その３。

出島から思案橋まで路面電車に乗る。実はものすごく距離が無さそうで、
楽～に歩けそうだ、という事を再確認する(^-^;
行くならここ！とチェック済みで、『さるく』にも「「トルコライスと
いえば。。」の後に続く店として評判が高い」と書いてあった九州最初
の喫茶店(創業大正14年！）の「ツル茶ん」本店に突入(^-^;;
レトロな雰囲気の内装。ちょっと懐かしい、昔っぽい喫茶店という感じ。
トルコライスはバリエーションが５種類＋新製品１種類＝６種類!(^.^;
基本の「トルコライス」は大きな平皿の上にパターライスと、懐かしの
スパゲッティナポリタン、薄めカリカリのポークカツの上にカレーソー
スと生野菜の付け合せ。かなりのボリューム(^－^;;;
Ｓは「フリカンデルトルコ」を注文。「フリカンデルって何？？」と
言ってたら、お店の人が「ハンバーグの事をオランダではフリカンデル
って言ったんですよ」との事。こちらはバターライスにバジルスパゲッ
ティ、牛肉たっぷりでジューシーなハンバーグにドミグラスソース。
びみょ～に組み合わせは違うが、ボリュームはどちらもかなりのモノ
だ。なのに何故だか、もりもり食べられてしまうのだ(^o^;　薄味のせ
いなのかなぁ？お腹にもたれる感じもなく、きっちり完食 /(^－^*
食後にコーヒーをもらい、やっと落ち着いて店内を眺めてみる。オー
プンキッチンになっていて、どんどんトルコライスが作られていく。
チキン・海老フライ・中華風。。そういえば注文があってからバター
ライスも揚げ物も焼物も作っているようなのに、出てくるのがとても
早かった。厨房の中では３代目と店長さんがきびきびと働いている。
ふむふむにやにや、と満腹・満足モードで厨房を散々眺めた後、地図
を広げてこれからどうしようかと検討していたら、シェフ帽・細い赤
ストライプのシェフの服に白いエプロンの店長さんがにこにこしつつ
「貴方達の写真も上手く撮れていると思うけど、これにも写真載って
　るから(^-^) 」と、裏に地図が入った「ツル茶ん」のパンフをくれ
た。写真撮ってるのを見られていたのはちょっと恥ずかしかったけど、
これはうれしい。にこにこ返し(*^-^*)

お腹満足でお店を出るが、私にはもう一箇所チェックしている店があ
ったのだ。てくてくっとそこに向かって歩く。一回通り過ぎてしまい
Ｓの「待った！」が入り、引き返す(^-^;
で、「桃太呂」の前に立つ。ここはテイクアウト専門のぶたまん屋さ
ん。ガイドブックに一個￥50と書いてあったけど、お店の前には一人
前￥500と書いた札。う～む。。一人分って10個？と思って店内と覗き
こむと、中では手作業でどんどんぶたまんが作られていた。一個の直
径６～７cm高さ４cmくらい？関東の肉まんとは違い、西のぶたまんは
小さめで餡が美味い。豚肉が美味いのかな。。？大好き～(*^-^*)
でもお腹いっぱいなので一人前だけ購入。これを持ってうろうろ。
本当はあのナゾの“巨大黄色玉”に向かって歩いていたのだが、この
ぶたまんのほかほか～が気になってしょうがない。どこか公園でも探
そうという事になってきょろきょろしていたら、新地中華街の門が見
えた。どうせ予定なんてあって無きが如しなので、急遽中華街方面に
向かって左折する。しばし中華街を徘徊。

長崎に行く、と行ったら「中華街は端から端が見えるくらい小さいよ」
と言われていた。横浜の中華街と比べる気はないけど、確かに本当に
狭いエリアだった(^-^;　少しお店を冷やかし、びいどろ細工の店でＳ
がピアスをお買い上げし、反対側の門を出た所にあった公園のベンチ
に座り込む。で、早速ぶたまんをいただく。あらら不思議。さっきま
でお腹いっぱいだったのに、さくさくとお腹に収まっていってしまう。
うまうま～(*^-^*)　あっと言う間にぺろり。ご馳走様_(._.)_

一息ついて、腹ごなしをしないと、と、今度こそ本当に“巨大黄色玉”
を目指して大波止方面に向かう。ここには「夢彩都」というデパート
風のテナントビルがあり、どうやら“巨大黄色玉”はその隣の細長い
倉庫の上にある「ドラゴン・プロムナード」というオブジェ等が飾ら
れた広場？みたいな所にあるらしく、ガイドブックでそれを見つけた
Ｓ曰く「龍が玉を追っているような感じにデザインしてある」んだそ
うだ。ずんずんと“巨大黄色玉”に向かって歩く。近づくにつれ、そ
れがとっても道から遠い所にあるのが判明。しかもそこに行くまでに
は長い長い階段を登らないと行けないようだ。まぁそれはそれほど
障害にはならなかったのだけど、階段のそこここにゴミがものすごく
たくさん落ちていて、派手な落書きもあるし、なんだか変な臭いも
ほのかにしているのがなんとなくイヤな感じなので、黄色玉の近くま
で行くのは断念する。
ここって長崎市管理なのかな？もう少し綺麗にしないと、かなり観光
地的にはヤバイと思うのだけど。。(-.-;;
「夢彩都」に行くが、ガイドブックに載っていた１階の感じの良さそ
うなカフェはつぶれていて、どうやらスタバが入るらしい。う～む。
スタバ苦手派の私にとってはちと悲しい。。長崎は珈琲文化の歴史
が長いから、街のあちこちで美味しい珈琲がいただける。スタバなん
ていらないんじゃん。でも若い人は行くのかな。流行ってるし(-。-”
ビルの中は普通のショッピングタウン。あまり目につく物も無し。

ビルを出て、港に沿って歩く。釣りをする人、散歩をする人、沿岸警
備隊の舟の上では慌しく乗員が動き回っている。今、海岸沿いの広範
囲を再開発していて、公園にするらしい。少し曇ってきたが散歩する
にはいい天気。ホテル先の松ヶ枝の埠頭に巨大な豪華客船が止まって
いるのが見える。てくてく。近くに寄って見れば、本当に大きい。
船体に「クリスタル・ハーモニー」と書いてある。どこから来たのか
なぁ。。スゴイね～等といいつつ、のどかな徘徊は続くのであった。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　その４。に続く。

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