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下野しもつけ歌壇より 僕の好きな短歌 下野新聞(栃木)7月28日付星野清氏選夕づきて雨になるらし早苗田さなへだの補植しをれば蟆子ぶゆおびただし真岡 橋本みち子【僕の寸評】上手すぎるほど上手い見事な作品だが、・・・やっぱり、地方紙歌壇は地味だな~との感想を禁じえないのも事実。ガラス戸に我が影見ればいつよりか窄すぼめたる身の貧しく歩む那須塩原 松本サキ【僕の寸評】ミスター・チルドレン「innocent world」(桜井和寿作詞)冒頭の歌詞を思い出した。類型的な発想だが、実感はある。洗濯物干しゐる吾の足もとに蟻の群れ追ふ二人のひこは塩谷 吉沢行子【僕の寸評】ほのぼの短歌の佳作。「ひこ」は、孫の雅語的表現、またはひ孫。シーソーもジャングルジムもなくなりて安全になった砂の公園那須塩原 那珂川喬科【僕の寸評】作者のシニカルなまなざしに同感。この「安全」は、いわばカッコ付き。冷ややかな皮肉が効いている。ある意味、文明病とも思う。*難読と思われる字にルビを振りました。
2008年07月30日
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リンクしている宇多田ヒカル公式ブログによると、僕がひそかに敬愛してやまないディーヴァ(歌姫)宇多田ヒカル女史は、最近写経に凝っているらしい。しかも、その中身たるや、何と「唯識三十頌(ゆいしきさんじゅうじゅ)」であるという。三島由紀夫の畢生の大作「豊穣の海」四部作に出てくるので知ったという。・・・う~む、さすがだ。お目が高い。本物は本物を知るということか。決して突飛な感じはしない。とみに精神性を高めつつある最近の彼女の作品から推しても、十分想定内の行為だ。いかにもそんなことやりそうな人である。それにしても、宇多田の書いた経文(きょうもん)って、見てみたい気がする。・・・クマのマンガはもう見飽きたからなんだったら、次回作のCDにオマケとしてつけてはどうだろうか(・・・無理か)。その唯識(論)は、仏教の精神分析学であるといわれ、仏教哲理の真髄中の真髄とされる。これが分かれば、仏教がほぼ分かるというシロモノである。我が国では、五重塔でお馴染みの法相宗・興福寺が大本山で、かの有名な清水寺なども法相宗である。僕も入門書は持っており時々読んでいるが、とにかく凄いということだけは十分分かる 唯識のすすめ やさしい唯識 僕の無二の親友で、東京のある有名高校で半年間仏教史講座を持ち薀蓄を垂れた変人、いや知識人のSという男がいるが、彼もまた「唯識論」の大家であり、並みの坊主の知識などでは歯が立たないこと請け合いである。彼ははっきりと保守(右翼)思想の持ち主であり、やはり三島由紀夫からこのルートに入ったらしい。最近は悟りを開いたというようなことを言っている(・・・厳密に言うと「悟り」という用語は不正確らしいが、まあ我々凡夫に分かりやすく言うと、だいたいそのようなことらしい)。その読書量は半端じゃなく、厖大な梅原猛全集なども、彼に言わせればイロハのイらしい。行動力もものすごく、日本全国の神社仏閣を巡っている。思い立ったらすぐ新幹線に飛び乗る。・・・まあ、時間が割と自由になる営業職で、自ら小さな会社の社長だから出来るわけだけれども。彼には、慣れれば簡単なのだから、とにかく早くパソコンとインターネットを覚えて、その巨大かつ該博な知識量と薀蓄をブログなどで披瀝してはどうかとしょっちゅう勧めているのだが、そっちの方はまるでやる気がないらしい。決して機械オンチというわけではない。ケータイは完全に使いこなしているのだから、PCもその気になれば出来ないわけはないんだけどね。・・・世人の救済には関心がない、上座部(小乗)仏教徒のような友人Sなのである。
2008年07月30日
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山田雅巳(足利) 下野文芸前期賞(上半期)俳句部門下野新聞(栃木)7月28日付百五歳死を死に切りて桜散る酒蔵の屋号右読み初燕全身の麻痺を抱へて聴く初音ひきこもりやめて大根抜きに来よ* 山田氏は介護施設職員。自らも超未熟児として生まれ、20歳まで生きられないと宣告された病弱な少年だったという。「NHK俳壇」入選多数。作品には、真摯な人柄が滲み、情熱と繊細な感受性がみなぎり、圧倒的な力量と思う。初音:ウグイスなどの、その年に初めて聞く鳴き声。春の季語。
2008年07月30日
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昨夜28日は、ウォーキング・エクササイズの栄えある40回目~毎度暑い暑いとこぼしながら、我ながらよ~やるわ体調も絶好調で、実質1時間6分(66分)もやってしまった~。さすがにちょっと脚の筋肉が張って、夜寝床で攣(つ)りそうになった。・・・しろうとのせいか、自分の体調って、毎回やってみないと分からないところがあるんだよね~。いつまで経ってもそうなのだ。これは、以前やっていたトライアスロンの一環の水泳でもそうで、「今日はダルイな~、やめとこうかな~」なんて思ってる日に限って、泳ぎ始めると絶好調だったり、その真逆もあったりして、ホント、自分の体が全然分かってない男です~今年の夏は、当地では今のところ割合涼しいように思う。夕方の空など眺めても、盛夏じゃないみたいで、入道雲(積乱雲)がない感じ。昨晩も、この時期としてはけっこう涼しくて楽だった。なお、摂取カロリーと消費カロリーがつり合ってしまったのか、このところしばらく、体重77.5kg(空腹時)は微動だにしていない(多少の増減はあり)。・・・まあ、焦ることもないとは思うが、やはり長期間結果が出ないと、ちょっと不満。遠からず、割と一気にドド~ンと落ちるような気もちょっとしてるけどね。事実、80kgを割った前後は、確かそんな感じだった。ところで、先ほど遅い昼食を食べながらNHKの「スタジオパークからこんにちは」を見ていたら、脳科学者の茂木健一郎さんが出ていて、脳力開発の秘訣として、I)朝一番から脳を使うこと。II)同じこと(脳や身体運動)を繰り返すこと(継続は力なり)。III)想像とは思い出すことである。・・・と語っていた。これ、たぶん僕はある程度だが実践してるわ。I)については、確かに、僕なんかでも朝一番が一番短歌が読めるのは実感だ。脳が澄み切って、霊感が降りてくる感じなのだ。思いっきり脳を酷使する朝もある。茂木氏は毎朝ブログ「クオリア日記」を書いてるという。II)については、ジョギングやウォーキングが脳にいいということは、僕が知る限りでもかなり以前から言われていることで、脳科学的にも追認されたということだ。III)脳で何かを生み出すことと、記憶をたどって思い出そうとすることは、きわめて近いメカニズムで、側頭葉から前頭葉への情報の移転だそうである。したがって、記憶の情報量が多い老人に創造性がないというのは誤りで、単に意欲の問題に過ぎない、というお話だった。昨夜のデータは、正味63分(1.05時間)で8463歩。距離は、1歩75cmとして、8463×0.75≒6.35km平均時速は、6.35÷1.05≒6.05km/h現在の体重77.5kg。推定消費熱量は、「METS」を用いて、77.5(kg)×4(METS)×1.05(h)≒326kcalだった。* METSを用いる計算式については、こちら。体脂肪に換算すると、326÷7.2(kcal)≒45gに相当する
2008年07月29日
