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2013年12月05日
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 小学3年生の時、今から60年ほど前、宮古島全校バレーボール大会があった。それが終って、中学生の姉とその友人達と私は、揃って帰途についた。その間、姉たちの会話は弾み、笑い声や奇声が飛び交った。

 道半ばまで来た時、突然強い風が吹いた。驚いて上空を見上げると、いつの間にか、不気味な黒雲が渦巻いて、空全体を覆っていた。次の瞬間、叩きつけるような強烈な衝撃が轟音と共に炸裂、全員砂利道の路面に叩きつけられた。同時に視界を遮る横殴りの豪雨となり、渦巻く風が、怪獣の咆哮ような音を出して吹き荒れた。私たちは姉の導くままに、這いずりながら、道下の岩の窪みにたどり着き、中に入って身を寄せ合った。   

 近くでドカーンという音がし。真っ黒い、巨大な何かが、まるで何物かに引き上げられるかのように吹き上がってくのが見えた。見上げるとデイゴの巨樹が根こそぎ引き抜かれ、上空高くで枝葉を撒き散らしながら回転していた。他にカヤ葺きの屋根や、山羊、馬らしき家畜も上空でぐるぐる回っているのが見えた。岩石が猛スピードで飛交い、目の前を折れた木が、ボロ切れのように吹飛ばされていく。あまりの恐ろしさに、私は泣叫んだ。

 爆風は1時間ほどで止んだ。この時の風速は80メートルまで観測出来たが、気象台が吹き飛ばされてそれ以上は観測不可能となった。気象台の人の話だと、最大瞬間風速百メートルを越したのは確かだという。





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最終更新日  2013年12月05日 20時50分14秒
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