鴇禎林檎農園 tokisada apple farm

××incrocio 2. 愛故の交差





さて・・・

気を入れて目的を果たそう。
この調子じゃ夕方になっても写真が撮れない。
のんびりやりすぎるのが私の悪いクセだ・・・とは解っていても、それが私なんだから仕方ないじゃないかと思う、この怠惰な脳味噌が嫌い。
お尻を叩かれてやっと動くタイプというのは、周りからしたらイライラするんだろうなあ・・・

ギキッ!

!?

目の前にいきなり、真っ赤な塊・・・車か・・・、車種で言う、マスタングがあらわれた、というか、急ブレーキをかけて止まった。
私は車に詳しくはないが、何かのポスターか何かで見たことがあって、それと解った。
というか、外車はこれしか知らないんだけど。
そんなことより、危ないじゃないの!!
ムッとしたので、運転手がどんな人間なのか見てやろうと、窓に薄いスモークがかかって幾分見えづらい車内に目をこらす。
・・・睨んでないよ。
すると、運転手が降りてきた。

う・・・な、なにかする気なの!?

若干動揺する私の前に、運転手・・・
男・・・のようだ。

私はグッと唇を結んだ。


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