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読売歌壇より 僕の好きな歌 読売新聞 7月28日付岡野弘彦氏選存分に使ふ水さへ奢おごりとぞ思ふこころを嫁には強しひず茅ヶ崎市 若林禎子【僕の寸評】げにおぞましきは嫁と姑か。ここはぜひとも強いないでいただきたいものだ。敵意、殺意さえ生まれかねないと思う。職を得て家をはなれし子の部屋のカレンダーまだ三月のまま仙台市 亀卦川房【僕の寸評】うわ~、この寂寥感は本物だ~ 端正な佳作。小池光氏選結核に蝮まむしが効くといふ蛇屋ながく栄えてやめてしまひぬ八王子市 皆川芳彦【僕の寸評】蛇料理屋というものがかつてはあったらしい。台湾・広東には今なお多い。ちょっととぼけたユーモアと哀愁が感じられる一首。「栄ゆ」はヤ行の活用なので、連用形は「栄え」(「栄へ」ではない)。テーブルの真ん中に置く衝立ついたてが欲しいと夫つまは呟きにけり茂原市 中村多美子【僕の寸評】この「夫」の気持ちはよく分かる。・・・が、それ以上はこの際ノーコメントとしたい なお、「つま」は、もと「偶(配偶)」の意味で、文語文脈では「妻」「夫」の双方に用いる。「夫」と書いて「つま」と読ませることも、短歌表現では普通。栗木京子氏選雨あがりアガパンサスに蜂群れてデッサンする手に涼しき風よ豊中市 作田千恵子【僕の寸評】これはもう、一にも二にも「アガパンサス」という、僕などは見たことも聞いたこともない花の固有名詞が芯になっている。それを歌として上品に生かしきっている。その花を「デッサンする手に風」だなんて、ま~なんてお上品な~(笑)・・・その風になりたい健康な若さの匂う看護師を疎む日もあり雨降りつづく篠山市 清水矢一【僕の寸評】ここは「看護婦」としたいところだが、時代の趨勢で、まして新聞歌壇では仕方があるまい。「匂う」は、古語としては「輝くように美しい」こと。嗅覚ではない。何事も信用できぬ国にいてそれでも手には国産をとる神戸市 塩谷涼子俵万智氏選白よりも青がよかった紫陽花もそういうことを思うのだろうか熊谷市 板倉愛子【僕の寸評】これは、面白さがじわじわ~っと来るね。何が言いたいのか今ひとつよく分からんような、すっとぼけた味がある。チョコボールの銀のくちばしつくるものではなく歌はこぼれでるもの和歌山市 助野貴美子【僕の寸評】名歌だと思う。おそれいりました。この連想はすごいわ。こう見えて「チョコボールの/銀のくちばし/つくるもの/ではなく歌は/こぼれでるもの」と、句またがりで韻律もほぼ合っている。森永チョコボールの金のくちばしの「当たり」が出て、「おもちゃの缶詰」をもらった感激をまざまざと思い出した。・・・中身が何だったのか、まるで記憶にないのが不思議。・・・あのチョコボールのスピード籤(くじ)は、まだやってるんだろうか?今ちょっとネット上で調べた結果、どうも今もやってるらしい。昔とくちばしの位置が変わって、上部になったらしいことも判明* 難読と思われる字に適宜ルビを振りました。
2008年07月29日
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日経歌壇より 僕の好きな歌 日本経済新聞 7月27日付岡井隆氏選自動ドアだけはいつでも歓迎し吾が存在を認めてくれる盛岡 藤原建一【僕の寸評】こういったいじましい、というか卑屈っぽいことを言う人は、現実にはあんまり好きじゃないが、歌としてはなかなか複雑な面白さを持っている。晴るる間も曇る日も部屋を風通り今年の梅雨は老おいにやさしも松戸 関根賢人【僕の寸評】そういえば、今年の梅雨は確かにそうだったかも知れない。短歌による実況中継。衆人の非難注がるるマスカラに存在賭けてをとめ子化粧けはふパリ 松浦のぶこ【僕の寸評】電車内などで化粧をする少女か。命短し恋せよ乙女。穂村弘氏選妻の仏茶碗の縁につくひと粒のご飯を舌で取りたり川口 菅野孝仁【僕の寸評】リアリティが底光りしている、なかなかの名歌と思う。ただ、上の句の字足らず破調は、「亡き(妻の)」か何かの書き忘れか、誤植か? また、「ご飯」は「飯(めし、いい)」の方がいいのではないか。水圧を分散させるためだったか縄文式土器のV底東京 松本秀三郎【僕の寸評】ああ、なるほどそうなのか、という論理そのものへの興味と、短歌表現としての掟破りな意外性がユーモアを醸し出している。紫陽花を鑑賞しつつ行く道の細き戸の奥老女の目あり横須賀 浜田節子【僕の寸評】単なる写実なのかも知れないが、ゾクっとさせる不気味な結末。・・・夏向きでいいかもしれない。モナリザは見返し美人とふと思ふ数限りなき視線に耐えて湖西 菅沼貞夫* 難読と思われる字に、適宜ルビを振りました。
2008年07月27日
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昨晩26日は、調子に乗って連夜のウォーキング・エクササイズで、今季通算39回目。このところ、当地を含む北関東は「戻り梅雨」のような天気が続いており、雨催いだったおとといに引き続き、昨夜もこの時期としては意外なぐらい涼しくて、けっこう快適だった。体も完全に慣れており、疲れも残らなかった。そういえば、それで思い出したが、気象予報士・森朗氏が、「ピンポン!」(TBS系全国ネット)で、7月12~13日頃、平年より早めに事実上「梅雨明け」するが、その後「戻り梅雨」があるという趣旨のことを、7月上旬の時点で“予報(予言?)”していたことは、以前の記事でご紹介したが、現在、まさにその通りになっているといっていいのではないだろうか。僕の見るところ、気象庁の方が間が抜けており、森氏は完璧に言い当てたと思う。さすがプロ。司会の福沢朗さんは、あの陽気な口調でほめてあげてほしいさて、女房がプレゼントしてくれた、僕の目にはちと派手めに見えるタンクトップに短パン姿で“全力歩行”していると、すれ違う全ての女性が、老若を問わず振り返る。・・・彼女たちが、「ま~、ステキなオヂサマ」と思っているのか、「このクソ暑いのに無理しちゃって~、変なオヤジ~」と思っているのかは分からないが、・・・まあ、どっちかといえば後者かなと思うが(笑)、そんなこと僕の知ったこっちゃないのである人の目なんか気にしていたら、何も出来ない。僕は割と、そういうことは気にならない方である。なお、以前に作って痛い思いをした右足薬指のマメは、いつのまにか胼胝(たこ)になっており、全く痛まなくなっっていた。体ってうまく出来てるな~と思うところで、“宇都宮餃子”の聖地、馬場通り「みんみん」本店前には、夕方以降閉店まで、いつ見ても長蛇の列が出来ている。週末には、裏通りの店から表通りの大通りまで、「十戒」のエジプトを脱出して紅海を渡るイスラエルの民よろしく、驚くほどの行列のスペクタクルシーンが現われるのが常である。さらには、雇っているらしい制服姿の警備員までいるからすごい確かに美味い、皮まで美味いから当然であろう。・・・しかも、僕らジモティに言わせれば、この本店が見た目は一番薄汚いが、味は別格である。今や地元名士である店主の御大が、今も自ら焼いている。その行列の前を通り過ぎ、宇都宮の名の由来である二荒山神社の長大な階段を上ってお参りし、県庁の残業帰りの職員の間をすり抜け、栃木県警察本部を横目に眺めてUターン、そして一日も早く朝日新聞がマトモな新聞に更正できるよう蔭ながら祈りつつ、朝日新聞宇都宮総局の前を通って、市内の名所旧跡を一通り廻るルーティン・コース。実質45分(0.75時間)で6041歩。距離は、1歩75cmとして、6043×0.75≒4.53km平均時速は、4.53÷0.75≒6.0km/h推定消費熱量は、「METS」を用いて、現在の体重77.5kgを代入、77.5(kg)×4(METS)×0.75(h)≒233kcalだった。* METSを用いる計算式については、こちら。体脂肪に換算すると、233÷7.2(kcal)≒32gに当たる。
2008年07月27日
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昨夜25日は、ウォーキング・エクササイズの今季38回目。相当蒸し暑いかと思いきや、かすかな霧雨が降るか降らないかの雨もよいの空で、もちろん湿気はものすごいのだがけっこう風もあり、この時期としてはまずまず涼しく気分良く歩けた。体調も絶好調で、ほぼ“全力歩行”ができた。“花金”の夜とあって、どこへ行っても酔っ払いだらけで、見るからにうっとうしい。・・・この暑いのに、皆さま、お付き合い等々ご苦労さまです~ただ、女性が酔っ払って道端とかで乱れてるのは、見ててけっこう可愛いし楽しいので、全然OKです~・・・与謝野晶子も、不朽の名作歌集「みだれ髪」を残してることだし~(・・・関係ないか)。さて、昨晩は実質54分(0.9時間)で7282歩。距離は、1歩75cmとして、7282×0.75≒5.46km平均時速は、5.46÷0.9≒6.1km/hウォーキングとしては、かなり速い方。現在の体重77.5kg。推定消費熱量は、「METS」を用いて、77.5(kg)×4(METS)×0.9(h)≒279kcalだった。* METSを用いる計算式については、こちら。体脂肪に換算すると、279÷7.2(kcal)≒39gに相当する
2008年07月26日
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天璋院篤姫御台様御染筆御上り前拝領* 畳紙(包み紙)記述:御台様の御直筆、御入内前に拝領。年をへし池の岩ほの亀も猶なほうごかぬ御世に契りてやすむ安政三年(1856)辰十月(現行暦11月)年を経た池の巌(いわお)の亀でさえ小揺るぎもしない泰平の世に契って棲んでいるのだろうか。註けさ25日付の読売新聞朝刊文化面に載っていたのでご紹介する。「亀も猶うごかぬ」と「うごかぬ御世」がつながっている。池の岩陰に棲むめでたい動物の亀が「うごかぬ」ことと「うごかぬ御世(揺るぎない泰平の世)」に契って年月を経るであろう我が身をかけている。古今和歌集的掛詞(かけことば)の技法が冴えている。なお、「契りてやすむ」が「契りてや住む(契って住むのか?)」なのか「契りて休む(契って休む)」なのか、あるいはその両方がかけてあるのか、僕には今ちょっと分からないが、大意に影響はなさそうである・・・たぶん前者かな?どなたか分かる方がいらっしゃいましたら、ご教示下さいませ。天下泰平を切願し、半ば人身御供のような政略結婚で輿入れする直前の、篤姫の真情と深い教養のほどが偲ばるる名歌。大阪府池田市の好事家が1年半前に入手した、薩摩藩主・島津家の美麗な短冊の中から発見されたという。人気番組「開運!なんでも鑑定団」(テレビ東京系全国ネット)でもおなじみの、増田孝・愛知文教大教授(副学長、書跡史学)が鑑定し、篤姫の真筆と確認した。
