mio*さん、おはようございます(^_^)v

征服者が被征服者を鎮魂するというのは日本独特の事ですよね。
出雲大社の大国主命も元々は出雲地方の土着の王を征服者である大和の神が滅ぼして祟りを恐れて奉ったものですし。
ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の世界では異教徒は赤ん坊まで皆殺しが当たり前でしたし中国や朝鮮でも墓まで暴いて貶めますから。
日本では根底にあるのは怨霊信仰なのできちんと奉るんですよね。 (2012年08月24日 08時57分40秒)

☆夜明けと雲とすずめ☆

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2012年08月23日
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お盆、母の実家に帰省する道すがら
吉備津神社 に伺ってみました。

主祭神は、大吉備津彦命(おおきびつひこのみこと)さん。

温羅(うら)という一族を退治して吉備国を平定したとされ
桃太郎の鬼退治伝説の起源といわれてます。

参拝には遅めだからやめようかと思ったのですが
緑豊かな山を背にした様子がすごくイイ感じで

ちょこっと寄ることに。

子供の頃からこちらにある鳴釜の話を聴かされ
釜が唸ると恐いんだぞ~と大人に脅されたというのに

年に一度は通ってるというのに

初・参・拝。
2012-08-21 07:43:27

2012-08-21 07:41:56

2012-08-21 07:34:35

お参りしたあと、立派な廻廊だなーとじっくり見てるうち
御釜殿見学には間に合わなくなったので

ぜひまた改めて伺いたいと思います



見てくれてありがとう
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あとも気になって、帰宅してからホームページなどで調べたその縁起ですが

*******

第十代崇神天皇の御代、朝廷に従わない者の討伐のため
皇子の中から四人の将軍を選び、各地方に派遣

北陸道・・・大彦命(オオヒコノミコト)、
東海道・・・武渟別命(タケヌナワケノミコト)、
丹波・・・丹波道主命(タニハニミチヌシノミコト)、

そして西道=後の山陽道・・・大吉備津彦命が。 

吉備津彦命とその弟、若日子建吉備津彦命は山陽道を進軍、



その甲斐あって、命は吉備国に入り、
鬼と恐れられていた温羅(うら)一族を苦戦の末退治、
吉備に平和と秩序をもたらした・・・

******

ちなみに神祭をした加古川畔の場所は後に 日岡神社 になったそうです。

知らんかった…よく行きましたよ、日岡には。
知った以上、いずれ神社にも伺おうっと。
(日岡神社の縁起にはそれは書かれていませんでしたが)

続いて鳴釜の伝説

温羅(うら)の恨みはなかなか消えないのか、

骨にして竈の下に埋めても、
ず~っと唸り声を発していたので正直困っていたら

温羅(うら)の霊があらわれて、自分の妻の阿曽媛(あそひめ)に
大吉備津彦の竈番をさせよ、
釜が良い音に鳴れば吉兆、荒々しい音なら禍があるから

自分はあなたの使いとして民に賞罰を与える、と言ったんだって。

そのとおりにしたら声は治まったとか。

今の鳴釜神事は、願いが叶うかどうか、
音の大小や長さで自分で判断するみたいですけど
神事には阿曽女(あぞめ)と呼ばれる女性が奉仕してるそうです。

阿曽の地域は古代より鋳物が盛んで、釜の修理も請け負ってるのですて

うーん、古代史って感じだ
それが目的なのか、別にあったのか。


それにしても、まつろわぬ民を平定(あくまで「平定する」側の視点)後
たいがいこうして鎮魂するんですね。
それぞれの正義でよほどのことがあったのでしょうね

実際のところはお互いに「何もかも違~う(T◇T)」って言いたいことばかりかも。
でも、なってしまった以上は後の者が魂を慰めるとか鎮魂するって、
意味のある大切なことじゃないかなーと思いました。


読んでくれてありがとう♪







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最終更新日  2012年08月23日 16時56分23秒
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Re:ちょこっと吉備津神社へ。(08/23)  
すー☆  さん
なんか、ごっつぅ深いお話やと思いました。
”お互いに「何もかも違~う(T◇T)」”
しやけど、なってしまったことは後の者が鎮魂する!

