マイ君はお目目がまんまるでした。
若い頃からあまり遊ばない猫でしたが
一旦興味を持ち始めたら
お目目クリックリで
黒目がめっちゃ大きくなって
とっても可愛いお顔をしてくれました
抱っこも好きじゃなくって
添い寝なんてお願いしたら 「無礼者」って顔されて
それでも私が起きる時間も、私が帰る時間も
なぜか完璧に覚えてくれてたりしました。
決して後追いしているわけではないような顔で
すごく遅れて私の後をついてくるので
ふと忘れ物をして戻ったりすると
澄まして歩いてくるマイ君とすれ違ったりしました。
「マイ君、忘れ物しただけやから、先行って待っててな~」
そう声をかけると 「別についてきたわけちゃうし・・・」という表情で
ちゃんと先に行って待っててくれたりしました。
マイ君を腕枕して眠るのが夢でしたが
マイ君は1秒たりとも我慢してくれないので
すっかり諦めていました。
その分、ダヤ君が毎日腕枕で眠ってくれるから
夢は叶ったも同然だわ・・・と思っていました。
でも、弱ってしまったマイ君が
眠ることも上手くできなくなった時
私が抱えていたら上手く眠れるんじゃないか・・・と思い
腕に抱えて寝かせてあげると
マイ君はとっても気持ちよさそうに
私の腕を枕にして、スヤスヤ~と眠りました
あら、夢が叶ってしまったわ
切ないけれど、幸せな時間でした。
そして最期の時にも
マイ君は私の腕の中にいました。
左腕にマイ君の頭をのせて
左手でずっとマイ君の呼吸を確かめていました。
何度も何度も呼吸を確認していましたが
ふと本当に呼吸が止まったのを感じました。
今もあの時のマイ君の
ヤワラカイ感触が忘れられません。
もちろん、忘れたいとは思いません。
マイ君がくれた時間は
全部、私の宝物
ずっと、ずっと、ずっと、、、
何も忘れないよ
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