2008年07月25日
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下野しもつけ歌壇より 僕の好きな短歌 下野新聞(栃木)7月21日付* 地方紙、田舎新聞とあなどるなかれ。わが栃木の地元紙・下野新聞の歌壇は、けっこうレベル高い方じゃないかな~と日頃から思っている。全般的に見て、さすがに都会的・軽妙な発想に欠けるのはいかんともしがたいが、土の臭いのする秀歌力作が少なくない。長山園子氏選閉ざされし水車小屋の門口かどぐちに鉄則のごと山法師やまぼうし咲く鹿沼 沖遊【僕の寸評】恐れ入りました。短歌ってのはこう詠むのか~と、勉強になる。2句目「水車小屋の」の字足らず破調が、いかにも惜しい。工夫の余地あり。百面相する赤子の顔に血脈の面ざし見えてまた遠退とほのけり宇都宮 田巻千須【僕の寸評】赤ちゃんの巧まずしてくるくる変わる表情の中に、血を分けた(・・・あるいは、もうこの世にいない?)親族の面影が一瞬現われて消えた。お見事。たとふれば光の如き物なりき戦中戦後のゴッホの馬鈴薯真岡 細島裕次【僕の寸評】ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ「馬鈴薯を食べる人々」(1885)の絵に自分史を重ね合わせた重厚な作品。 老鶯ろうおうの縄張にある家にして朝昼夕のこゑ時報にす那須塩原 天空昇兵衛【僕の寸評】野生の小鳥もテリトリーを作る。この方の家は、どうやらその中にすっぽり入っているらしい。ほのぼのとした、とぼけたユーモアが楽しい。ジャズ・バーのベースのソロは梅雨深き地下のフロアを濃く弱く這ふ佐野 黒田嘉彦【僕の寸評】僕も個人的にドラムスやベースのリズム系の音が好きなので、何ともいえないワクワク感と梅雨時のアンニュイが上手くまとめられている。* 難読と思われる字に、適宜ルビを振りました。
2008年07月25日
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くまんパパ 「短歌人」8月号掲載作品梅の名を冠かがふる雨によく似合ふ愁ひの調べショパンなるらむキャサリンとヒースクリフは何者かそれにつけても君のやさしさ *1ことばとふもののはじめのあらはなるすがたをきいてゐるよもすがら時は今雨に打たるる天が下誰もが支配したがつてゐる *2たまに行く歯科の無口な看護婦とともにしづかに歳重ねをり踊子が木綿のハンカチーフ振る昭和は遠くなりにけるかも *3*1 エミリー・ブロンテ「嵐が丘」*2 明智光秀「時は今天が下しる五月かな」*3 川端康成「伊豆の踊子」/松本隆「木綿のハンカチーフ」(太田裕美)/中村草田男「降る雪や明治は遠くなりにけり」* 自分なりに表現の実験を試みたつもりだったが、頭の中で捏ねくりまわしたような感も、やや否めない。ちょっと観念が上滑りしたかも知れない。・・・まあ、今回のは反省材料って感じ著作権を有します。© 2008 Kumanpapa Daddy Bear All rights reserved.
2008年07月25日
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読売歌壇より 僕の好きな歌 読売新聞 7月21日付岡野弘彦氏選おもかげのはるかになりし母なれど麦秋のころとなれば思ほゆ佐賀市 中島靖子【僕の寸評】平明にして端正な、正統派の佳作。巨匠・小津安二郎監督の映画の題名にもなっている「麦秋」(初夏)という言葉が、今は亡き母親への思慕と相俟って”セピア色”の抒情を醸し出している。活着のおそき植田を見守りて耐えよ耐えよとつぶやきているにかほ市 佐藤文雄【僕の寸評】「活着」は「かっちゃく」と読むのだろうか。農業(稲作)の専門用語なのだろう。早苗を植えた田に、無事な生育を祈る気持ちが見事に捉えられている。小池光氏選自然治癒できる女になりました虎尾草とらのおさげてぷうらりぷらり名古屋市 竹中美紀【僕の寸評】面白い。こういう巧まざるユーモア(・・・相当巧んでる?)、僕には絶対読めないのが悩み。「虎尾草とらのお」なんて言葉、なかなか思いつかないよね。わが「短歌人」総帥の小池先生も、たぶんお好きなタイプの歌である。帰宅して「あなた葱は」と言はれたりメモなどいらぬと言ひて出たのに東京都 森田厚【僕の寸評】僕も昨晩、近くのドラッグストアで「日東紅茶ティーバッグ」を買い忘れ、妻に嘆かれたばかりだ。微苦笑。(なお、ついでに申し添えれば「ティーパック」は誤り。「ティーバッグ」が正しいそうである。)電車内で男女の会話聞いてをり夫婦でないな楽しそうだもの【僕の寸評】理に落ちているが、面白いものは面白い。いわば現代狂歌。栗木京子氏選さびしさを詩歌によせて小夜のわれパン生地のごとふくらみており名古屋市 石黒清人【僕の寸評】上手いなあ。「さびしさ」なんていう月並な言葉を使う場合は、これほどまでに凝った発想と表現上の技巧を要するという好例のように思える。やっぱり、万葉時代とは違うわい・・・センチメンタルさを漂わせつつ、若干分かったような分からんような、軽い難解さもいい。難聴のわれは相手の顔を読む君はこんなに美人だったか千葉市 高梨満俵万智氏選星青く輝き始め岩陰に野生のヤクは身を横たえる高崎市 門倉まさる【僕の寸評】割とさらりと詠んだような歌だが、僕は好きである。寒天の気分で行った同期会帰る頃には煮凝にこごりとなる豊中市 原拓【僕の寸評】あ~分かる分かるって感じ。僕は母校高校同窓会幹事なので、当日ともなればはじめから、いい意味でも悪い意味でも煮詰まった煮凝り状態になってるのだが、一般参加者(?)の気分はこんな感じであろう。軽い気分で参加して、最後は甘美なるグチャグチャ陶酔状態
2008年07月24日
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昨夜22日は、ウォーキング・エクササイズの今季37回目。とにかく蒸し暑くて、始める前から汗ダラダラ。早くも夏バテか、体調も今ひとつの感じだったので、軽めにとどめた。実質45分(0.75時間)で6096歩。距離は、1歩75cmとして、6096×0.75=4572m平均時速は、4572÷0.75≒6.1km/h現在の体重77.5kg。推定消費熱量は、「METS」を用いて、77.5(kg)×4(METS)×0.75(h)≒233kcalだった。* METSを用いる計算式については、こちら。体脂肪に換算すると、233÷7.2(kcal)≒32gに相当する
2008年07月23日
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大きなお世話ですが、・・・先ほど、車中で夕方のラジオ番組を聴いていたら、プロのスポーツジャーナリストが「ニューヨーク・ヤンキースタジアムが“ロウチクカ”して」うんぬんと、ハッキリと2回ぐらい言っていた聞き手のアナウンサーは、とっさに何とかごまかそうと、ビミョ~に話題をそらしたりして焦っているように聴こえ、面白かったもちろん、「老朽化」は「ろうきゅうか」である。「朽」は「くちる」という訓読みに引きずられるせいか「ちく」と読み間違える人が、けっこう少なくないと思う。「不朽(の名作)」も、「ふきゅう」ですから、念のため。大のおとなになってこういう間違いをしていると、けっこう恥ずかしいと思う・・・お互いに気をつけませう
2008年07月23日
