今日も歩いて健康になろう

今日も歩いて健康になろう

ベルリンでの初めての子育て


高級住宅地が立ち並ぶ、ダーレム地区。
日本でいうと田園調布みたいなところとでもいうのかな?
でも,田園調布とちょっと違うところは,
銀座の隣に軽井沢の別荘を、そっくり持ってきたようなところ。
都会のど真ん中にありながら,自然がいっぱい。
大きな並木道には、石畳の歩道が続き、ひとつのブロックごとに、
大きな芝生の広場や、公園が、必ずあって、
適当な感覚でベンチが設置されていました。
私は、生後5カ月を過ぎた長女がミルクをほしがって泣き出すと、
そのベンチでひと休みしながら、ミルクを飲ませておりました。
日本だと,子どもを連れて歩くのは,ほんと大変です。
いつ泣きだすかとか,ひやひやしますもん。

さて,私は、3年間住む事になるベルリンで、
3年後に日本へ帰国した時の仕事のブランクをどう埋めていこうか、
この新緑の息吹のエネルギーを肌で感じながら考えていました。
出産と夫の転勤で仕事をやめちゃって,
はたして3年後に復帰できるのかなあって,すごく不安でした。
だけど,目の前には仕事のことなど考えさせてくれる時間を与えてくれない長女がおりました。

ミルクでお腹いっぱいになると、
少しくらい休ませてくれてもいいようなものだが、
せっかちに泣き出す長女、
仕方なく、あわてて長女をベビーカーへ戻し、
私は歩きだすしかありませんでした。
「ほーらきれいだね。大きな木があるね」
話ながら、時にはダッシュして、長女を笑わせたりして散歩をする毎日。
今思うと,懐かしいなあ・・・
今思えば、私は、長女のおかげで出産後のスリムな体型を保っていたのだなあと思う。
長女はは私のトレーナーだったのかもしれない。
かなり、厳しいトレーナーだ。手加減なし。
なまけようなどと、少しでも思ったら、
ものすごい「カンのむしで」激をとばされた。あれにはまいったなあ。
育児の初心者にはきついと思う。
だが、幸い体力には、多少の自信があったので、
なんとか乗り切ることが出来たのだと思う。

31歳という年齢での初産は、最近はめずらしくはなくなったかもしれないけど、
当時はまだいまほど多くはなかったように記憶しています。
二十歳くらいをピークに体力と生殖機能の発達曲線が、
急降下してくる事を、
大学の授業で習ったとがあります。
若い頃、どこかのオバチャンから、
「子どもは早くつくったほうが、楽よー。」
と言われた事が、科学的根拠に基づいているということに、
ようやく気づいたのは後のまつり・・・
オバチャンたちの言うことをやっぱり聞いていればよかったかも・・・な~んて思います。





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