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2023.04.15
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カテゴリ: カテゴリ未分類
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藪岡。

そんな藪岡を見て、ルシアと肇、目を見開いての笑顔で顔を僅かに傾げる。

藪岡、
「まぁ…。この店の他にも…、こういう…スナックは…、ある…けど…。雰囲気的には…。まっ。中には…、男性バーテンダーだけの店。そして…、若いママ。そして、女性店員。全て、日本人。まっ。結局は、ルシアが目当て。外国人で、美人。しかも、日本語も流暢。そして、当然、帰化している。」

柚香も真輝も頷いて、
「うんうんうん。」

ルシア、照れながらも、
「よしとくれよ~~。」


「もぅ~~。とことん、日本人だからね~~。」

柚香、ルシアと肇に、
「あの…。失礼ですけど…。お子様は…???」

間髪入れずにルシア、
「いるよ~~。」
そして人差し指1本。
「女の子。…それこそ。」
ルシア、肇を見て、
「今、大学生。」

藪岡、柚香と真輝を見て、
「驚く事なかれ。柚香さん。そして、真輝君。君たちと同い年だ。大学2年。二十歳。」


「うそ。」

「そんな訳でね~~。あの日、店にあの子が…。陽織ちゃんが入って来て。自分の娘と勘違いしたって…、言うのが、本音…かな~~。」
そしてルシア、肇を見て…。

肇もその話に、
「否定は…、出来ませんね~~。…その証拠に…。店が終わってから、ふたりで顔見せあって、思わず笑っちゃいましたから。こういうのって、ある…???…ってね~~。」


藪岡。

ルシア、
「うんうんうん。あの子…、くらいだよね。もぅ~~、他は30前後に40、50代。」

真輝、
「そぅなんだ~~。」

「…で、陽織ちゃんだけど…。」

いきなりの話の展開に柚香、
「あっ。はい。」
畏まって。

ルシア、
「うん。…何度も話すけど…。店に入ってきて、ふらりふらりと…。カウンターの端に。…まっ。他の客もいきなり若い子が入ってきたから、みんな…、視線は、あったよね。そして陽織ちゃん、ビールを飲んで、ゆっくりと。」

いきなり柚香、僅かに困った顔をして、
「すみま…せんけど…。その事…、なんですけど…。」

その顔を見てルシア、
「ふん…???」

藪岡、僅かに申し訳ないような顔をして、ルシアに、
「実は…。柚香さん、お酒…、飲めないんだそうだ。」

その声にルシアと肇、目をパチクリと、
「はっ…???」
そして、ふたり共に、
「うそ。」

ルシア、
「あんなに美味しそうに…。自分でも、おいしって…。」
肇に、
「ねぇ~~。」

肇も、驚いたような顔をして、頷く。
「うんうんうん。陽織ちゃん、必ずビールで…。」

柚香、困ったような顔で、
「ん~~。飲めない…、訳でも、ないんですけど…。」
顔を左右に振り、
「コップ…半分でも…。もぅ…。バッタリと。」

ルシア、目を真ん丸にして、
「うっそ!!!…マジ…???」

肇と共に、
「えっ。えぇ~~~ぇえ…???」

「だから。当初、柚香さん、朝、起きたら、頭が痛いって。それが何度も…。」
藪岡。

ルシアと肇、
「確かに。…当然、そうなるわ。」

「そんな折、店で亮輔が陽織ちゃん見て。大学でも同じ顔の柚香さんを見て、あれっ???…って。」

ルシアと肇、
「そういう事ね~~。」

ルシア、
「じゃあ~~。陽織ちゃん、今度来たら…。」

瞬間、柚香、
「あっ。それ…。」

ルシア、そんな柚香を見て、
「うん…???」

藪岡も、
「うん。…それは…なし。…とにかく、いつも通りに…。」

柚香も、その声に頷いて、
「はい。」

ルシア、
「あっ、いや…。…でも…、それじゃ、柚香さん。…朝になって、頭…。」

「えぇ。」
柚香、
「多分、そうなると…。…でも…。そぅなったら、そうなったで…。私…。陽織になってたって…。実感。…って言うか…。最近…、日中にも陽織に。」

ルシア、
「あら…。」

「でも…、日中は…、いつ…、何処で…、陽織になったのかは、全く…。確かに。その時、傍に誰か…。」
そして真輝を見て、
「いてくれたら…別なんですけど…。」

肇、
「うん。そっか~~。傍に誰もいなかったら…。」

柚香、ペコリと頷いて、
「全く。…分かんなく…。しかも…。その時の陽織の…。」

藪岡、
「確かに…。今までは、何か切っ掛けが…。…でも、常に、その切っ掛けが…。起こるとは…。」

肇、
「そっか~~。うんうん。そうだよね~~。」
そして、ルシアを見て、
「ママ。」

ルシア、
「な~~るほどね~~・そぅいう事。」
瞬きしながら、
「そういう事に、なるのかぁ~~。」
そして、柚香を見て、納得したように頷いて、
「そうだね~~。まっ。客にも陽織ちゃん、評判…、いいからね~~。」

その声に柚香、
「えっ…???…そうなんですか…???」

肇もニッコリと、
「うん。しかも…、働き者。それに…、客の方から陽織ちゃん、陽織ちゃんって…。」

真輝、
「へぇ~~~。」








LIBRA~リブラ~   vol,105  「ひょっとしたら、何かに…、引き寄せられた…。」

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最終更新日  2023.04.15 09:38:23
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