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この本読むと、ホントにお肉食べたくなくなります。

意味がないことのために、命を殺している、というのがすごくヤダなあ。

「しかし私を当惑させるのは、口いっぱいに子牛の肉をほおばるとき、その動物の経験する惨めさや痛さについてどうして考えが及ばないのか、ということである。
もう母親に会えないのかと恐れて啼く仔牛について、ほんのすこしでも考えられないのかという意味だ。
それで食欲をそぐことはないのか?
そうなのだ。
肉を食べる人は、食べるという重要な過程を邪魔するそのような無法な考えはもたない。
肉を食べる人のなんと素晴らしい精神よ!
被害者の最も残酷な様子を無視するという才能を駆使して、すばらしい楽しみを味わえる無限の包容力を持つ。
精神が分裂している」


そうなんだよね。

私も「肉を食べること」と「その肉を得るために動物を殺すこと」は本来同じはずなのに(多分、意識すると食べられなくなるからだと無意識に?)「それはそれ、これはこれ」という思考をしていた。
筆者の言う通り、精神分裂状態。

20代の頃に、一瞬そのことに気がついたけど、やっぱり見て見ぬふりをしてしまった。

でも、ここにきて見て見ぬふりができなくなってきた。
(自分も子どもを産んだこと、ネコを飼っているけど、殺して食べられるか?というと食べられないこと)


今は玄米菜食を実践しつつあるけども、完全に肉を断つというところまでは、まだまだ。
なかなか難しい。
徐々に減らして、最後は食べなくてもOKなところにいきたい。
一度、屠殺場を見学した方がいいかもしれん。






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最終更新日  2011.03.09 10:32:58
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