不安とプライドと自己嫌悪

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テーマ: 鬱病(2271)
カテゴリ: 鬱と戦う生活記
2日目からようやく観光のスタート。
辛かったのは朝が早いこと。
出発はまあ8時とか8時半なのだけど、常に移動して回る旅なので、
荷物をバスに積んでもらうために、7時とか7時半とかにはしっかり纏めて
部屋のドアの外に出しておかなければならない。
これが意外に大変だった。

観光で向かったのはエフェスという土地。
古代ローマの遺跡がたくさんある町で、
ギリシアやローマの観光パンフで見るような遺跡が次から次へと現れた。

地面は美しいモザイクで舗装され、建物の装飾もものすごい細密で美しかった。
遺跡には草が生い茂り、あちこちに真っ赤な芥子の花が咲いていた。

ガイドさんによると、円形競技場の収容人数から、当時のその都市の総人口がわかるという。
ここエフェスには2.5万人収容の円形競技場があった。
すなわち25万人の都市、ということらしい。

それから印象が強かったのが、「聖母マリアの家」である。
聖ヨハネと聖母マリアは、イエスの死後、エフェスに逃れて余生を過ごしたという。
聖ヨハネの教会もあったし、聖母マリアが住んだ家もあった。
わたしはとりわけキリスト教徒というわけではないけれど、
それでもその威厳には胸を打たれた。
聖母の家は静寂に包まれて、密やかだけれど決して儚くはない雰囲気を醸していた。


視界の開けたところへ行けば、辺りが一望できた。
その日は空も青く空気も心地よくて、新緑の緑色が鮮やかに美しく映えた。
そして咲き乱れる花が穏やかなアクセントをつけていた。
遺跡は年月により色彩を失って石の色になっているけれども、
それらの威容は少しも損なわれることなく今もここにあるんだ。


気が遠くなりそうな昔、エフェソスは先進都市だった。
音響効果のきちんと計算された円形競技場。ここでは政治的集会も行われたそうだ。
男女は平等ではなかったけれど、
ギリシア文明のそれより更に民主的な協議性をもって政治は執られていたという。


午後は革製品の工場を見学。
イズミールという都市は周辺諸国にも名立たる革製品の産地だそうで、
某有名ブランドに卸したりもしているという工房を見せてもらった。
店員の中から美男美女を集めたという軽いファッションショーも見せてもらった。
お店の製品を着て颯爽と歩く俄かモデルさんたち。
しかし彼らは本当に美男美女であるばかりか、歩き方も実に堂に入っていた。
店員さんの俄かモデルってのはフェイクで、本当のモデルさんだったのだろうか。
などと考えていたら、わたしと姐御夫妻と関西カップルの女性が舞台に引っ張り上げられた。
奥に連れて行かれたら、お店の製品がずらりと勢ぞろい。
モデルさんたちがあれこれ陽気に討議した結果、わたしたち4人に着せる服が決まる。
そしてモデルさんに伴われて舞台へ。
ひぇぇ・・・
姐御夫妻の旦那様は、「ザ・道化服!」みたいなのを着せられて、
(たぶんジョーク用に作ったのだろう・・・)
実に鮮やかにおどけて見せていた。
わたしはつい尊敬のまなざしを送ってしまった。
そういうとき、冷め冷めでやる気がないことほど格好悪いことはない。
姐御の旦那様のように、乗っておどけて見せられるのは、人間的余裕を感じてとても素敵だ。
というわけで、わたしも精一杯モデルを気取って歩く。
ここで必要以上に尻込みするのも自分の美学に合わない。
しかし、あとから配偶者くんの撮ってくれた動画を見たら、自分の姿勢の悪さにげんなりした。
やる気と実際の見た目は正比例はしないらしい。

その後、バス移動すること200キロ。
パムッカレへ向かう。
200キロ!?
と思ったけれど、そんなのまだまだ甘い。
この旅では400キロ以上をバス移動する予定があるのだ。
車酔い、大丈夫かなあという不安が勢いを増すものの、まあどうにかパムッカレ着。
パムッカレというのは石灰岩による岩棚で、秋吉台のカルスト台地と千枚田が合わさったような地形だ(?)。
その観光は翌日である。
この日は移動と、ホテルでのディナーのみ。
ホテルに着いたら豪雨と雷鳴の嵐になってしまい、スパリゾート的な造りのそのホテルでは、
いろいろと難儀な思いをした。
おまけになぜか夏季はエアコンが効かないとかで、暖房は入らない。
6月は夏季だというけど、まだ寒いんだ!
仕方なくここでもまた毛布を追加してもらって(「ワンモア・ブランケット・プリーズ!!」)
寒さをしのぐ。
配偶者くんはまたも早々に寝入っていた。
わたしも今日は疲れが出たのか、眠剤ナシでなんとか眠れた。









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Last updated  2005/06/07 06:42:02 PM
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