吉備津神社!!
一の宮だし、神社好きとしては、めっちゃお参りしたいです!
しかも桃太郎伝説の神社!

床が弧になってる回廊、なんか良いですね(^^♪ (2012年08月23日 19時55分36秒)

Re:ちょこっと吉備津神社へ。(08/23)  
ティーグ さん

すー☆さん  
mio*゜  さん
ありがとう☆彡
やっぱり滅ぼされた方の言い分って出てこないし気になってしまう(笑)
吉備津の釜で不吉と出たのに押し通したから不幸になったって怪談話が「雨月物語」にあって恐かったのですよー。牡丹灯籠にも似た話です。
すー☆さん、ぜひぜひ!!
私ももう一度参拝しなくちゃ。それとすぐ近くに吉備津彦神社もあるので、そちらも伺いたいです(*^_^*)
この廻廊は天正年間のですて。竹生島のと似てる気がします(^o^)/

(2012年08月24日 23時45分45秒)

ティーグさん  
mio*゜  さん
>征服者が被征服者を鎮魂するというのは日本独特の事ですよね。
>日本では根底にあるのは怨霊信仰なのできちんと奉るんですよね。
そうなんですね~納得( ..)φありがとうございます。
出雲と三輪が同じ神である理由も気になります。
ちょっと違うけど、平家物語では討ちとりつつ悼んで「落涙」する場面が多いのが印象的でした。
異形のものや幽霊、中世に完成したという能楽でも鎮魂したり調伏したりしてますしね。
(2012年08月25日 00時14分24秒)

Re:ティーグさん(08/23)  
ティーグ さん
mio*さん、おはようございます(^_^)v

>出雲と三輪が同じ神である理由も気になります。
大物主神が大国主神の別名だと言われているのでややこしいですよね。古事記では大国主神が一緒に国造りをしていた少名毘古那が死んだときに海から神が現れ我を丁重に奉れば国造りに協力すると言われたそうです。それが三輪山の大物主だったとされていますね。
>ちょっと違うけど、平家物語では討ちとりつつ悼んで「落涙」する場面が多いのが印象的でした。
>異形のものや幽霊、中世に完成したという能楽でも鎮魂したり調伏したりしてますしね。

元々怨霊化するのは子孫にきちんと鎮魂されない霊だとされていたんですが、それに加えて無実の罪で殺された人も怨霊になるという信仰も出来たんですよね。その筆頭が崇徳上皇です。
平家物語はその崇徳上皇の恨みの言葉「天皇家を滅亡させ平民を王にしてやる」というのが実現し武家の平家が天下を取りさらにその平家も安徳天皇と共に源氏に滅ぼされた頃の成立ですからかなり怨霊信仰が色濃く反映されています。 (2012年08月25日 09時18分52秒)

ティーグさん  
mio*゜  さん
>大物主神が大国主神の別名だと言われているのでややこしいですよね。古事記では大国主神が一緒に国造りをしていた少名毘古那が死んだときに海から神が現れ我を丁重に奉れば国造りに協力すると言われたそうです。それが三輪山の大物主だったとされていますね。

>平家物語はその崇徳上皇の恨みの言葉「天皇家を滅亡させ平民を王にしてやる」というのが実現し武家の平家が天下を取りさらにその平家も安徳天皇と共に源氏に滅ぼされた頃の成立ですからかなり怨霊信仰が色濃く反映されています。
-----
ありがとうございます(^o^)/
大国主と大物主のこと、すっきりしました。
崇徳院の歌(落語は面白いけど)はそう思うと悲痛ですね。
学生時代に中世文学と記紀歌謡を少し学んだはずなのですが、サッパリです(・_・;)
今年は古事記編纂1300年だし、この際ちゃんと読もうと思います。
ティーグさん本当に博識でらっしゃいますね(゜▽゜)
これからも教えてくださいね。 (2012年08月25日 18時08分37秒)

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