side one 1. she (strings) 2. elaine paige (another no oneのデモ) 3. la puissance live (the powerのフランス語ヴァージョン) 4. lazy (demo) 5. by the sea (acoustic version)
7. she's in fashion (protocol demo)
「she」はSuedeにとっては相当お気に入りの曲みたいで、兄さんもしょっちゅうインタビューで挙げているし、確かにグラマラスで不穏でエロティックで、Suedeの名刺代わりの一曲でもあると思います。で、この凄く印象的なストリングスのアレンジを手掛けているのがCraig Armstrong。映画音楽やU2、Mogwai、Massive Attackなどとも共作している人です。ちなみに、The Blue Hourの「Invisible」もこの人がストリングスアレンジやってます。 「elaine paige」は「another no one」のデモヴァージョン。少しテンポが速くて、電子音っぽい雰囲気が目立ちますが、これ、デモなのに泣けるんですけど…!私はこの曲がもともと大好きなので、こういうのが聴けるのがすごく嬉しいです。 「the power」のフランス語ヴァージョンの「la puissaince」は、パリでのライヴ音源みたいです。収録されているのはほんの一部なので、最初のサビが終わったところでぶつ切りされちゃってますが、それにしても兄さんのフランス語、セクシー…! 「lazy」のデモは他でも聴いているんですが、この「カーッ!」っていうビブラスラップみたいな合いの手が、なんか、笑えます(笑)。 「by the sea」はアコースティックヴァージョン。もともとバラードなのでそれほど違和感はありませんが、よりライヴっぽい雰囲気で私は好きです(なんでも好き)。 「indian strings」は原曲に割と近いかな?でも私、これが後のベスト盤に入るほどバンドが気に入ってる曲だと思ってませんでした。すいません。チャカポコいってるイントロがなんか好きですが。 「she's in fashion」はよりダウナーで変態チックなアレンジですね。それにしても、ホントにHead Musicはニールの曲目白押しですな…。
side two 1. simon (demo) 2. beautiful loser (parkgate demo)
4. untitled (stanbridge demo) 5. attitude (mick jones remix) 6. still life (strings)
side twoはSuede後期の音源メインです。黒歴史にしたいところでしょうが、ファンクラブ向けにこうやって発表してくれただけでも御の字です。 「simon」はdemoの時点ですでに完成形に近いでしょうか。やっぱりこの曲、好きですね…。こんなにストレートに美しくて悲しい調べ、たまりませんよ。いつかライヴで…やって…くれないですよね。うん。
「when the rain falls」、これはかなり印象が違います!最初何の曲かわからなかったくらい。歌詞もだいぶ違いますね。これこそ本当にSuedeらしくないといえばらしくない一曲ですが、この後の彼らの挫折とか苦難とか、そこからの復活とかをすでに知っているからこそ、妙に胸に迫るものがあります。 「untitled」は妙に気に入っていて、歌詞も一字一句ちゃんと覚えてるくらい。なのでこのデモでちょっと歌詞が違うのも気が付きました。でも改めて聴くと、Suedeっぽくは、ないですね(苦笑)。私が大好きな「crashed like a butterfly」の兄さんの歌い回しがちょっと違うので、そこは微妙。 「attitude」はSuedeの当時のラストシングル。Matが作ってます。私はオリジナルヴァージョンは全く好みでないのですが、このMick Jones remixはハマりました。むしろこれをリリースすべきだったのではないかと思うくらいです。カッコいいです。大音量で聴きたい。 「still life」はストリングス部分のみの収録なんですが、ふだんじっくり聴けないストリングスパートを聴き込むことができてすごく興味深い。これはThe Blue Hourのデラックスヴァイナルに入ってたインストヴァージョンにも共通するところで、ヴォーカルがない分他の音をじっくり聴けて、よりその曲が好きになるんですよね。