マルク・ラフォレ


ショパンコンクール、ブーニンが1位の時に
2位だった人です。
ショパン一色のプログラム

1曲目のノクターンがはじまり
ほぼ1曲中 ウナコルダ(弦を一本にする)を
踏んでいるのに、驚きました。
繊細な音に 思わず席からのりだしてしまいました。

いつも聴いているピアノコンサートとは
どこかが違う・・
どうだ こんなに難しい曲をこんなに上手く弾いてる・・
と感じさせないのです。

手がしゃべってるという感じ。
ソナタ、 ワルツと 弾き進む内に
もう 大衆は消えてしまい
あなたのために演奏してるんですよと、
話しかけてくるのです。
マズルカのリズム・・は
拍子を超越して、 
ああ 体からリズムが涌いている
という感じなのです。
これはもう 口では表現できない
すばらしい演奏でした。

ホールを揺るがすような
スケルッツオ や バラードを聴きなれてる私は
初めは少し戸惑いましたが
丁寧に語りかけてくる演奏・・・
心の奥の方に沁みこむ演奏・・・
アンコールが終わった後も

ああ・・・

ためいきで、
なかなか席を立てませんでした。

ホールのエントランスに出ると
行列が出来ています

ん・? サイン会!

ピアノサークルのお友達と行ったのですが、
勿論いっしょに並びましたとも!

CDを売っているのかと売り場をさがしたけれど
それらしい様子はありません
私達が並んだのはかなり後ろの方。
こんなんだったら、
もっと早く出てくるんだったね~

帰りの新幹線を気にしながらも
新幹線の最終に間に合わなければ
鈍行でも いいと
頑張って並びました。

やっと私の番がきて、

遠慮しながら、 ハンカチいいでしょうかと
差し出すと
ラフォレさんは、 てれたように笑って
丁寧にサインしてくださいました。
ラフォレの最後に付くTが隅っこに小さくなったのを
とても気にしながら、
多分ごめんねといったんだと思います

心いっぱいを目にこめて
ほほえみかけてくれました。
  ↑
(ここんとこ 私の幸せの秘訣・・(=´∇`=))

もちろんしっかり握手もして頂きました。

なんてやさしい人でしょう
あんなに沢山の人に、
まだまだ私達のあとにも
ずらっと並んでる人にサインしなくてはならないのに、
人柄が演奏に出るんだなぁとつくづく感じました。

ハンカチなんか出して
申し訳なかったとミーハーを反省しながら
新幹線に乗りました。

夜遅くの新幹線 乗っているのは
私達だけです。

遠いところまで、
行ったかいがあったね
ショパンに魂を捧げているTさんが来られなかったのが
残念だけど。

Tさんに このサインのハンカチ
ひらひらさせてやろう・・
など いつまでも胸の熱さは
消えませんでした


ラフォレさんの、心にひびく演奏・・・
やさしい ほほえみと
握手・・・

もう、ずぅ~っと お風呂に入らないぞ~ *:.。..。.:*・゚(*´∀`)゚・*:.。. .。.:*



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