天安門広場、故宮博物院(紫禁城)故宮と山西料理
モーニングコールは6時半やった。
今日の北京の天気予報は晴れ、最高1度、最低-9度 。
ホテルの朝ごはんビュッフェに手のばし麺がありました。練った粉から魔法のように細い麺ができあがっていくのを見てると不思議。香菜をのせてスープと食べるとおいしいかった。
H.I.S.北京4日間2万9800円ツアーの3日目。8時にロビーに集合、8時3分には出発できました。
前の日に頤和園に行ったので、今日はゆったりスケジュールだと思ったら、なんと王府井で自由行動させてくれることに。みんな手をたたいて喜んでました。
まず8時55分に天安門広場に到着。50万人が入れるそうやけど、想像でけへんなあ。東京やったら江東区の住民全員入っても余る、来週行く松山市やったらちょっとあふれるぐらい。お手洗い行きたくなったらどうするんやろうとか考えてしもた。
まだ若い軍人さんが要所要所に立ってはる。軍人さんは地方から出てきた人がほとんどやねんて。
天安門をくぐって、端門そして故宮博物院(紫禁城)へ。観たのは、午門・金水橋→太和門→太和殿(改装工事中で外観のみ)→中和殿→保和殿→乾清門→乾清宮→交泰殿→坤寧宮→御花園→堆秀山→神武門。
写真は、改修工事中の太和殿。
つまり、入口の午門から北の神武門まで、45分で通り貫けただけ。ツアー62人のうち2グループ32人は学生さんが多くて、歴史的関心がある人も少なくて、そのうえ寒いせいもあってか、説明も少なく、ササッと終わってしもた。同時に出発した1グループの人たちより30分も早くて残念やった。
ここのメイン、太和殿が改修中やったし、また来て、自分でじっくり観たいなあ。中にスタバがあるみたいやねんけど、それもわからへんかった。
ゆっくり時間を取ったんは、またもや敷地内の美術品屋さんでのショッピング。座れて暖かくてええかもしれんけど。
このなかは写真撮影はダメやねんて。中国書道家協会の副会長、京藝さん?が直々に好きな字を書いてくれて、表装して3万円。書くのんはボランティアで、売り上げは太和殿改修の資金になるって言うてたけど、ほんまかなあ。色紙に書くんなら1万円。
絵画の掛け軸もあった。紅梅・白梅の大きなのが2本セットで5万元。いい絵やとは思うたし、日本の値段から考えたら安いやろうけど、あんな大きなん2本もかけるとこなんかあらへんわ。学生さんが買おうか迷ってたけど、結局だれも買わへんかったみたい。
故宮を後にして、お昼の場所まで5分ほど歩きます。紅壇飯店のなかの紅壇膳坊っていうお店。山西料理なんかなあ、日本人にあう味でおいしかったよ。
豚肉と春雨の炒め物や、中国風茶碗蒸し、豚肉とジャガイモの炒め、モツ野菜炒め、キクラゲと卵炒め、炒飯など。
最後の方に、刀削麺が出てきたけど、実演はなかったです。大きな丼にきしめんみたいな茹でた麺が入ってて、それをお椀に取って、汁をかけて食べました。最初は台湾の担仔麺みたいな豚肉を刻んだのが入ったお醤油味。汁のお替りを頼んだら、卵入りのトマト味のが来てびっくりしました。そんなにおいしいもんでもないなあ。
15分ぐらい時間があったので、1人でまわりを探検。四星文具城っていう小さな文房具屋さんで小学生が使うノートを5冊買うて5.4元。図画本が1冊1.8元、作文本が1冊0.8元、練習本が1冊0.5元やった。(1元は約1.5円)
これ買ってたら、集合時間ギリギリになって、ガイドの帳さんににらまれてしもた。
レトロな雰囲気で、ザラザラの紙質も色もイラストもかわいいと思うんやけど、ガイドの帳さんは何でこんなもんがええのっていう顔してはりました。
輪タク胡同ツアーとショッピング
お昼ごはんの後は、輪タク胡同ツアー。
