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2023.10.08
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カテゴリ: カテゴリ未分類
手書きハート
トータルインテリア・伊玖伊那の雑誌のデザインに圧倒されていた。
が…。ここでも亘夢の一言が功を奏した。

七瀬麗子からの気合の入れよう。それが亘夢には嬉しくって仕方がなかったのだ。
それで亘夢、何を思ったのか、雑誌を取り上げてマジマジと見ながらも、段々嬉しくなってきた。

「はは。でもさ~~。私~~。こういうの、物凄い憧れる~~。もぅ目の前がパ~~となったようで、物凄い夢心地~~。こういうところで生活できたらいいよね~~。」
雑誌のページそのものを開いたままの状態で思いっきり抱きしめて目を閉じて、体と顔を揺らして、
「ん~~~。」
なんともかろやかに踊るように。


「亘夢だけだよ、それでもしっかりと絵になる。」

その声にいきなり優維香、
「絵になる。…ん…???」
顔を傾げて、
「絵になる。…絵になる。…う~~ん。」

悠里、優維香を見て、
「優維香…???」

すると優維香、亘夢に、
「ちょっと亘夢~~。」

ニコニコとしながら亘夢、
「はい、チーフ。」



笑顔で亘夢、
「はい。」

そして優維香も、雑誌その見開きのページを抱きしめて、亘夢と同じように。
そして目を閉じて。

悠里、そんな優維香を見て、

顔を崩しながらも…。

けれども優維香は、そのまま目を閉じて…。

すると…、
「はは。はははは。うんうんうん。」
そして、
「うんうんうん。うんうんうん。はは。」
そして目を開けて、
「来~~~た~~。」
するといきなりテーブルに、紙に。

そんな優維香を見ながらのメンバーたち、
「うそ。」

真宮も池辺も、
「えっ…???」


殴り書きのように書いた優維香のデザイン。優維香自身、
「うん。これならいける。」

悠里、
「ちょっと、ちょっと、優維香~~。」
そして悠里もそのデザインを見て、
「うっそ。マジ…???」

すると他のメンバーたちも、ニコニコしながら、
「私も。」
「私も。」
「私も~~。」

と、なったのである。

真宮、クスクスとしながらも、
「おぃおぃおぃ。マジかよ。ここはダンス教室じゃねぇぞ。はは。」

そんな真宮に池辺、
「はは。いいじゃない。何かしら、ヒント、掴んだようよ。…それにしても、さすがは亘夢。人気ナンバーワン。愛される個性だわ~~。」

その声に真宮も、数回頷いて、
「うんうんうん。俺も、初めて亘夢、見た時は、こいつ。なんて奴だ。来るとこ、間違ってねぇかぁ~~???…って、逆に思ったくれぇだから。かわいいのなんの。俺の娘に、こんなのいたらなぁ~~って、思ったくれぇだから。」

瞬間、池辺、
「あ~~、麟、それ、絶対にセクハラだかんねぇ~~。」

目をパチクリと真宮、
「あ。…そぅ…、なっちゃう…か…。」
右頬を右人差し指でポリポリと。池辺を見て。

池辺、真宮を流し目で、
「当たり前でしょ。」

真宮、顎を前に突き出して、
「すんませ~~ん。」

「それにしても…。亘夢。中々~~。」

その声に真宮、
「ん~~~ん…???」

池辺、
「いえね。彼女がいるだけで、何だか、周りの雰囲気も和やかになるって、時、時々あるから。…不思議な子だよ。」

「日本人の母とドイツ人の父を持つハーフ。そして、美大出、インテリアの絵を描かせたら右に出る者はいない。か。」

池辺、2度の頷き、
「うんうん。」



メンバーたち、それぞれのデザインを見て、
「うんうんうん。いいんじゃな~~い~~。はははは。」


残り5日。ここからがトラディショナル事業部、底力。


池辺、七瀬に、
「社長の、あの、気合の入れ方でみんな。」

その声に七瀬、
「あ~~。うん。まっ。賀寿恵の一言も、あったからね~~。気合、入れてみましょうかって。」

メンバーたちとお喋りをしている賀寿恵を見て池辺と真宮、目を丸く、
「おや。」

真宮、
「はは~~ん。な~~るほど。」



おおよそ、20分程度の立ち寄りで七瀬、
「私はこれから、いろいろと他、回って帰るから。あなたたちも交代交代で、他所見て回って~~。必ず勉強になる事、大だからね~~。」

池辺、その声に、一礼して、
「心得ております。」

真宮も、
「充々承知。」

そして七瀬、その場から…。

真宮、そんな七瀬に、
「あの、社長。…もしかして…。例の…、あの…、方は…???」

七瀬、真宮の声に、
「うん…???…あ~~。彼…???…多分…、どうだろ。…もしか…したら…。…顔、出すんじゃない…???」

真宮、思わず両目を右左に。口を噤んで。

そんな顔に七瀬、クスリと笑って、真宮の右二の腕をパンと叩いて、
「何、あなた。まさか、私が彼と一緒に、来るなんて、思ってた。かかかかかかか。」

その笑いに真宮、
「え…???あ、あ~~。いや…。その…。」

「そんなの、有り得ないでしょ。そんな事したら、身も蓋もない。」
そこまで言って七瀬。
「まっ。…けど…、彼がここに来たところで…。」

真宮、七瀬を見ながら、
「……。」

七瀬、そんな真宮を見て、
「はは。」








好きになれない。   vol,038.   「私~~。こういうの、物凄い憧れる~~。」

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最終更新日  2023.10.08 06:16:10
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