☆ヨーキー党☆アジメラさんのお気楽HP

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★回顧録2・ジョン君

★愛犬ジョン君を偲ぶ★
☆【1983.5.27(愛知県西尾市)生まれ】☆
じょんくん

時は1983年8月10日、私が高校二年生の夏休みのことである。1977年に
親戚のマルチーズ♂を2ヶ月ほど預かって以来、犬なしの生活が続いて
いたのですが、何気なく立ち寄った日永カヨーのペットショップの檻に
いたヨークシャーテリアに一目惚れしてしまい、帰宅→父を説得して
8/15にもまた見に行ったらまた居たので、翌日にこの犬を買うつもりで、
両親と来店して1日早い私の誕生日プレゼントとして買ってくれました。
それが【ジョン】君です!!

あとでわかったのですが、ジョン君はヨークシャーテリアにしては大きめ
で垂れ耳そして片睾丸と欠陥だらけでしたが、別に構わなかったのです。
共働きの両親に代わって、夏休み中、私と妹が世話をする事になりました。
ジョン君は生後75日にしては大きめで、購入翌日に、便に寄生虫が発覚!
タウンページで動物病院を探して、名前が近代的なPクリニックに連れて行く事
になりました。虫下しの薬を頂いて帰りました。初診療代800円なり…。
夏休みが終わり、2学期が始まると、まだ幼いジョン君は一人での留守番を
余儀なくされ、これは私が短大を卒業するまでの四年間、辛抱して留守番
してくれました。毎日朝から夕方まで留守番するので、家族が帰ってくると
とても喜び、はしゃぎ回ります。その影響で1983.10.4だったでしょうか。
階段を下りるときに加速した為に転落、右腕を折ったようです。激しく泣く
ジョン君を尻目にPクリニックに電話すると日曜日にも関わらず「来て下さい」。
しかし、こっちが早く着きすぎたためになかなか先生が来ず、諦めて帰り、
翌日母が改めてジョン君をPクリニックへ。O先生によると前日は30分後に来院
して私を待ったという。すれ違ったようである。で、肝心のジョン君を
診察すると、レントゲンでも骨折箇所がみられず、打撲でしょうとこのまま
帰宅されたそう。結局、ジョン君の前足は一生O脚状態になってしまいました。
月日は流れ、私が短大2年の秋に自動車免許を取得し、愛車ファミリアの助手席に
ジョン君を時々乗せるようになってからというもの、ジョン君は“車大好き犬”と
化して、私が出かける支度をすると、真っ先に玄関先まで走って待機するように
なりました。これは「僕も連れてって」の合図です!こうして、私とジョンとの
ドライブは、短大のある一宮から滋賀の土山町にまで遠出したり…心地よい陽射しと
目に優しい景色にてハイになったのか?ジョン君が「オーンオンオンオオーン」と
突然、遠吠えし出したのに驚いたり…ということもありました。
その時の満足気な顔が忘れられません(T_T)

また、ジョン君と近くまで買物に行った際に、買物を終えて、ジョン君を車内に
閉じ込めたままキーロックしてしまったことに気付いた時、「ジョン、ここ開けて。」
と窓外からドアロック部を指差したのですが、ジョン君が一生懸命前足でその部分を
カリカリするだけでドアロック部を引っ張る事は不可能と判断、「JAFを呼ぶ
よりは帰宅してスペアキーを取りに行った方が早い。」と思って「ジョン待って
てね。」と走って帰宅してスペアキー片手に20分で戻り、無事に車のキーを開けて
ジョンと抱擁したこともいい思い出です。ジョンってほんとうにお利口だなあ♪

それと、私の父は耳が不自由なので、ジョン君は“聴導犬”としての役割も
果たしていました。ある日の午後、父が仮眠中に伯母さんが来宅した時に、
玄関のカギが掛かっていたので、カギの掛かった居間の窓から“寝ている父
とそばで佇んでるジョン君”を見て伯母さんが「ジョン、お父さんを呼んで
来て!」と叫びました。ジョンは、ヨシと言わんばかりに一生懸命父の腕と
か胸を前足でカリカリかきました。父は、ジョンうるさいぞと少し睨んでま
た眠ってしまったので、おばさんは「ジョン、もういいよ。ありがとな。」
と声をかけ、その場を去ったそうです。あとで伯母さんからこの事を聞いた
父はシュンとして、申し訳なさそうにしてましたが…(^_^;)

7歳を過ぎた頃~、ジョン君は時々、近所の犬達と仲良くしたがる傾向が
見られることから、もう一匹犬を飼おうと思い、それが【アトム】なのですが、
悲しいことにうちに来て一週間後に、この世を去ってしまったのですから、
私だけでなく、ジョン君も元気がなくなり、そんな時にやってきた【ラッピー君】は
私とジョン君の良薬となりました。またたく間に2匹はすっかり仲良しになり、
このままずっと幸せな日々が続いてくれればと思いつつ…。まさか、
突然の不幸が襲ってくるとは夢に思いませんでした…。(続く)


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