バスで10分ほどの場所から、2人で1台の輪タク(人力三輪車)に乗って出発。輪タクが16台も連なって走るのは、なかなか壮観。5分ほどで降りて、自転車で一緒に来た胡同ツアーガイドのモウさんと一緒に、チョウさんのお家へ。四合院っていうのは中庭を囲んで四角く建てられている、昔の北京の典型的な住宅様式やねんて。
チョウさんのうちは7人家族で、こうやって観光客に自宅を開放してはるみたい。おじいさんとお父さん、お母さん、チョウさん始め子どもが4人かな。
屋根瓦の色が青なんは、昔位の高い人が住んでた家やからやねんて。
北側にある部屋は、窓が南向きになるんで一番いい部屋。応接間ともう一部屋あったけどそこは開放されてなかった。
次にええのが東側の部屋で昔は長男の部屋に当てられててんて、今は子どもさんの部屋2つと、食堂になってました。
西側には、台所とお父さん、お母さんの部屋。子どもさんの部屋。南側にも何部屋かありました。
暖房は練炭で沸かしたお湯を循環させる韓国のオンドルのような形式。でもエアコンもパソコンもありました。お手伝いさんもいはるそうです。
昔はトイレも地域の共同トイレを使ってたそうやけど、今は中にあるそうです。でもお風呂はないねんて。
この家、100平方メートルで2000万元するそうです。日本円で3億円!聞きなおしたけどそうやっていいはるんやけど。
お父さん、お母さんは民族衣装を着てはって、部屋にもほとんど物が置いてないし、全然生活してるように感じられへんかったなあ。どっか別のとこに住んではって、お昼だけここに来てはるんかなあ。チョウさんは説明してくれた後、おなか空いたって、お昼ご飯をかきこんでました。
チョウさんのおうちを出て、界隈をモウさんが案内してくれた。
四合院でも、位によって、家の建て方が違ってて、厳しく決められててんて。
また輪タクに乗って、前海から后海を走ってくれる。古い建物をいかしたバーやカフェが並んでた。私の乗った輪タクは三輪車が古そうで、一生懸命漕いでくれてはるんやけど、どんどんに抜かれていく。ご苦労さんやったなあ。ブレーキは手元になくて、足で踏むみたいやった。1時間ぐらいのツアーやったけど、おもしろかったよ。
ガイドの帳さんから、事前に言われてたように、車夫さんとモウさんにそれぞれ5元チップを渡しました。
次は、天壇公園のそばのシルクの店「元隆」で40分のショッピングタイム。2階で繭から蚕を取り出して、真綿を作る実演をしてくれました。
実は携帯の電池が切れてきたので、ここのトイレのコンセントを貸してもらって、充電させてもろたんです。お掃除の人に手振りで伝えて、ハンドドライヤーのコンセントを抜いて使わせてもろたんやけど、お店の人が入って来はるたびに、二人で顔を見合せてビクビク。なんとかばれずにすみました。
だからって訳やないけど、真綿の掛け布団いつも使うてて、気に入ってたんで、母親のおみやげに買っていくことにしました。
1.5kgの150cm×210cmで480元、7254円ぐらい。日本で買うの半額から4分の1位かなあ。これでガイドの帳さんのボーナスも少し上がるかな。持ち帰りやすいように、ペタンコに紐をかけてくれました。ここの3階はシルクの服や小物を売ってました。
次は、「百工博物館」っていうお店の3階雑貨の店での30分のショッピングタイム。ここはつまらなそうなので、集合時間まで、また1人で歩きまわってました。少し歩くと北京遊楽園の観覧車が見えました。反対側に歩いていくと、また上海華聯超市っていうスーパーを発見。大きな店でおもしろそうやったけど、レジにすごく並んでて時間かかりそうなので、何も買えへんかった。地元の人ばっかりで雰囲気はおもしろかった。急いで戻ると、もうみんなバスに乗ってて、また最後やった。
王府井フリータイムと上海料理
次はお楽しみの、王府井で自由行動タイムと晩ごはん。
