時は2018年、アメリカのグラミー賞に、歌手「K」が韓国の歌手として初めてノミネートされる可能性が出て来た、とテレビのニュースが伝える。
CNNのインタビューに、キリン芸術高校の理事長チョン・ハミョン(ぺ・ヨンジュンさん)が自分の才能を引き出してくれた、と語り、在学中からグラミー賞を取る人物になる予感はしていたか、との質問に、
一方、声楽を学ぶヘミ(スジさん)はコンサートを開き、ヘミの追っかけベッキ(ウンジョンさん)はコンサートで写真を撮りまくり、コンサートが終わった後もヘミにくっついて行き、ヘミに写真を渡し、
その中の1枚を気に入ったと言って、ヘミは財布の中にしまう。
その時、ヘミとベッキがキリン芸術高校の前を通り過ぎると、すれ違う学生たちにもまれ、
「あの、おバカ学校・・・」
とヘミが言うと、ベッキは、
「おバカ学校じゃないわよ、最近のスターはみなあそこの学校を卒業するらしいわ・・・。
でもあなたがそう言うなら、おバカ学校よね・・・」
とつぶやく。
そして、もまれた時にヘミは財布を落としてしまい、偶然それを拾ったインソンから、仲間のジングク(テギョンさん)はそれを取り上げて、返そうとヘミについて行く。
中国から帰国したヘミョンは、インチョン空港で、同じ飛行機に乗って帰国したキム・ヒョンジュンと再会し、ヒョンジュンは、
「同じ飛行機なら、前もって知らせてくださいよ、理事長。もしかして私に会いに来たのですか?」
とヘミョンに聞き、その模様はテレビのニュースで流される。
ヘミが、レンタカーのチラシ配りのアルバイトをしていると、そこに借金取りのマ・ドゥシクが現れ、
「父さんの借金、娘のお前が金なり体なりで返してもらわないとな」
と迫って来て、ヘミは嫌だと言って逃げるが、駐車場の屋上に追い詰められてしまう。
「俺と遊ぼうぜ」
と借金取りたちに言って逃げ始め、ヘミも別の方向に逃げて行き、地下鉄のホームでジングクはドゥシクに捕まってしまうが、ヘミが投げた靴がドゥシクの頭に当たり、その隙にジングクは地下鉄に飛び乗って、目の前にいたヘミに抱きついてしまう。
「また会ったな。俺のこと覚えていないか?昔会ったんだけど」
と言うジングクに、ヘミは財布の中にあった写真がなくなっていたため、
「写真、返してよ。男ならその写真ほしいと思う気持ちは分かるけど、変態じゃないの?」
と言い、ジングクが、
「お礼を言うのが先だろ。俺が助けてやったんだから」
と言うと、ヘミは、
「私だって、いま助けてあげたじゃない。写真返してよ!」
と言って、ジングクについて行く。
「3年ぶりですかね、理事長が復帰されるのは。歓迎パーティーの準備をしてあります」
と言うが、ヘミョンは、
「いや、まずは学生たちに会いたいですね」
と言って、学校の中を視察しはじめる。
その途中で、3週間後にデビューを控えた男性ダンスグループに目が止まり、その中のひとりに
「腕のサポーター、降ろしてみて」
と言うと、サポーターの下には手術をした縫い傷があり、ヘミョンは、
「練習をやめさせてください」
と、ボムスに告げる。
そして、ヘミョンが、
「新人オーディションの準備は、ちゃんと進んでいますか?」
と言うと、ボムスが、
「直接、審査なさるのですか?」
と言うため、ヘミョンは、
「審査しては、ダメですか?」
と言って、去って行く。