麺聖のうどん・歌舞伎・文楽・城・国宝・博物館・グルメの旅(ブログ版)

経済再生担当相や埼玉県知事が直前何故か自粛を要請した。
確か安倍首相は、イベントの開催を主催者の判断に委ねたはずだ。なのに何故？自粛要請、私は卑怯と考える。
法に基づいて(そんな法はない)強制的に止めさせ、損害も含め責任を行政が背負う、その覚悟が知事にあるのか。たまたまアリーナは県の所有物だから、その気になれば(運営会社があるから難しいと思うが)使用許可を取消し、正々堂々と法の判断を待ち負けた場合は賠償することも出来たはずだ。知事は「要請に強制力はなく、あくまでお願いだったが、聞き入れていただけなかったのは残念」と語ったようだが、責任感も覚悟も感じられない。経済再生担当相の発言もテレビで聞いたが使用許可の取消しでなく、要請だったのは、裁判を避けるためという卑怯なものだった。万一感染が拡大したときの責は主催者でなく使用許可の取消しでなく要請という手段を選んだ政治が負うべきである。
コロナ問題が起こってから、都道府県の各知事がいろいろなことを言ってるが、パフォーマンスに過ぎないものも多いし、大阪府知事のような子供じみたものもある。
現在の知見と状況では、コロナ対策は急がれるが、会見なんか一刻を争うものではない。もう少し落ち着いた節度ある会見、そしてメディアは冷静な対応をすべきだ。

繰り返して言う。最大9000人程度のイベント(主催者は15000人から座席間隔を開けて席数を減らし対応)が出来ずしてオリンピックの開催など出来るはずがない。確か仙台でのオリンピック関連イベントには5万人集まったと聞く。民間イベントに自粛要請しておきながらオリンピックは強行突破するその姿勢も不信感を招いている。
2月26日最初のイベント自粛要請からそろそろ一月、政府に考える時間はあったはずだ。出口のない自粛要請なら私にだって出来る。科学に基づき、安倍君は早急に開催するガイドラインを示すか、主催者などと責任逃れをせず法に基づく制限のどちらかを行うべきだ。

いろいろネットを見てたら、橋下徹氏が「権力からの要請はそれほど影響力があるので法で縛る必要がある。実際、権力側には法に基づかず中止させようとする意図があった」、「『命令』の上、正当な補償を」と22日のTwitterで書いてある。止めさせるなら補償しろという自粛要請に対する考えは同じだ。逃げるから対策が曖昧になるのだ。私は仮想敵を作る橋下氏は大嫌いなんだけど、確かに要請は範囲も曖昧で無責任だ、法で縛るという考えは素晴らしい。

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