フリータイムが3時40分から5時20分までの1時間40分もあります。集合は晩ごはんのレストラン。
まずは目の前の新東安市場へ。市場という名前ですが、王府井大街の真ん中にある、北京で2番目に大きなショッピングセンターで、吹き抜けもあって、とってもきれいなビルです。
地下1階に「天福茗茶」を発見。このお店中国全土と台湾にお店があって、上海でもこのお店で買うておいしかったので、ここでお茶を買うことに。
50gずつで、鉄観音80元、金宣茶25元、苦丁茶20元、茉莉龍珠35元。
苦丁茶というのは、お茶の木ではなく、モチノキ科の植物の葉からつくられる健康茶で、新陳代謝の促進、減脂、血圧のコントロールなどに効果があるそうです。味はその名の通り苦い。
試飲もさせてくれるし、言葉も通じた。私は日本語で話してたんやろうか、英語やったんかなあ。忘れてしもた。
次に老北京一条街っていう、昔の北京の町並みを再現したようなところにあった「稲香春」っていう南方菓子の老舗の支店。南京餅2個、大桃酥2枚、豆沙酥2個で5元やった。
豆沙酥っていうのは味がぼんやりしててもひとつやったけど、南京餅はかぼちゃの餡、豆沙酥はアーモンドクッキーでおいしかった。そやけど、使うてる脂のせいか、胃にずっしりくるなあ。
王府井のいわれを書いた井戸の蓋を見て(明代以降、この付近は何人もの皇族が家(王府)を構えた場所だったが、その中の井戸が甘露で有名だった)、歩行者天国の王府井大街を南下。日本でいうたら銀座みたいなとこやそうで、ブランドのお店がおしゃれにいっぱい並んでた。
私の目的は、王府井書店。1~5階は書籍売り場、6階が雑貨かな?日本なら、八重洲ブックセンターか新宿の紀伊国屋書店みたいなお店。
1階の地図やガイドブックの売り場で、「2006北京交通遊覧図」4元、「簡明実用北京地図冊」12元、「中国旅遊地図冊」18元、「中国民間手剪紙のポストカード5枚+封筒」20元を買いました。これで、次に北京に来た時は、バスに乗って移動できそうや。
1枚のものの「北京交通遊覧図」は字が小さくて読みづらいけど情報は満載。バスの路線も全部載ってる。でも折り目のとことか、すぐ読めなくなりそう。
「簡明実用北京地図冊」は、市内を約60区画に分割したのと観光地の細かい地図がカラーで載ってて重宝しそうや。
「中国旅遊地図冊」は中国全土の簡単なガイドブック。
ロンリープラネットの英語版もあったけど、200元ぐらいしてて日本で買うんと変わらん値段やった。日本のガイドブック探してんけど、わからんかったなあ。
エスカレーターのとこには、センサーが置いてあるし、ほんまに立派な本屋さん。各階を見てまわる。日本の作家のコーナーでは。村上春樹、村上龍、大江健三郎、吉本ばなな、江国香織、「電車男」もあったよ。
料理の本や占い、風水、グルメ、健康関係の本も見てみたけど、中国語がむずかしそうで買わへんかった。どの本も装丁がしっかりしてカラーのも多くて立派やった。お客さんもいっぱい。このなかにおるだけで、楽しかった。
そろそろ集合の時間が近づいてきたので、東安門大街の「香港美食城」へ。目の前に有名な夜市がずらーっと並んでました。
ここのお料理が一番上品で高級そうやった。ちゃんと鉄観音のお茶いれてくれるし。最初に小籠包、中国風茶碗蒸し、白菜のスープ煮、ジャガイモとお肉のカレー味土鍋煮込、コーンスープ、皮をむいた茄子炒め・・・。やっぱり10品以上出たなあ。こんな繁華街の高級そうなお店にまで連れて来てくれて、安いツアーやのにすごいなあ。
ご飯の後、ちょっと夜市を見学。このあと京劇に行くんやけど、長くなったので、次に続きます。
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