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朝日歌壇より 僕の好きな歌 朝日新聞 7月21日付永田和宏氏選これだけを己れの量とわきまえて遠き水汲みビルマの少女宮城県 中松伴子【僕の寸評】内容・表現ともに端正な短歌である。ただ、「ミャンマー」を「ビルマ」と呼ぶのは「日本」を「ジャパン」というようなものである。「ビルマ」は英語であり、この地を植民地支配した英国が用いた呼称である。この表記を、昔ならともかく現時点で使うことは、明らかに一定の政治的主張を含んでいる。作者に他意はないかも知れないが、これを掲載した朝日新聞には、底意があるといわざるを得ない。なお「己」を「己れ」とする表記にも、かなりの違和感を覚える。送り仮名が過剰である。馬場あき子氏/高野公彦氏共選螽斯ぎすが食い蜘蛛も食いいる野苺を吾も食うなり畑帰りの道伊那市 小林勝幸【僕の寸評】旧かなづかいで読みたい緊密な一首だが、朝日新聞は旧かなづかいを(旧字体も)認めていない。非常に偏頗であると感じる。なお、螽斯ぎすは、きりぎりすの類い。白髪の子に鰤ぶり大根をじっくりと煮ふくめており死ぬまで母よ岐阜市 棚橋久子【僕の寸評】これをどう読むか?老いた子に夕餉を作るほのぼのとした母の愛か?僕には到底そうは思えない。ねちねちとした粘着性が心胆を寒からしめる、グロテスクな歌であると思う。しかし、これもまた日本文化のコアな感覚の一つである。最大限好意的に見れば、ブラックユーモアだろうか?この倅は白髪の歳になっても相変わらずマザーコンプレックスなのだろうか。野際陽子と「冬彦さん」の顔が浮かんだ。「じっくりと煮ふくめて」が見事。ホラー映画よりコワイ。・・・まあ、「じっくりと煮ふくめた鰤ぶり大根」は美味そうだと思うが。佐佐木幸綱氏選明るくていい子でしたとたちまちに過去形にされ死者は死を死ぬ八王子市 向井和美【僕の寸評】朝日歌壇は、読者層がそうなのだろうが、頭の中でこねくり回したようなインテリ観念的な歌が多い。どうもピンと来ないのが多い。この歌も好例であるが、その中ではまあまあ上出来な方か。高野公彦氏選地蔵川の清き流れに浮き沈み梅花藻の咲く醒さめが井の宿堺市 高島重数【僕の寸評】醒ヶ井は、滋賀県米原市醒井であり、「醒さめが井」の表記には違和感がある。朝日新聞は、「エリート的啓蒙意識」のつもりなのか、固有名詞の表記に無神経すぎないか。* 難読と思われる字に、適宜ルビを振りました。
2008年07月22日
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与謝野晶子鎌倉や御仏なれど釈迦牟尼は美男におはす夏木立かな歌集「舞姫」
2008年07月19日
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与謝野晶子夏の風山よりきたり三百の牧の若馬耳ふかれけり歌集「舞姫」
2008年07月19日
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佐佐木幸綱詩歌しいかとは真夏の鏡、火の額を押し当てて立つ暮るる世界に歌集「夏の鏡」* 現代短歌の最高水準を示していると言っていいだろう。まさに、軽々と「巨匠のノリ」。「額」は、「ぬか」と読むか。
2008年07月19日
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伊藤左千夫夕涼ゆふすずの河岸かしのたたずみ細々ほそぼそしわがおもふひとのただ白く立つ左千夫歌集
2008年07月19日
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くまんパパ 初蝉時雨 (未推敲) 梅雨闌たけて亡母ははの宥ゆるしはあらなくに無月無星の低き空見つ群雀弔とぶらふごとくこぞりをり死にし鸚哥いんこの残り餌撒けばしどけなきけさの褥しとねのまどろみに遠く聴きゐる初蝉時雨せみしぐれ遺漏なくセンスがいいと見つけたり日産マーチ愛めづる女は幼子ら目を丸くして戦慄わななききて泣いてしまへり飛天の花火 幼稚園今日までそして明日から夏休みだね 矢のやうな時穂村氏がよくも引き受けたもんだと、しかも日経。恐れ入谷の退屈な日本経済新聞に日曜ごとの悪意と毒素「きゅうり」など非存在なり「きうり」のみ現存すると中野重治「まあ」なんて言ふ人今日びをらへんで今小町なる俵万智さま出遅れし走者のごとく諦めて周回遅れ今は愉しむ「初めての女」が似合ふ加賀まりこ追へば逃げ去る夏の陽炎ひたひたとうちへうちへと分け入つてゆく心地なり夜のジョギング飽きもせで歌を詠んだり走つたり逃走的な情熱であるけさ、今年初めての蝉の声を聴いた。娘たちの幼稚園も今日まで、そして明日から夏休み。今夜から3夜連続で、地元近郊のホテルの恒例花火大会。明日の夜から、地元神社の「天王祭」といふお祭り。夏が来たんだなあと思ふ。著作権を有します。© 2008 Kumanpapa Daddy Bear All rights reserved.
2008年07月18日
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昨夜17日は、ウォーキング・エクササイズの今季36回目。湿度も含めると、きのうの宵は体感的に今年一番暑かったと思う。も~始める前から汗ダラダラ。蒸し風呂の中のようにもわ~っとした、耐え難い暑さであった。実質51分(0.85時間)で6838歩。距離は、1歩75cmとして、6838×0.75≒5130m平均時速は、5.13÷0.85≒6.0km/hほぼいつも通りで、最近は非常に一定している。現在の体重77.5kg。推定消費熱量は、「METS」を用いて、77.5(kg)×4(METS)×0.85(h)≒264kcalだった。* METSを用いる計算式については、こちら。体脂肪に換算すると、264÷7.2(kcal)≒37gに相当する
2008年07月18日
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昨夜15日は、ウォーキング・エクササイズの今季35回目。絶好調で、実質1時間9分(69分)だった。やはり正味1時間を超えると、少々疲れが残るのは否めないようで、休日のけさは、起きるのがちょっと億劫だった。昨夜も、いつも通り僕の毎晩の仕事である食器・鍋洗いの家事をすべて済ませて、すっきりした気分で宵の街へと旅立った。まあ、妻の普段の苦労は分かってるので、このぐらいはお手伝いしなくっちゃね~。・・・いい亭主でしょ?ただ、妻1人娘3人計4人分の昼食・夕食の後片付けは、けっこう大変だよ~ん。幼稚園に持っていくお弁当箱、スプーン・フォーク・カップとか、こまごましたものも多くてね~。でも、子供のちっちゃい食器は、洗っててものすごく可愛いね~。・・・思わず身悶えちゃうぐらいだよ~んもちろん、僕の夕食は運動の後までおあずけ。空腹状態で運動するからこそ、体脂肪が燃焼し痩身効果があるわけだし、第一食事の後じゃお腹がチャッポンチャッポンして動けないよね。少量の水分かスポーツドリンクだけ飲んで出る。明治の「VAAMウォーター」(高橋尚子&高木ブーが飲んでるヤツ?)は、確かにいいと思っている。さて、宵の口外に出ると、も~ひたすら暑い気象庁は、まだ正式に関東地方に「梅雨明け宣言」を出していないが、「もう明けていると言ってもいい。なぜなら、梅雨前線がほとんど消えているからだ。今後多少の長雨があったとしても『戻り梅雨』と言うべきだ。日本語って便利でしょ」という気象予報士さん(TBS)もいて、なるほど、梅雨明けの判定というのはプロにとってもなかなかビミョ~なものらしいと察せられるが、確かにしろうと目にも、ここ数日はもう夏といってもいいんじゃないかとも思う今日この頃であります~。昨夜のデータは、正味69分(1.15時間)で9152歩。距離は、1歩75cmとして、9152×0.75=6864m平均時速は、6.9÷1.15=6.0km/h現在の体重77.5kg。推定消費熱量は、「METS」を用いて、77.5(kg)×4(METS)×1.15(h)≒357kcalだった。* METSを用いる計算式については、こちら。体脂肪に換算すると、357÷7.2(kcal)≒50gに相当する
2008年07月16日
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読売歌壇より 僕の好きな歌 読売新聞 7月15日付岡野弘彦氏選ただ一度肩だきくれて征きし人敗れしのちをふたたびは見ず船橋市 峯川花子【僕の寸評】今年も8月が近づいてきた。消ゆるなき戦争の悲劇。思いの深さが伝わってくる。疎うとまれて生くる余生と思ひつつ苦き薬を眼つむりて飲む茅ヶ崎市 若林禎子【僕の寸評】夫はすでに鬼籍に入り、本人は病がち、鬼嫁には虐待され、頼りない倅は当てにならず、嫁に手なずけられた孫たちも「早く死ね」と言わんばかり。独りあわれな余生である(・・・勝手な想像をたくましゅうし過ぎか)。1000万部読売にぶちまける筆誅の歌か、山上憶良「貧窮問答歌」(万葉集892)の現代版か。小池光氏選ひと駅の僥倖なれどわが前に奇蹟の如き空席の生るる横浜市 水口信静【僕の寸評】サマージャンボ大当たり~ほどではないが、ちょっとラッキーな気分。ただ、「生るる(うまるる?あるる?)」は「生る」でいいのではないか。「旧約聖書・出エジプト記」の映画化「十戒(じっかい)」における、紅海が割れる「モーゼの奇蹟」のシーンも重ねているのだろう。常よりも酒の少なく帰る友病みゐる妻をさらりと言ひぬ八王子市 皆川芳彦【僕の寸評】あっ、こういう夫婦愛の発露もあったかと、さらりと感動。