その2。



misaki no maguro

7/12(金)
爆睡してたら、Uさんに「日の出が見れるよ!」と起される(^-^;
だだっ広いベランダに出て、水平線の向こう、久里浜側に登って来る太陽を
2人で並んで眺める。おお~絶景!!(^O^)
今日も雲はあるけど、すっきり快晴。暑くなりそうな予感。。。
まだ早かったのでしばらくゴロゴロしてお喋りしてから、ひとっ風呂浴びに
出かける。お風呂はそこそこ人がいたが、広いので気にならず。
まだちょっとひんやりした朝の空気が気持ち良くて、しばらく露天風呂で
ぼ~っとする。ここのお湯は柔らかくてとても温まって部屋に戻る。
さ~て今日はどうしよう?城ヶ島行こう!観光船乗ろう!三崎港に新しく出
来たらしい産直センター行こう!と盛り上がる。

6:30すぎ、朝食を食べにレストランに行く。結構品数多く、味も良し。
手作りっぽいがんもどきを煮たものが美味。洋食もあったが、あえて和食を
食べる。私は普段とあまり変わらない量を食べたが、Uさんはちょっと驚く
ぐらいの大量の朝御飯を食べる\(◎o◎)/
一休みして10時近くにチェック・アウト。三浦海岸駅から三崎港行きのバス
が出ているハズなので、時刻表が分らないかフロントに尋ねるが「知りませ
ん」との返事。ここはとことんこういう面でのサービスが悪いし、フロント
係の教育が悪い。感じわる~~~!(-"-)ハード面はいいのにねぇ。。残念。
送迎バスで三浦海岸駅まで連れて行ってもらう。
駅で三崎港行きのバス時刻表を見ると、朝早くと夕方にしか直行する便ナシ。
これじゃ~ダメじゃん!と迷わず京急に乗り、終点の三崎口まで行く。
そこで城ヶ島行きのバスに乗って、三崎港に向かう。とてもローカルな、港
町の風情はとても懐かしい感じ(^-^*

三崎港のバス停で降り、「うらり」という名の産直センターに行く。
ホテルでもらったパンフレットにはかなり混んでる写真が使ってあったが、
平日だし時間も早めなので、ほとんど客がいないフロアを歩く(^-^;
建物はキレイだし、確かに扱っているまぐろや魚介類加工品は新鮮そう。
ここの一画にある、あるお菓子を扱っているお店で「まぐろ入りあん入り
“まぐろのかぶと焼”」というお菓子と目が合ってしまった(-.-;;
これは握り拳半分くらいの大きさで、美味しそうな茶色の生地で、まんま
“まぐろのかぶと焼”を模ったモノで、これが透明な袋に一個づつラッピン
グされ、かぱっ!と口を開けたまま30個くらい並んでいる様はなかなかに
壮観。可愛ぇ~(笑)結局バラで数個、ウケ狙い土産用にゲットしてしまう。

“とろまん”に後ろ髪引かれつつも、建物の2階の展望デッキに上がる。
カキ氷やアイス、ちょっとしたナゾのお土産(あまり三浦半島にも三崎港
にも関係無いモノばっかり。。)を売る売店のおね~さんもヒマそうで、
私達と、私達の前に来ていたおじさん2人組のお相手をしてくれた(^-^;
その売店のおね~さんが展望デッキの向こう、港の先の方に停泊している
船を指して「これからあの船からマグロを下ろす」と教えてくれた。
遠洋に行っていて、何ヶ月かぶりに帰ってきた船らしいのだ。
このおね~さんの、この情報の情報源は、こういう遠洋に行って帰って来
た船にリアカーで衣料品を持って行って売るおじさんで、このおじさんが
今朝1階に来て「昨日の昼にまぐろを積んだ船が着いたんで、今日は陸揚
げに来るぞ」と言ったんだそうだ。ガセネタではなさそう(^.^;
最近はマグロの漁獲高が減って、これが見れるのは珍しいんだそうだ。

しかし、待てど暮らせどなかなかマグロは揚げられてこない。。
おじさん2人組もしばらくわくわく待っていたが、あまりに動きが無いの
で諦めて行ってしまった(-.-;急ぐ旅でも無し。。と、ぼんやり待ってたら
いきなりUさんが変な事を言い出した。
「あんな所にアヒルがいる」「アヒルが踊ってる。。」
むむむ~!あまりの暑さにオカシクなってしまったかUさん!と思って恐
る恐るUさんの見つめる先を見ると。。。私からは柱の影で見えなかった
所で。。。ホントに踊っていたのだ!アヒルが!!(*_*)
ある船の舳先で、アヒルの“着ぐるみ”が狂ったように踊っている。
下でそれを撮影しているらしき人が居て、周りの子供が手を振っている。
子供に手を振り返しつつ、ひたすら青いセーラー服着たアヒルは踊り続け
ているのだ。。。あ~Uさんがオカシクなったんじゃなくって良かった(笑)
売店のおね~さんも「あ!ホントだ!」と驚いた様子。ご心配おかけしまし
た。。Uさんはまともでございました_(._.)_
外は炎天下のまさしく真夏日。“ガ~コ”←これは勝手にこちらで命名(^-^;
はひとしきり踊った後、着ぐるみ脱いで(笑)どこかへ消えた。
一体なんだったんだろう。。。???

そんな事に気をとられているうちに、なんだか船の周囲の動きが慌しくなっ
てきてた(^.^; どうやら陸揚げされたマグロを積んで運ぶトラックが全部
揃うのを待ってたらしい。
ふと、何気なくそちらと違う方に目をやると、またしても“ガ~コ”が。。
今度は船の下に降りてきて、桟橋で踊り狂っていた(^o^;
いやはや。。何なのだ一体(-"-;; 気になってしょうがない。。
またしばらく踊ったり、ポーズをつけたりしたのを撮影した後、今度こそ
何処かに“ガ~コ”は消えた。。(-"-;

クレーンに人が乗り、やっと陸揚げが始まった。
でっかいクレーンの先からぶら下がった太いワイヤーが船倉まで下ろされ、
その先にわさわさと、かっちんこっちんに凍った尻尾を落とされたマグロが
何匹かまとめて引っ掛けられて、それが陸に上がってくる様は結構見応え
アリ。(上の画像がその様子です。よ~~く見ると、クレーンの先にマグロ
が引っ掛けてあって、それを人が囲んでいるのが見える。。かな??)
それにしても大きい!それに積んできたマグロの数もスゴイ。
陸揚げが始まったらどんどんどんどん下ろされてくるのだが、後から後から
出てくる出てくる。。(-.-;;
ほどほどに見て満足した所で、デッキの日陰まで椅子を出してくれた売店の
おね~さんにお礼を言いつつ、そこを後にする。
すぐに来た城ヶ島行きのバスに乗り込み、一路城ヶ島の灯台を目指し、旅は
続くのであった。。“ガ~コ”のナゾを残したまま。。(笑)
                        その3。に続く(^.^;




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