☆ヨーキー党☆アジメラさんのお気楽HP

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★輸血… 血液型とは?

輸血中のメリーです 輸血めりー退屈そうです…(^_^;)

12/20の夕方16:30頃、メリーは酸素ボックスに入れられ、輸血の間中、
「出してくれー」と吠えまくったりして、皆に迷惑をかけないかと心配したり。
時々、先生が様子を見て「何かあった時、ここにメールを下さい。」と言って
名刺を下さった時、肩書きの「獣医学修士」を見て、“よし、この先生を信じて
ついていくぞ!”という気持ちになりました。また、AHTさんからの差し
入れのお菓子も嬉しかったです。輸血が終わる頃には白っぽかったメリーの
歯茎もピンク色に復活し、体重も輸血前2.8kg→2.96kgと増えてとても元気に
なりました。首に「アロマテープ」という猫白血病用のテープを付けて頂い
たので、いい匂いです。20:20に帰宅しますと、メリーの元気ぶりに家族皆が
驚きました。一番心配していた妹は夜勤から帰宅するなり、「元気になって
良かった。」と感激しておりました。次回来院日は3日後なのですが、食欲
旺盛&快活でいつものメリーでございました。ポメさんに感謝感謝です!!

しかし、今度はラッピーが22日に10箇所も嘔吐して10時半にK先生の所へ。
夕方になってもラッピーの具合が良くないので、再びK先生の所に連れて行き、
ビタミン&ブドウ糖を注射されると息が荒くなって、帰宅後に凶暴化してし
まい、ビックリしました。でも、一時的なものですぐに治まりましたが…
その時に、左膝を痛めてしまい、メリーが元気になったら今度はラッピーを
心配することになりました。メリーもラッピーを心配そうに見ていましたから。
ラッピーとメリーは、ほんとうに互いに心が通じていると思いました(^・^)

次回23日にメリーと来院しますと体重が3.04kgと増えていてAHTさんが
喜んでおりました。調子が良いので注射後、薬をもらって帰宅しました。

24日の夜は“メリーにとって、最後のクリスマスになるかもしれない”と、
ケーキを食べさせてビデオに撮りました(いい想い出になりました)(^・^)

25日にはラッピーの左足の具合が良くないので、K先生に診て頂きましたら
「膝蓋骨脱臼」と言われ、痛み止めの薬をもらいました。しかし、この薬は
副作用が起きやすく、吐いたりすることがある為、時々飲ませていました。

27日にメリーと来院しますと、矢田先生曰く「残念なことに赤血球数が減って
きています。しかし、幸いなことに知り合いのシェパードの血がポメと同じ
型でこの血を分けてもらう事になりました。30日に輸血の予定です。」と…。
内心、「こんなに元気なのに、やはり骨髄に浸潤した腫瘍細胞が赤血球を破
壊するから、貧血になるんだ。リンパ腫が憎い!!」と思いました。骨髄に
腫瘍細胞が転移する前に何とかしておけば良かったと後悔するばかりですが…
あとの祭りです(T_T)泣いても叫んでも、もう時間は戻せません…。

30日の朝9時少し前にメリーと来院して、輸血して頂いている間に、先生が
「インターフェロンは限界にきている。副作用のあまりない抗腫瘍剤とステ
ロイドの組み合わせにトライする時期がきていると思う。この方法は「CO
Pプロトコル」と言って、最もポピュラーなリンパ腫治療プロトコルです。」
と言い、「まずはステロイドとオンコピンだけで様子を見ながら、シクロス
ポリンも始めたい。」との事。輸血後にオンコビン注射をされたのですが、
この日の夕方からあまり具合が良くなくて、食欲不振で心配しましたところ、
31日の夜に出たすき焼きのお肉を少し与えてみたら食べ出し、それを機に、
食欲が出て、年末~正月を元気に楽しく過ごすことが出来ました。

ラッピーの方は、膝の具合が良くなくて、K先生の指示で1/8に矢田先生に
診て頂き、「左膝十字靭帯断裂」との事で、体重4.8kg→4kgに減らすように
言われました。そして、夕方K先生に薬をもらいにいくと、K先生の愛犬・
長十郎君が未明に亡くなったと言われ、悲痛のまま、帰宅しました…(T_T)

1月いっぱい、メリーは本当に調子が良くて、奇跡的に腫瘍が消えて、この
まま元気でいて欲しい・長生きして欲しいと、つくづく思いました…。

しかし、2/4に来院した時、「O型に当たる1(-)型の供血犬が見つからないの
で他の型にするかもしれません。造血が追いついていない…。」との事。

翌日2/5、辛そうな様子だったので来院したら「限界なので輸血。最初に輸血
したポメの血からリカバリーが取れました。」と、またポメさんによって、
延命してもらうことになりました。そして、またまたメリーは回復しました。

≪犬の血液型について≫(矢田先生説)
★数年前までは、国内の検査センターにおいて血液型判定をしていたのですが、
現在はサービスを休止しています。

★アメリカには、犬の血液型判定キットが売っていて病院で判定出来るのですが、
これは獣医師でも個人輸入は出来ません。また、これらのキットがあったとしても、
メリーの血液型検査は貧血が強い事と、抗腫瘍剤などの免疫抑制剤が入って
いる為、正確に出ない場合もあります。

★現在の獣医学では、犬の血液型判定法の内、「1システム」と「Dシステム」と
いう2つの方式によって分類する方法が一般的となっています。これは、
各種血液型判定システムの中でも、輸血時適合反応に重要な因子と考えられ
ているからです。この2つが共に一致するのがベストなのです。どちらかと
いうと、「1システム」の適合性が重要視されています。

★「1(-)」というのは、「1システム」の全ての型の犬に輸血しても問題の無い
型ということで、「人のO型と同じような立場の血液型」と説明しています。

★「Dシステム」では「D1」「D2」「D1D2」の3型に分類され、「D(-)」は存在
しないとされています。以前に血液型検査をしていたセンターのデータによると、
ヨーキーは「1システム」では「1-1」が80%、「1(-)」が20%、「1-2」が0%で、
「Dシステム」では、「D1」が0%、「D2」が80%、「D1D2」が20%であったと
報告されています。因みに今まで輸血した犬の血液型は2頭とも「1(-)D2」です。

矢田先生のお陰で血液型のことを知り、勉強になりました。もしかして、血液型
があることを知らない獣医が多いのでは?なんといっても、輸血してくれる
病院がベストだということです。そういう病院なら安心してかかれますね。続く


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