栗木京子氏選ばら園でばら色はどこと子に聞かれしばし戸惑ひあたり見回す横浜市 吉村晃一【僕の寸評】子供がしばしば無邪気に放つ根源的な質問。僕も先日、お風呂場で「どうして女の子はオマンチョで、男の子はオチンチンなの?」と聞かれて答えに窮した。一応「神様がそう決めたんだよ」と答えて納得してもらった(笑)ちなみに、薔薇色とは薄紅色のこと。「ラ・ヴィ・アン・ローズ」は「薔薇色の人生」。重要と書かれしファイルも焼き捨てて思ひ残さず職と縁切る高崎市 北爪蔵次【僕の寸評】凄い気魄、男の本懐。文語体・旧仮名遣いがビシっと決まった。こういうのは、詠もうと思って詠める歌じゃないよね。俵万智氏選桐の花を背に児とわれが写されるこの絵もやがて遠景とならん佐倉市 山本五美【僕の寸評】日本文化の本質としてよく指摘される「だんだんものがなくなってゆく」という、「もののあはれ」そのものの感覚が詠まれている。コワくて上手い。楽しみて朝朝のぞくさ庭べに親指ほどの茄子のなりたり東大阪市 山本隆【僕の寸評】1句目「楽しみて」が、いかにも不用意、凡庸、しろうと臭い。これを工夫すれば、正岡子規級のナチュラルな名歌になり得る。* 普段の「読売歌壇」は毎週月曜日掲載ですが、今週は14日(月)が新聞休刊日だったため、15日(火)の掲載となりました。* 難読と思われる字に、適宜ルビを振りました。
2008年07月15日
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薩摩芋焼酎晴耕雨讀 鹿児島県 ・ 佐多宗二商店若干の米焼酎を隠し味にブレンドすることで、芋の風味を抑えた飲みやすい芋焼酎。まろやか&やわらかな口当たりと、すっきりとした喉越しが特徴です。
2008年07月14日
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毎日歌壇より 僕の好きな短歌 毎日新聞 7月13日付河野裕子氏選茗荷みょうがの芽あまた出でたる庭の主「踏むな痛い」と書きて留守紀の川市 吉川建子【僕の寸評】これは事実だろうか?作者の創作だろうか?いずれにしても上手い。5句目、字足らずの破調は意図したものか?それとも初歩的ケアレスミスか?いずれにしても結果オーライ。加藤治郎氏選白球を追ふ少年ら叫びをり合唱させたいほどの美声で堺市 石井宏子【僕の寸評】少年野球の光景か。母性とユーモアが漂う。「二人っきりは嫌でしょ」なんて気を遣うきみのセリフに戸惑っている新潟市 吉川彩子【僕の寸評】優しさの発露ではあるが、聞かされる方はかえって迷惑なこういうセリフ、自信がない若い男は言いがちなんだよね。けっこう身につまされる。誰も彼もみな好き勝手言っているカピバラはただじっと見ている松戸市 原田由樹【僕の寸評】下2句のシニカルなユーモア漂う「じっと見ているカピバラ」のイメージ。まいりました。弱くなった弱くなったと言いながら前田部長に酔う気配なし相模原市 水野タケシ篠弘氏選罷やめてより音信なきを案じゐし後輩がけふの宴会に来つ東京 上田国博【僕の寸評】人生の哀歓、人情の機微。・・・もっとも、その後輩は何とも思ってなかったりしてね。伊藤一彦氏選父の声いまだこの世にあるごとく問へば応へぬわが耳底に枚方市 西山千鶴子【僕の寸評】すでに母を亡くしている僕としても、よく分かる感情である。端正で重厚な作品。麻痺残る足庇かばひつつ浜畑を打ち終へて見る沖の漁火いさりび京丹後市 浜岡芳朗* 難読と思われる字に、適宜ルビを振りました。
2008年07月13日
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日経歌壇より 僕の好きな短歌 日本経済新聞 7月13日付岡井隆氏選いくたびも遠ざかりゆきぬそれなのに近づいてくる沈黙しじまの欅仙台 平野由美子【僕の寸言】謎めいた象徴的表現だが、分かる。僕にもこのケヤキがあるような気がする。ひよどりに毀こぼたれつづけ五度目なる巣づくり急ぐ燕悲しき和歌山 勝山佳子【僕の寸言】こういうことがあるのかと、はっとさせられる。まことに哀れ。写実(リアリズム)の佳作。銀行のATMの列の中悲しい顔の君を見つける京都 奥田順平【僕の寸言】こういうシチュエーション、あるあると思う。声をかけようか、どうしようか。・・・この「君」は同性だろうか、異性だろうか。穂村弘氏選水中の生きもの何の動くらむ水は浮葉をすべりて消えつ横浜 石塚令子【僕の寸言】繊細な観察眼がそのまま歌になったようだ。個人的には、1句目は「水底(みなぞこ)の」とでもしたい。翼生えても差し障りなき服と背中見て行く夕映えの街横須賀 丹羽利一【僕の寸言】面白い。日常の一齣の中の、ちょっとしたシュールな幻想。この夕映えの中に僕も身を置いてみたい。「翼生え/ても差し障り/なき服と」と句またがりだが、韻律も合っている。技あり。ガラ沢に足とられたり一瞬のくるり傾き虚空を掴む仙台 平野由美子【僕の寸言】この平野さんという方、ものすごい競争率の新聞歌壇で、同一日に2首掲載。並々ならぬ力量である。普通なら、「ガラ沢に足とられたる一瞬に」とするところだと思うが、この文法的な微妙なギクシャク(脱臼)感は、おそらく意図的か。「ガラ沢」という言葉が生きている。* 難読と思われる字に、適宜ルビを振りました。
2008年07月13日
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毎度おなじみ、もはやルーティーン・ワークと化した連載記事でございます~昨夜は、ウォーキング・エクササイズの今季34回目昨夜は、掛け値なしに蒸し暑かった~。いくらか風があったのが、せめてもの救いだったろうか~。僕は蒸し暑いのが何よりも苦手なので、トレーニングが楽しいとは、ぼちぼち虚勢でも言えなくなってきた。・・・どんどん難行苦行っぽくなってきた感じ~さっき、お昼に何気なく「バニラ気分」(毎週土曜日正午・フジテレビ系全国ネット)というテレビ番組を見ていたら、北乃きいさんという売り出し中の若手人気女優が出ていて、トークを聞いていると、すごく聡明さを感じさせる元気な現役女子高生なのだが、いわく「ぎりぎりまで自分を追い込んで試すのが好き」「とことんいじめられないと仕事をした気がしない」のだそうだ「台風や冬の夜でも、お父さん(37)のTシャツ1枚だけで大雨に打たれて、『死ぬ~っ』とか思って失神寸前になるのが好き」とか、「出来立ての熱々のグラタンをフーフーしないで食べてやけどで舌の皮が剥けるぐらいになって、その直後、キンキンに冷えたコチコチのアイスを食べる。味は全く分からないけど楽しい」などとうっとりした顔で語った映画の撮影でも、いじめられるシーンでは相手(いじめ)役に「手ぬるい!」と怒るほどだという(大泉洋の証言)。清純派イメージは音を立てて崩壊し、事務所的に大丈夫なのかな~と心配になるぐらいのMっ気たっぷりなエピソード満載で爆笑を取っていた。・・・これはもう、Mっ気というより真性Mじゃないかと思った・・・が、よく考えると他人事じゃなく、僕もけっこう近いものがあるかも知れないな~と思った。自虐的快感って嫌いじゃないし~・・・書くことがないので、余計なことを書いてしまった~昨夜は、実質54分(0.9時間)で、7028歩だった。大体いつも通りのペース。
2008年07月12日
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楽天ブロガー仲間の chocoさんのブログを読んでいて、愕然としてしまった!皆さん、「晴耕雨読」という言葉の正しい意味、ご存知ですか~?改めて辞書で調べてみて、ビックラ!!いくつかの辞書を総合すると、「忙しい都会を避けて田園に閑居する読書人の、悠々自適ののんきな生活」、ひいては「自分の思いのまま、気ままに暮らすこと」みたいなニュアンスでした~同じく楽天ブロガー・モモンガさんのブログ「システムエンジニアの晴耕雨読」ってのも、そういう意味だったのね~。今、初めて分かりました~なんか真逆の意味の「時間を無駄にせず、向上心溢れる一生懸命で勤勉な生活」「雨ニモマケズ風ニモマケズ」みたいなニュアンスだと思ってました。・・・言われてみれば、何十年も前、子供の頃に覚えた時は、正しい意味で覚えたような気もする~こういった、普段はめったに使わないような難しい熟語・成句は、意味を間違えて覚えてることも多くて、しかも、けっこう公的、フォーマルな、セレモニー的な場で使ったりするので、満座の聴衆にフフンと鼻で笑われたりして、恥の上塗りになりかねない。僕なんかも、小なりといえども、公的な発表の場を持つ歌詠みの端くれだけに、こういう言葉のうろ覚えは、致命傷になりかねないんだよね~。・・・ヤバいよヤバいよ~(・・・出川哲朗の声で)今日の結論。字引はまめに引きませう
2008年07月11日
