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2022.10.22
テーマ： 不妊症(83)
カテゴリ： 不妊治療
鉄の空洞の機械を挿入して、精子を入れる。
六個くらいのベットがあるのだろうか、全てカーテンで仕切られていて、
名前を確認してから、始める。
わずか、数秒で終わる。
先生はどんどん、ベットを周り、挿入して廻る。
こういう治療というものだから、割り切って我慢しているけど、よくよくは、他人に大勢の女性が機械であるが、先生に次から次と挿入され、先生も作業のように、入れていく。すごい光景である。
これだけの人が、毎日、人工授精をしている。
原因は女性か男性か、不明だが、ここにいる人は皆同じ思いをしている。
これから始める人、結果を聞く人、結果がダメだった人が出てくると、まるで、映画の世界のように、
泣き崩れ、床に力なく倒れ込む。
旦那さんは仕事だろうから、男性はほとんどいない。女性が一人で来ている。
心細いだろうし、タイミングが原因なのであれば、また来月のチャレンジ。生理が来てしまったら、
また、排卵からのスタート。
タイミングに期待できないとなれば、体外受精を望むか、もしくは諦めるか、何処をもって、諦めるか。
精子を挿入するだでの数秒の作業が保険が効かないので10万円。
もう少し安くしてもいいんじゃないか？
高度な技術なのか？
そう、私も、ダメだった時のショックはあり得ない。また一ヶ月、頭の中はこのことばかりで、ちょうどこの時期、仕事をしていなかったので、気がまぎれることもできず、本を読んでばかりだった。
でも、どうしてもどうしても欲しくて、あまりにも欲しすぎて、子供を想像して、何の型紙もなく、ワンピースを作った。
人はこうなりたい！！と強く思い、必ずそうなるとその方向に考えていると、不思議なもので、その通りになる。
よく、社長になる、お金持ちになる！と思って頑張っているとなるものだという。
このワンピースがどうなるか。
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最終更新日
2023.01.07 10:16:13
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