椿荘日記

椿荘日記

日帰り温泉と祖父と孫




昨日は実家の両親を連れて、新しく鶴巻に出来た日帰り温泉「弘法の里湯」に行って参りました。介護疲れや、何やかにやで鬱気味の母と、パーキンソンで日頃入浴が思うに任せない父のことを考えて、夫が提案してくれたのです。

「鶴巻温泉」は街自体は、駅名が示すような温泉街はないのですが(商店や、マンションなど普通の住宅が立ち並んでいます)泉質は良く、近いこともあって(自宅から車で30分のところにあります)以前から日帰り入浴に利用していました。

真新しい破風が目立つ日本風の概観で、浴場も休憩室も清潔です。ただ規模の割には駐車場が小さく(20台ばかりです)、その代わりに(?)敷地内に美術館が建っています(公営だからでしょうか??)。
夫が車を駅の向うに置いてくるのを待たねばならず、その間、息子に「(美術館に)入らないの?」と聞かれ「お風呂に入りに来たのだから」と答えて、怪訝な顔をされました(マリは「ついで」で絵は見ないのでした)。

お休みの最後の日でしたし、丹沢のハイキング帰りのお客さまで大変混雑し、数少ない洗い場は一杯でした。流石に私物を置いて占拠する不心得者はいない様でしたが、女性は得てして洗い場に長い時間座り込んでしまいますので、待ちきれない母と私は仕方なく(でも流石に赤ちゃんを抱いて立ち往生している若いお母さんはお気の毒でしたが)、シャワーブース(これも一基しかありません)でそそくさと体を洗い、湯船に入ることに。

塩分を含んだお湯は気持ち良く、疲れが流れ出ていく様です。母の表情もほっと和んだ様子で、四方山話しをしながら、大好きな露天風呂を横目で眺めつつ(マリは体調の為、特に冬は駄目なのです)、適当に暖まったあたりで切り上げました。

休憩室で殿方達を待ちながら、母と麦酒で歓談、父の一時的な入院とヘルパーさんの依頼を持ちかけると、どうしても「嫌」とのこと。
入院は父が「可哀相」で、ヘルパーさんは「知らない人を家に入れるのはどうしても駄目」だそうなのです(実は以前からそうで、昔、書生さんのような居候~?!~が実家にいたのですが、その人は特別でした)。
現在は、介護センターからマッサージの方が週に3回来て下さっているのですが、この方は母のお気に入りで(若い女性で、とても優しい方です)、他の人にもし変ってしまったらどうしようなどと今から心配している程なのです。本当に駄目な時は言ってねと念を押し、このお話はおしまいになりました。

なかなか来ない父一行を気にしていると、夫の先導で、息子に支えられ、愛用の杖(マリのイギリス土産です。握りを外すと、ハードリカーを入れるフラスコが仕込んである、「飲兵衛」には画期的なものです~笑)を突きながらご満悦の父がやってきました。
入浴中、夫と、特に息子が背中を洗ったり、頭を洗ったり、着替えを手伝ったりと、至れり尽くせりだったそうで、今も腰を下ろすのに手を貸している息子を見て、母は「良い子に育って・・」と、目を細めていました(確かに「面倒見は良い」のです。体が弱いくせに飲兵衛のマリもよくお世話になっています~苦笑)。
大人達に麦酒を買ってくるお使いさえ厭わない息子をみて、母親のマリでさえ、確かに良い子だわと首を捻ってしまいました(本当に何故でしょうね?)

両親を家まで送り、帰りの車の中で、たまに一緒に遠出するより、こうして月に一回でも連れていってあげようねとの夫の言葉と、それに大賛成してくれる息子に、心から感謝のマリでした。

*2002年1月14日(月)記





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