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佐佐木信綱 夏は来ぬ卯の花の匂ふ垣根に 時鳥ほととぎすはやも来鳴きて忍音しのびねもらす 夏は来ぬさみだれのそそぐ山田に 早乙女が裳裾もすそ濡らして玉苗植うる 夏は来ぬ橘の香る軒端の 窓近く蛍飛び交ひ怠り諌いさむる 夏は来ぬ楝あふち散る川べの宿の 門かど遠く水鶏くひな声して夕月涼しき 夏は来ぬさつきやみ蛍飛び交ひ 水鶏鳴き卯の花咲きて早苗植えわたす 夏は来ぬ作曲:小山作之助明治29年5月「新編教育唱歌集」所載。註「夏」と言っても、よく読むと初夏の歌のようなので、今掲載するのは証文の出し遅れの感が否めないかも。「夏は来ぬ」の一句を除けば、それぞれがほぼ独立した短歌として読めるのが面白い。佐佐木氏は、明治の大歌人。近代最古の短歌結社である「竹柏会(心の花)」を創設し、文芸全般に大きな影響を与えた。現在も「心の花」は、孫で歌人の佐佐木幸綱早大教授(朝日新聞歌壇選者)が主宰を務め、伊藤一彦氏(毎日新聞選者)や俵万智氏(読売新聞選者)などの歌人を擁し、広く尊敬されている有力結社。楝あふち(おうち):栴檀(せんだん)。
2008年07月11日
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くまんパパ 「短歌人」9月号 決定稿うきぬなはきうりはじかみまくはうり夏のはしりの幸をいただく *1町すぢの門ごとに咲く紫陽花の七変化見ゆつばらつばらに *2宇宙花コスモスのたなばたつめと天の川越えて玉梓たまづさ交はすウェブログ *3直会なほらひの神酒みきはきうりの浅漬で清らに飲まむ夏は来にけり一合の二合の酒は星肆ほしくらの耀かがよふ夜半へ持ち越されつつ岡井隆穂村弘の名が並ぶ新聞歌壇肴に酌みぬ *4「自分史」が立ち上がるとふ望み言ふ若き才女をはつか羨む *5バルサミコ酢と醤油など足しにけりトマトジュースの冒険であるトポスとふまほろば内に持ちたるかオリュムポス山見ゆればまいて *6糖質をやめれば痩せる自明なる理ことわりなれば僕やつてみるダイエット中であります一行の短歌のごとくほそからまほし 丹念に白葡萄酒ヴァンブランにて二枚舌三枚舌を洗ひ清めき初版本白雪姫は実母とふグリム童話の鈴香容疑者「毒林檎おいしいんだよ」はからずも哲学的なことを言ふ吾子空耳の「らいおんハート」鳴りやまず汝を守るために生まれき *7*1 うきぬなは:蓴菜(じゅんさい)。はじかみ:生姜(しょうが)。まくはうり:実は、メロン メロンは真桑瓜の変種(品種)。*2 つばらつばらに:くわしく。じっくりと。稠密に。ちなみに、「つばら」は「椿」と語源的関係があるともいわれる(「つばらき」(緻密な美しさの木)?→「つばき」?)。*3 たなばたつめ:棚機つ女。織女。織姫。琴座ベガ。*4 日本経済新聞「日経歌壇」。*5 はつか:僅かに。少し。ちょっと。*6 トポス:古代ギリシャ語で「場(場所)」を示す一般名詞だが、アリストテレス詩学・修辞学において「詩が降臨する場」「一定の連想ないし情念を喚起する機能をもつテーマや概念」を示す重要コンセプトになった。数学の「トポロジー(位相論)」の語幹にもなっている。*7 野島伸司「らいおんハート」(SMAP)* 僕なりに全力を尽くした。自己ベスト。一貫したモティーフはないが、季節感とライヴ感を重視した。
2008年07月10日
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昨夜は、ウォーキング・エクササイズの今季33回目なんか、いつもおんなじような記事で、すいませんね~、ご退屈さまでございます~33回目ともなると、もう淡々としたもので、フツ~の日常茶飯事の延長って感じ。最近は、トレーニングしながらアクビが出る始末だが、これは心身がリラックス出来ている証拠かも知れない。副交感神経が優位になってる現われだと思う。さて、昨夜はいわゆる「梅雨寒(つゆざむ)」で肌寒いくらい。けっこう快適だった。ただ、湿気があるので、足がシューズに擦れてマメが出来た。帰って見てみると、ごく小さなマメだったが、出来てしまうとけっこう痛いんだよね~、これが。・・・ちょっと張り切りすぎたかもな~と反省、というか、後悔なお、こういうのに一番効くのは、痔の薬。痔の薬は、市販薬の中で最強だから、一発で効く(・・・ただし、ステロイド・ホルモンを含むので、乱用は良くないとされている。要注意)。さっそく、「ハイボラギノール」を塗って、絆創膏でお手当て~一晩二晩で治ると思う。正味48分(0.8時間)で、6404歩。前半は飛ばしたが、最後の方はマメが痛くて、やっとの思いで家にたどり着いたような有り様だったので、均すとややローペースだった。・・・しょうがないっすね~なお、疲れは全く残らない。「玄米黒酢」というのにちょっぴり醤油を入れて、水で割って盛んに飲んでるのだが(・・・いわば、ところてんか冷し中華のスープみたいな感じで、慣れるとけっこう悪くない味です~)、疲労回復に効いているような気もする
2008年07月10日
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そういえば書き忘れるところだったが、昨夜はウォーキング・エクササイズの今季32回目をやったのだった~鬱陶しい(・・・という文字がまた鬱陶しい)この時期としては、案外涼しく風もあって、意外にまずまずの快適さだった。けっこう絶好調で、実質66分(1.1時間)、9346歩。帰って風呂場の鏡で見たら、また痩せてた~。ホンジャマカの石塚が、恵になりつつあるような。筋肉がゴツゴツして来て、ちょっと気持ち悪いみたいな・・・・・・ですが、現在僕は所属している結社の「短歌人」9月号原稿締め切りが迫り、精神的にいっぱいいっぱいの状態なので、今日のところはこの辺で~
2008年07月08日
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しもつけ歌壇より 僕の好きな短歌 下野しもつけ新聞(栃木)7月7日付星野清選草刈機に刈りたる草のふさぐ堀浚さらへば蛇が手元を掠かすむ夜水引く田に月光の明るくて懐中電灯使ふことなし真岡 橋本みち子久々に蔵の二階に野良着見ぬ老いたる母の手織りの布の塩谷 吉沢行子我とともに生き来し猫は二十歳草取る老いの傍らにねる小山 藤川孝【僕の寸評】きわめてハイレベルな大新聞の歌壇もいいが、地元紙の素朴な味わいの短歌も、これはこれで捨てがたい。読んでいてホッとする。橋本氏の一首目なども、非常に上手いとは思わないが、清冽な詩情を湛えている。
2008年07月08日
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うちの亡き祖父母は、当地・宇都宮歌壇の世話人・事務局的役割のかたわら、自分らでも下手な歌を詠んでいたが、ある時点で、ピタリとやめてしまったようだ。祖母の歌は、戦前の分は歌集として残っているが、祖父によるその序文によると、戦後の分は散逸して、残っていないとのことである。これは全くの憶測に過ぎないが、祖父母の胸中を敢えて忖度するならば、やはり「昭和戦争」(読売新聞公式呼称)と戦後の混乱、そして「第二芸術論」という名の“短歌的抒情”の全否定論が出るような荒廃した世相の中で、嫌気が差したということもあったのではないかと想像している。戦後の一時期、日本のほとんどの伝統文化は、「封建的」の烙印を押されて全否定された。僕の世代は、その時代の空気をかろうじて知っている、最後の世代かも知れない。確かに、戦争直前から戦時中にかけて、少なからぬ大歌人が、結果として戦争に協力的な短歌を詠んだことがあるのも事実であり、岩波文庫の「斎藤茂吉歌集」や「窪田空穂歌集」には、その時期の歌も収録されている。いずれも、痛々しいほどに肩に力が入った力作である。また、例えば、かの有名な「撃ちてしやまむ」という標語は、古事記に出てくる久米歌、すなわち史上最古に近いれっきとした和歌の一節である。当地、栃木・宇都宮は、戦時中までは名だたる軍都であり、広大な第十四師団が置かれていた。ゼロ戦を作っていた中島飛行場の大工場は、今なお富士重工として残っている。そのため、終戦間際の昭和20年7月の大空襲で、全市街地はB29が投下する焼夷弾で丸焼けにされた。東京に負けず劣らず、一面の焼け野原になった。・・・焼夷弾は、花火のようで、この世のものと思えないほど美しかったと、亡き母は言っていた。戦争に善いも悪いもないんだよ亡母(はは)の諭しし源平合戦母いはく美しかりし焼夷弾 happy end of the world 脚のない傷痍軍人立ちんぼの娼婦眩ゆき戦後とふ秋(とき)戦争の絶えし平和なこの惑星(ほし)が幻であるといふかなしみ(拙作)僕の母校・宇都宮市立○小学校の校庭には遺体の山が埋まっており、僕は見たことがなかったが、折々亡霊や人魂が出ると、もっぱらの噂だった。・・・「学校の怪談」のはしりだね~短歌は、終戦当時、こうした破局と亡国をもたらした忌まわしい国家意思に、多少なりとも加担したと見なされたわけだ。感情的に過ぎるとは思うが、やむを得ない反応だったとも思わざるを得ない。現代短歌はそうした危機の時代のピンチをチャンスに変えて、自己変革を遂げ現在に至っているのだと思う。ちなみに、「ピンチはチャンス」と言う言葉、言葉としての格調は低いと思うが、僕の密かな座右の銘である。人間(動物)というものは、本来グータラなものであり、危機的状況でもない限り、なかなか一歩を踏み出そうとはしない。須(すべか)らく、ピンチは能動的な自己変革の機会となり得る。戦後の短歌にとっては、そうした変革の旗手だったのが、宮柊二氏であり、塚本邦雄氏であり、岡井隆氏などの巨人たちだったというわけだろう。
2008年07月08日
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読売歌壇より 僕の好きな短歌 読売新聞7月7日付朝刊岡野弘彦氏選母の日に子が買ひくれし服を着てまづ見せにきぬ夫の奥津城おくつき秦野市 深石ヒロ*奥津城おくつき:墓。 なお、「夫」は「つま」と読むのがいいか。【寸評】素直な詠みぶりながら、よく整えられた力作。感涙。重箱の蓋をあければ餅草の香りゆたけし早苗饗さなぶりの餅新潟市 山田彦徳【寸評】ゆかしい。玉手箱みたいだね~。さすが、米どころ新潟の作者。小池光氏選掃除機にいきなりボタン吸ひこまれカタカタカタと管のぼりゆく東京都 阿部洋子【寸評】こういうことって、あるあると思うよね。観察眼が光る。下2句の表現もユーモラスでナイス。のそのそと夕べの庭をよぎりゆく蛙よお前はどこへ行く気か茅ヶ崎市 水田芳文【寸評】素朴に面白いが、小池先生は「ガマ(蝦蟇)」の方がいいのではないかと示唆しておられる。同感。たたかひの肯定をして詠ひたりしにんげんとしての茂吉をおもふ市原市 井原茂明【寸評】短歌の巨人、斎藤茂吉の一生の不覚だった「戦争協力」を、人間的な視点から温かく照射した。間違いのない人間はいない。表現がなかなか凝っている。ただ、「詠ひ」は「詠み」でいいのではないか。我に見えぬもの見えるらし双眼鏡に春の海覗く少年の笑み坂東市 本間猛【寸評】なるほどな~と思う。なんか好きである。こういうのを読むと、海に近いところの人はいいな~と思う。字余りの破調がちとキツイが、まあ詩的許容、ご愛嬌かな。栗木京子氏選クコ昆布松の実くるみ掌てのひらに載せられ試食す鳥の気分で南あわじ市 山田恵子【寸評】デパートかスーパーの試食。可愛らしくて微笑を誘う。体丸ごと泣いているんだこの子らは「きんぎょのおはか」と大きく書いて米子市 植村ゆかり【寸評】こういうのは、詠めそうで詠めないよね。たくまざる秀歌。俵万智氏選畦道を行けばかなたの点ひとつこはれてふたつの蝶々となる佐倉市 小林雅典【寸評】ポエムだね~。イメージの愉悦。冷蔵庫のケースに卵立てておりチャイルド・シートにおさめるごとく池田市 今西幹子【寸評】とぼけたポエム。こんな比喩、なかなか思いつかないね。
2008年07月07日
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昨夜は、ウォーキング・エクササイズの今季31回目きのうの当地は、夕方ざざ~っとにわか雨が降り、宵頃はどんよりと曇った梅雨空。よほど酔狂なヤツでもなければ運動なんかしようと思わない、湿気が体にベットリまとわり付く不快きわまりない天候の中、強行突入した。・・・ある意味、オレってけっこうバカだと思う当地の市民も外を出歩く気にならないのだろう。土曜日の夜だと言うのに、意外なほど人通りが少なくて、その点は快適だった。終わって、シャワーを浴びてすっきりしたのもつかの間、昨夜はえらく寝苦しかったね~。今年初めてエアコン(クーラー)を使った。昨夜のデータは、最後は時間調整をして60分(1時間)ちょうどで、7819歩。距離は、1歩を75cmとして、7819×0.75≒5864m。平均時速も当然数字は同じで、約5.9km/hだった。ややペースは遅めだった。消費熱量は、現在の体重78kgを代入して、78kg×4METS×1h=312kcal。* METSを用いる計算式については、こちら。中性脂肪は1gが7.2kcalなので、312÷7.2≒43gの体脂肪に相当する
2008年07月06日
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近所にて、けさ写す。舗装工事も終わり、フツーの駐車場に成り果てました。あとは輪止めのコンクリート・ブロックを埋め込むだけのようです。
2008年07月06日
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楽天ブロガー仲間 ニコミナさんのブログに、京都の植物園で写したという日本古来のアジサイの花の写真が掲載されているので、ご紹介したい。一種の、スクープ記事といっても過言ではない。本当にありがとうございました~僕も、和歌の勉強の中で、アジサイが日本固有の草花で、万葉集などにも出てくるということは、知識としては知っていたが、実物の写真を見たのはこれが初めてである。いかにも野趣があって、ナチュラルで美しい。アジサイはユキノシタ科の一年草で、日本原産。われわれが街角でよく見かける、花茎が球状になる種類は、これを観賞用に品種改良した西洋アジサイがほとんど。近縁種にヤマアジサイがあり、潅仏会(釈迦誕生日)などに使われ健康食品としても知られるアマチャ(甘茶)は、これと同一種(変種)。アジサイの葉には毒性があるとかで、この初夏、食中毒事件が話題になった。全くの初耳だった。よく、アジサイの葉にはカタツムリが這っているイメージがあるのだが、彼らは大丈夫なのかね~?
2008年07月06日
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くまんパパさう言へばサラダ記念日明日なりと不意に思ひぬまた夏が来る恩人は俵万智さん こんなのでいいの?と読みし「サラダ記念日」七月の四日独立六日サラダ七日は恋の記念日なりき恋愛の三角形の修羅を経てシングルマザー今も愛しきプーさんの鼻触らせて初版本あんぱんまんの絵本読む人どこまでもついていきますいつまでも可愛い俵万智でゐてくれ*俵万智「『この味がいいね』と君が言ったから七月六日はサラダ記念日」(歌集「サラダ記念日」1987年)
2008年07月05日
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一時は39℃台の高熱で意識朦朧となり、うわ言さえ言い出して本当に心配した4歳3ヶ月の長女も、おかげさまでおとといぐらいまでに完全に回復快癒。けさは次女・三女と一緒に、ママの車で元気に幼稚園に向った。昨夜は、そんなまな娘たち3人に「白雪姫」の絵本を読み聞かせてやった。これまでも、なんかネコちゃんの「お風呂大好き、気持ちいい」とか「アンパンマン」だとか、ごく簡単なのは折に触れて読んであげていたが、「本格世界文学作品」は初めてだと思う。目を輝かせて、真剣な面差しで絵本と僕を代わる代わる見つめる我が子の顔に、幸せすぎて思わず目頭が熱くなってしまった。頭の中ではSMAPの名曲「ライオンハート」が鳴り響いていた。白雪姫といえば、ドイツ民話をグリム兄弟が採録した、人類文学屈指の傑作。内容的にもきわめて深い象徴性に溢れており、精神分析学の対象となるようなシロモノである。以下に書くことは、知らない人には嫌がられるかもしれないが、知っている人にとっては常識であろう。グリムの初版本(つまり原型のドイツ民話)では「継母の王妃(おきさきさま)」は実母であり、まさしくこれは実の母による娘への児童虐待の世界初のドイツ特派員報告。「白雪姫(スノー・ホワイト)コンプレックス」という術語(ターム)もある。畠山鈴香被告みたいな女だね。実の父である王様の無能、父性の機能不全、あるいは不在も印象的だ。のちに「七人の小人」と可愛らしく改訂されたキャラクターは、初版本では、梁山泊の悪人たちのような人殺しの山賊ども。大菩薩峠の赤軍派みたいな連中か。白雪姫は二度死ぬ。ご存知、白馬に乗った王子様は姫の死体をもらい受けたが、白雪姫が蘇ったのは全くの偶然に過ぎなかった。この王子様の元祖オタクなネクロフィリア(屍体愛好症)ぶりもけっこう指摘されるし、興味深い。そして、ぬわんと、王子と姫の結婚披露宴で、鬼のような母である王妃は、身の毛もよだつ残酷な方法で公開処刑される。まさに悪夢のごとき西洋残酷物語の代表であり、古いヨーロッパなどを扱ったコスチューム・プレイ(西洋時代劇)に我々がしばしば感じる、残忍な感覚が横溢していて本当にコワイ。そもそも、最初に、王妃の命令に反して、姫を森に逃がした家来はどうなったんだろうか?