イランは先進国 その1


イランは先進国! 12月9日(月)

皆さん、イランを「物価の安い後進国」と侮ってはいけません。
はたまた、「高速道路があるの?」なんてことで驚いてもいけません。

世界の文明の発祥の地は、チグリス・ユーフラテス川流域であると言うことはご存知の通りです。学校で習いましたよネ。
そこから程近いイランの歴史も、紀元前7,000~6,000年頃にまで遡る、悠久の彼方からのようです。

紀元前550年頃、今からおよそ2,500年以上前に、イランでは既に王朝文化が花開いていたのです。アケメネス王朝ですネ。
イラン南部に、当時の首都であったシラーズと言う町があります。ここに、ペルセポリスというアケメネス王朝の宮殿跡が残されています。

紀元前に王朝が存在し、広大な宮殿が100年がかりで作られたと言われています。
王朝が存在したと言うことは、国があり、市民生活がきちんと存在していたということですよネ。紀元前500年にですよ。

その遺跡、ペルセポリスには、巨大な石像が施されたクセルクセスの門をはじめとし、各種彫刻や石柱などが残されています。
これは雄大、かつ圧巻で、荘厳でさえあります。痺れますネェ。
また、壁一面に彫られたレリーフも、当時の権力の強大さと絢爛豪華ぶりを偲ばせています。

このように、当時既に建築学が確立し、その下に宮殿をぶっ建てる財力と権力が備わっていたのです。そればかりではありません。いいですか、そこでは香りを楽しみ、高度な技術で織られた絨毯を使っていたことも判明しているそうなんですヨ。なんと。
腹を満たすことに汲々としていたのとは訳が違います。

かくのごとく、悠久の歴史を誇るペルシャ民族は気高いのです。

上野公園辺りにたむろし、麻薬とナンパにうつつをぬかしていた輩は、イラン人の恥さらし者だったのですヨ。お解りいただけましたでしょうか。




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