blanc+

blanc+

保険。



時計を見ると7時。
市立病院まで車で40分ほどかかる。
寝ている子を無理に起こして
一日中機嫌が悪かったら・・・
そう思うと病院へ行く決心が鈍った。

それにこの日は私の誕生日だった。

この日は病院へ行くことを止めて
保険の契約をとる仕事をしている知り合いに会うことにした。

車で2時間のところに私の実家がある。

子供二人を連れて実家へやってきた。
母親の経営している飲食店を待ち合わせ場所に指定した。


知り合いはまだ来ていなかった。
その間、母親とあーだこーだと息子の様子を話し
いろんな創造を膨らませ合った。

私は
"ひょっとしたらガンではないだろうか"
何の根拠もないがそう思っていた。

そのカンが当たらないよう、
そう願っていた。

入院する事になったら困るから
だからって保険やさんに合うことにしたわけではない。
学資保険というのに入るためだった。
私は貯金が好きではない。
だから学資保険はある意味私向きの商品なのだ。


契約を済ませて、午後3時頃店を出た。
帰って夕飯の支度をしなくちゃ。

ちょっと焦っていた。


© Rakuten Group, Inc.
X

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: