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2023.10.30
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カテゴリ: カテゴリ未分類
手書きハート
「んんん。」

そんな賀寿恵に隆英、直立で頭をコクリと。
「大変失礼しました。」


そして、歩きながらも、他の部署の…。誰もが会釈をして…。

その度に、通り過ぎると、後ろを振り向いて、
「……???」
首を傾げる。





そして…。こちらも…。ご多分に漏れず。朝から殺到している注文や問い合わせの電話。


「まっ。確かに、金賞は逃したものの、これだけの注文と問い合わせ。ありがたい限りだ。」
開発統括部長の窪塚。

「えぇ。ありがたい事です。営業の方でも、電話、鳴り止まないって言ってましたから。」
課長の伊良部。

「うんうんうん。」




社長室では尊、
「社長…。榊先生の側近の方から、お電話ありまして、明日の夕方、時間を作っておいてくれと言う…。」

梶、その声に、
「分かったわ。優先して頂戴。」

「畏まりました。」






賀寿恵、トラディショナル事業部。その隣の部長室に。


隆英、
「えぇ。存じております。…その辺は、ご心配なく。…ありがとうございます。」

賀寿恵、コクリと。
「では。」
ドアをノック。



ドアを開けて、賀寿恵、
「失礼します。」
そして、
「真宮部長、お連れしました。」



賀寿恵と一緒に入ってきた人物に真宮。目を真ん丸に。そして口を開けて、
「……。」
けれども、それも一瞬。
真宮、
「あ、失礼。」
その人物を見て、いきなり椅子から立ち上がり、人物に対して一礼を。

隆英も同じく、一礼を。

賀寿恵、真宮に、
「真宮部長、こちら、今日付けで、トラディショナル事業部、リーダーに就任の、小埜瀬隆英さん。」

隆英、目の前の男性に向かって、
「小埜瀬隆英(おのせたかひで)と申します。よろしくどうぞ。」
男性に頭をコクリと。

真宮、腰を低くして、
「いえいえいえ。こちらこそ。トラディショナル事業部、部長の真宮麟(まみやりん)と申します。」

隆英、
「まみや…、りんさん。」

「あ、はい。真ん中の…、お宮さん。そして、麒麟の、りんです。」

隆英、
「おやおやおや。素敵な名前ですね。」

その声に真宮、頭を前に、右手をヒラヒラと、
「いやいやいや。とんでも…。はい。」
そして真宮、
「どうも、初めまして…。では…。」
真宮、小埜瀬をソファに座るように手を。

小埜瀬も一礼をして、ソファに。
「えぇ。昨日…、会場で…。」

その声に真宮、
「えっ…???…あの一瞬で…???」

小埜瀬、
「え…。えぇ~~。」

賀寿恵、隆英に、
「そうでしたか…。昨日…。会場で、お会いに…。」

隆英、賀寿恵に、
「えぇ。僅か、一瞬でしたけど…。今後、忘れられないお顔かと思いまして。」

賀寿恵、ニコリと、
「なるほど。」

隆英、
「素晴らしい展示でしたから。私にとっても、良い勉強にさせて頂きました。」

真宮、恐縮頻りで、
「お褒め頂き、恐縮です。」
そして真宮、小埜瀬を見て、
「あの…、小埜瀬さん。大変…、失礼なんですけど…。」

隆英、
「はい。」

「こういう事を…言うのは…、私、部長としては、恥ずかしいんですけど…。」
「はい。」

「何分にも…、小埜瀬さんの情報が…。余りにも少なく…。」

瞬間、隆英、
「おや。」
すぐさま賀寿恵を見て。

賀寿恵もそんな真宮には、軽い咳払いを…。

隆英、
「弓…さん…???…僕の事…。」

賀寿恵、思わず口を噤んで、目を丸く、
「あ、いえ…。私も社長からは特に、何も…。」

「おや。」

真宮、小埜瀬と賀寿恵を交互に見て、
「えっ…???…何も…???」

賀寿恵、真宮を見て、
「あ、はい。とにかく、小埜瀬さんの事、よろしくお願いします。と、だけ…。」
そして賀寿恵、
「ただ、ひとつ。今後のトラディショナル事業部、今までとは違うエッセンスが生まれる事は間違いなしと…。」

真宮、目を真ん丸に、口を尖らせて、
「今までとは違うエッセンス。」

「ですから…。小埜瀬さんの事は、追々…。と、言う事で…。…ひとつだけ…。小埜瀬さん、昨日、海外から、日本に着いたばかりです。」
「昨日。」

またまた目を真ん丸にして真宮。

隆英、
「えぇ。羽田に着いて、そのままタクシーで会場の方に。」

真宮、真ん丸の目をそのままに、2、3回、頷いて。
「…では…。これから、スタッフに…。」

隆英、深く頭を下げて、
「はい。お願いします。」

「では、私はこの辺で。小埜瀬さん。」
賀寿恵。

隆英、そんな賀寿恵に、会釈して、
「はい。ありがとうございました。」

賀寿恵、真宮に、
「では真宮部長、お願いします。」

真宮、弓に、会釈して、
「了解しました。」

賀寿恵、コクリと、
「では、私は…。失礼します。」
賀寿恵、ドアに向かって。

同様に椅子から立ち上がる真宮と小埜瀬。

真宮、手を差し伸べて、
「では。」


廊下で賀寿恵、一礼をして、
「失礼します。」
来た方向に振り向いて。


真宮、小埜瀬に、
「では。」








好きになれない。   vol,060.   「小埜瀬隆英(おのせたかひで)と申します。よろしくどうぞ。」

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最終更新日  2023.10.30 06:09:05
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