただきます(^-^)。
パンの種類も豊富でケーキみたいなのまであって、やっぱりビュッフェ
スタイルはこうじゃなくっちゃねって感じでした(^-^)。
午前中はフィレンツェ市内半日観光です。
ドゥオモを眺めながら通り過ぎ、市場で触ると幸せになれるという、
皆に触られて鼻がテカテカになったイノシシの像を更にテカテカに
すべく撫でさすって写真を撮り、ポンテ・ヴェッキオへと向かいました。
ポンテ・ヴェッキオは、その上に貴金属の専門店が並んだ橋。
昔はお肉屋さんが橋の上に並んでいたのに、だれかえらい人が臭いから
とか言ってやめさせて、貴金属のお店が並ぶようになったんですって。
変な感じ~。
でもさすがに綺麗で華やかな感じになってます。
で、この橋の上にはもう1つ渡り廊下みたいなのがあって、川を隔てた
ヴェッキオ宮殿とピッティ宮殿を繋ぐ渡り廊下になっているそう。
お金持ちなメディチ家さんが、お家から別荘に行くのに庶民が通る道を
通らなくても良いように専用の渡り廊下を2階に付けたとか。
付けたとか。
お金持ちも桁が違うと、やることも違うわねぇ。
私の実家は山の上だったけど毎日学校帰りに山登りをするのが嫌で、
お金持ちになったら専用エスカレーターか専用ロープウェイでも
付けてやろう!と企んでいたのに、いまだ実行できず。
なのに。。。
メディチ家の財産が欲しいところだワン。
その橋を渡って、ピッティ宮殿へ。
要塞みたいなつくりの宮殿です。
外観は綺麗でもないんだけど、中に入るともうゴージャス!です。
中庭も広くて、2階にはパラティーナ美術館があります。
この美術館の展示品は主に絵画なんですが、よくも、まぁ、こんなに
壁に絵を飾ったものね!というくらい、所狭しと壁に絵が掛けられて
いるのです。
隙間があればそこを絵で埋めろ!と言わんばかりに。
お部屋の中は悪趣味なくらい豪華絢爛(失礼(^^ゞ)。
彫刻も沢山ありました。
気に入ったのはテーブル。
いくつか、天然石で装飾をしたテーブルがあったんだけど、これが
凄く綺麗。
もともと石好きな私。
お1つ欲しくなりました。が。無理ね~。
その後また橋を渡り、ウフィツィ美術館の前を通ってボッキオ宮殿の
前に出、ここでもダヴィデ像の複製(何体作ったんだろう。)を拝み、
ドゥオモに戻って、今度はドゥオモの中を見に行きました。
このドゥオモは外観が印象的でしたね~。
白い石に緑の模様が入っているの。
天井の丸いドームは赤い屋根。
他ではあんまり見たことない色合いかも。です。
市内観光はここでお終い。
ガイドしてくれた人が凄く分かりやすい説明をしてくれる人で、
良かったです。
それからツアーご一行様は揃って昼食へ。
メニューは野菜スープと、豚。
豚!?
ぶ、豚!?
そうです、昨日ちょっとヽ(`Д´)ノプンプンだった豚の薄切りです。
それが再びだったのです~。
昨日よりは厚切りだったけど、2日続けて同じメニューってどうよ。
ツアーなんだからさ~、その辺気をつけようよぉ~~!
しかも薄切りじゃん。
同じじゃん!
同じだけならまだしも、薄いじゃぁ~~~ん!!
ここだけの話(?)ガイドさんは私たちと違う、もっと豪華な食事を
していたようですよ。(フィレンツェ名物Tボーンステーキかも!)
そんなことってアリなのか!?
がう~ヽ(`Д´)ノ。
デザートなんて、なんだったか忘れましたっ。
午後は自由行動。
皆はオプショナルツアーの「ピサ半日観光」に申し込んでいた
ようです。
昨日のフィレンツェへ移動中のバスの中で確認してました。
私達もガイドさんに聞かれましたが、答えはNO。
何故なら~、自分達で勝手にピサに行くからで~す。
現地で会うかもね、なんてお昼ご飯が一緒のテーブルだったご夫婦に
だけ事実を伝え、みんなと別れて出発です。
先ずは駅に向かいます。
切符を買いましょう。
どうやって買うの?
どこ行き?何駅?いくらだろう?
券売機みたいなのがあったので、それに向かってチャレンジ!
言語を英語にして(英語があってよかったぁ。)、行き先はとりあえず
ピサ中央駅にして、カードで2人分の切符を買いました。
なんとか買えた。
昔の飛行場の掲示板みたいな、黒字に文字でパタパタパタと表示が
変わる行き先案内板に「ピサ行き」となっている電車があったので、
ホームまで行ってみました。
と、電車が動き始めます~。
遅かったか!
しょうがない、次の電車を待つか!
と思っていたら、後ろから人が走ってきて、まだゆっくり動き出した
ところだった電車のドアを開けて乗り込んでいきました~。
おー、凄い。
さすが外国!
ダーリンの顔を見て、やる?なんて聞いて見たものの、そんなに慌てて
飛び乗って実は違う場所行きだったらやだし、自分でもやる気は起きず、
電車を見送ってしまいました。
次のピサ経由らしい電車を見つけて、普通にそれに乗りました。
ガイドブックによるとピサまでは55分。
なんか疲れていたのでダーリンおねむ。
私もおねむ。
少し意識が飛んだような気がしましたが、乗車後45分くらいからまた
緊張し始めます。
車内アナウンスなんてないから、自分で降りるところに来たら勝手に
下りなくちゃならないんだもん。
しかし、行けども行けども違う駅。
だんだん不安になってきます。
座席に座っていたのが、心配で連結部分の乗降口前で待ち構えるように。
結局乗車から1時間20分ぐらいで目的のピサ駅に~。
ガイドブックったら、どっかの住宅情報誌みたいに短く書きすぎだぜ。
ヒヤヒヤした(^^ゞ。
斜塔までは歩いていきました。
街の建物が、黄色い壁に緑の窓で統一されていて可愛かった。
と、目の前に斜塔が見えてきました!
本当に斜めだ~。傾いてる~。
なんか笑っちゃいました。
ピサ記念にジェラートを食べます。
ダーリンはチェリー味、私はチョコレート味。
チョコレートが濃厚すぎるぐらい濃厚で、私は大満足(^-^)。
あれ?あそこにいるのはツアーご一行様だわ!
事情を話していたご夫婦にも気付かれちゃいました(^^ゞ。
斜塔グッズがある露店を冷やかしつつ、斜塔を振り返り振り返り帰路に
着くことにしました。
帰りは駅までの道を遠回りしちゃったけど、電車は2度目だったので
わりとスムーズに(^-^)。
面白い経験が出来ました。
フィレンツェに戻り、夕食の時間で~す。
お昼ごはんに超不満。
個人ピサ行きで、ツアーよりもちょっと得した気分。
そんな私たちは、少しだけ贅沢をしました。
ガイドブックにあったレストランで、シーフードサラダと海老のパスタ
それにビーフとカモのグリルを1つずつ。
デザートにはパンナコッタと洋ナシのタルト!
これがね~、全部美味しかった!
すっごく美味しかったの!!
メニューがイタリア語でちんぷんかんぷんだったんだけど、日本語の
出来る人がヘルプできていて、その人に聞いて食べたいものが食べれたし。
パンナコッタがナンテコッタ!くらい美味しかった~(^-^)。
美味しいご飯に大満足。
ルンルン気分でホテルに戻って、おやすみなさ~い。