気になって仕方がない。まことに立派な振舞いだったが、事が露見した時、無事で済んだとは到底思えない。断頭台の露と消えたか。首刎ねられて即死したか。当時のドイツは群雄割拠だったから、バカじゃなければ、その前に他国に出奔・高飛びしたか。いずれにしても、あわれ歴史の闇に葬られた、男の中の男であった。エライ。・・・もっともこれも、ウィキペディアによると、猟師だったという。・・・な~んてことを時折脳裏に浮かべつつ、子供向けにすっかりおとなしく改訂された白雪姫の絵本を読んだわけだが、それでもストーリーはけっこう波乱万丈で、読むのはけっこう気骨が折れた。・・・が、本当に楽しかったよ~ん。「男はみんなオオカミよ~」(・・・それはその通りかもしれない。僕はクマだけど)の出典である「赤頭巾ちゃん」なんてのも、残酷のにおいがプンプンするね~。なお、原題“Rotkäppchen(赤帽子ちゃん)”を「赤頭巾ちゃん」と訳した人は、本当に偉人だと思う。まあ、これに限らず、昔の人は本当に語彙が豊かだったと思うよね。桐生操 本当は恐ろしいグリム童話さて、月も変わり、梅雨も後半に入った。けさの当地は晴れているが、非常に蒸し暑い。午後は大荒れの天気になるという予報になっている。所属している結社「短歌人」の短歌詠草締め切りは、郵送で毎月12日必着なので、こちらの送付の締め切りは事実上9日、出来れば8日である。9月号原稿の締切日が間近に迫ってきた。今、まさに苦しみの酣(たけなわ)、毎月訪れる試練の時間である。生まれつき、何ごとにつけ器用貧乏系な体質なので、なんでもそこそこ出来るが、そこそこに過ぎないのが自分の欠点だと自覚している。飽きっぽいし。酒の次に好きな短歌でも、モティーフというかテーマというか、そういったものの絞り込み、設定が難しい。いつも苦しむのはそこらへんだと思う。しかし、こういうのも慣れると悪くない。精神的にメリハリというか、リズムがついていい。
2008年07月04日
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成功した、幸福な他人の饒舌な自慢話ほどウンザリさせられるものもないであろう。退屈、不快、かつ鼻持ちならない。僕もそれなりの人生経験のある中年男であるから、それは重々分かっている。それどころか、僕は決して好まないが、世間には「人の不幸は蜜の味」という言葉さえある。マスメディア、特に週刊誌やワイドショーの隆盛を見れば、この格言(?)は立派に生きており、日々新たに隆盛を極めているわけである。僕が今書こうとしているのは、いわば「ダイエットを順調に遂行しつつある幸せな男の成功譚」であるから、どう書いても筆致が自慢話めいてくるのは避けられない。・・・ではあるが、読者の皆さんにおかれましては、出来ればそういうニュアンスではなく、僕自身をサンプルとする、「ダイエットの人体実験」の研究成果の途中経過報告であるとご理解いただきたいのであるというわけで、ここまで着々と成功をおさめている、「ダイエット&エクササイズ大作戦 MISSION IMPOSSIBLE」について、期間や回数の数字のキリもちょうどいいようだし、皆さんのご参考になることもあろうかと思うので、“中間決算報告”をしてみる。ダイエット(食餌療法)は、3月初めから4ヶ月続けている。基本的に、いわゆる「炭水化物ダイエット」である。ただ、正確にいうと「炭水化物」は「糖質(でんぷん質を含む)」と「食物繊維(ダイエタリー・ファイバー)」に大別されるので、そのうちの「糖質」を排除した。具体的には、いわゆる「主食」のご飯や、それに準ずるパン、麺類などは極力摂らないことにした(・・・とはいえ、付き合いやら何やらで、たまには寿司ぐらい食べますけどね~)。特に、エンプティ・カロリー(空っぽのカロリー)食品と呼ばれる「粉食」(主に、精製された小麦粉を食材とする食品)は厳しく制限、というか、完全カットした。パン(ピザなどを含む)やすべての麺類はもちろん、お好み焼き・たこ焼なども、当然アウトである。・・・関西方面の皆さま、すいませ~ん言い忘れたが、お菓子類などは、はじめから念頭にもなく、間食はしない。ラーメンというシロモノは、過剰きわまる糖質、脂質、塩分のかたまりで、たんぱく質はチャーシューなどほんの申し訳程度しか入っておらず、食物繊維はほとんど全く入っていない。あるまじき、もってのほかの料理であると思う(・・・ダイエットには、という意味ですから、念のため)。似たような理由に加えて、冷たいアイスクリームは、地上最悪の食い物だと思う(・・・ダイエットには、という意味ですよ~)。最近では、ラーメンを見ただけで軽い吐き気を催すようになった。現世の煩悩から解脱して、悟りの境地を開いたと思うあるいは、自己洗脳マインド・コントロールというべきか全国ラーメン屋とアイスクリーム屋を敵に回したいわけではないので、このくだりは直ちに削除する用意があります糖質は、ご存知の通り身体(筋肉)運動のエネルギー源となり、また頭脳は単糖類(ブドウ糖)だけで動くので、一定量は必要とされるが、その必要量はそれほど多くない。余った分は、すべて肝臓で中性脂肪に変えられ、皮下や内臓周辺に蓄えられることは、今や現代人の常識といえよう。もちろん、僕が長年に亘って糖質の摂りすぎであることは、火を見るより明らかだった。正直言って、毎食2人前は食べていたそのほかのおかずは、全く普通の食生活と変わりない。和食中心のメニューである。割と魚が多い。ご飯を食べないので、薄味が好みになったのも副産物。牛乳・乳製品は欠かさない。出来るだけ油を使いたくないので、炒め物はなるべく煮物などにする。卵は、目玉焼きや玉子焼きではなく、ゆで卵にする。豆類、野菜類は、心して食べている。食塩無添加のトマトジュース、野菜ジュースは、かなりの多量を飲んでいる。効くのか効かないのか知らないが、「玄米黒酢」を少々混ぜている。味もけっこう悪くない。そんなこんなで、結果として脂質(脂肪分)もかなりカット出来ていると思う。サプリメント(栄養補助食品)は、念のためマルチビタミン&ミネラルを時々摂っている。補酵素(コエンザイム)Q10も、心臓・循環器系にいいというので、たまに飲む。いいと言っているのは、同級生で、元ボクサーの薬剤師である。かなり信用しているなお、実は僕は若い頃けっこう「祭り男」で、みこしを担ぎすぎて膝を悪くしたので、コンドロイチンも時々摂っている。これは確かに効いている実感がある。・・・あ、言い忘れるところだったが、酒はフツーに飲んでいる。日本酒、赤ワイン、ビール、ウヰスキー体調もきわめて良く、晩酌は日本酒に換算して毎晩5合といったところ。1升紙パックが2日で空く(・・・飲みすぎか~)ダイエットについては、おおよそ以上の通りである。これを4ヶ月間続けて来た。エクササイズ(運動)は、4月から始めて3ヶ月で30回だから、ほぼ3日に1度のペース。結果として、まずまずのペースかなと思っている。ウォーキング(歩行)主体で、たまにランニング(走行)を加えた、ゆるいジョギングという感じ。ホントはもう少しやりたいし、水泳や自転車なんかも好きなんだけどね、なかなか時間と気力がないのも事実。疲れも残るようになったし、否応なく年齢ということは感じざるを得ない内容については、いつもお伝えしている通り、毎回1時間弱といったところ。この運動量は、ちょうどいいと感じている。結果として、毎月ほぼ3kgのペースで4ヶ月、合計12kg、健康的に減量できた。筋肉量は、正確に測定したわけではないが、明らかに増えており、力こぶが力強い
2008年07月01日
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昨夜30日は、ウォーキング・エクササイズの今季30回目。梅雨はちょっと中休みで、雲の切れ間から星もちらほら見えた。この時期としてはけっこう涼しく、風もあって気持ちよかった。風邪を引いた4歳の長女は、一時は39℃台を行き来し大いに心配したが、昨夜はだいたい治まり、そうめんなど食べてにこにこしている様子に、思わずウルウル~・・・でも、まだ大事を取って幼稚園はお休みでちゅ~。ちゅまんないけど、しょうがないでちゅね~平均的な運動量だった昨夜のデータは、実質54分(0.9時間)で7069歩。距離は、1歩75cmとして、7069×0.75=5.3km平均時速は、5.3÷0.9≒5.9km/hきのうは脚にやや筋肉痛があり、ゆっくり目だった。現在の体重78kg。推定消費熱量は、「METS」を用いて、78(kg)×4(METS)×0.9(h)≒281kcalだった。* METSを用いる計算式については、こちら。体脂肪に換算すると、281÷7.2(kcal)≒39gに相当する
2008年07月01日
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