1.お店の形態を考えましょう。
2.どこにお店を出すか。
3.困ったときの神頼み!?
4.まずは不動産屋さんへ
5.それをふまえた上で、部屋の条件を決める。
6.自宅兼店舗のメリット・デメリット
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1.お店の形態を考えましょう
さて、ここからは、実際に動き出します。
不動産屋さんで、手付金を払ってしまったら、もう後戻りはできません。
ということで、
この時点で、すでに売るものを持っていることを前提とします。
技術を売るなら、すでにスクールや資格取得は終えている、ということです。
食べ物を売るなら、提供する味は完成されているということです。
物を売るなら、最初に売るものはすでに手元にある、またはすぐに準備できる。
必要な仕入れる流通ルートはすでに確認済み、1ヵ月もあれば大丈夫、ということです。
さて、まずはお店の形態を考えましょう。
つまり、「お店を持つかどうか」です。
例えば、るーふぁのように整体、アロマをする場合、出張という手があります。
この場合、店舗を持つ必要はありません。
代わりに、交通手段として、車が必要です。交通の便がいい都市なら、車も必要ありません。
出張のメリットは、何より店舗がないので、その分の家賃が一切必要ありません。
おおよそ3~10万くらいは浮く、ということです。
最初はお客さまをつかむのが大変かもしれませんが、リピーターが多くなります。
ただ、一人なら、場合によっては危険もあるでしょう。
お客さまにとっても、見知らぬ人を家の中に入れるのですから、大変です。
歩けない、足腰が弱い方からの依頼もあるでしょうから、施術内容も自然に変わるでしょう。
簡易ベッドを持ち歩くなら、お客さまの家の家具や床を傷つけない配慮が必要ですし、
ベットを使わないないなら、施術は体に負担がかかりますから、工夫が必要。
といろいろ考えた結果、
わたしは出張という形はやめました。
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以前はなかったお店の形に、 ネットショップ
があります。
例えば、手芸が上手でプロ並、という方が、手作りの作品を売るお店を持ちたいと思ったとします。
1つ500円くらいに見えるアクセサリーを、原価100円で作っていたとします。
つまり、1つ売れるごとに利益は400円。
それを売るテナントを月3万で借りたとします。
すると、月に 「75個」
売らないと、利益が出ないのです。
さらに、光熱費や次の作品の材料費も稼がなくてはなりません。
じゃぁ、と、価格を1000円に上げたとします。
1個900円の利益ですから、今度は33個売れればいいんですが、
500円に見えるものなら、1000円出して購入する人は当然減ります。
それなら、700円に。。。と、値段を考えるのもいいのですが、
結局テナント代って大きいんですよね。
そんな時、どこかのショップに、作品を置いてもらうのも手です。
1つ売れるごとに何%、と契約し、置いてもらう。
これはテナント代もいらないし、作品作りに集中できる。
それでも自分で売りたい、と思うなら、最初は ネットショップ
もいいかもしれません。
お店のサイトを作り、作品の写真を載せ、注文を受け付ける。
それなら、500円のうち、100円の原価とあとは包装する材料費と、送料で、
1つにつき200円くらいは利益が出ますよね。
または、お客さまの希望するものを聞いてから作品を作ることで、
少し価格を上げることも、お客さまも納得できるでしょう。
お顔をみてやり取りしたい気持ちもわかりますが、
本当に店舗が必要なのか、まずは考えてくださいね。
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2.どこにお店を出すか。
わたしが最初にやったことは、
函館、上磯地区の大きな1枚の地図を買ってきました。
そして、
現在ある整体院およびアロマサロン、あとはエステサロン、鍼灸院、カイロ、など、
競合する可能性のあるお店があるところを全部、印をつけました。
タウンページや、インターネットで検索して。
これの目的は、
まず1つは、
●同業者がいない所で開業するため。
もう1つは
●たくさんお店がありながらも続いているところは、
ニーズが高い(人の流れが多い)ので、その場所を見つけるため。
それで、いくつか場所の候補が決まりました。
これは、やってみてそんはありませんよ!
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一般的な選び方では、
・駅前、繁華街
交通の便がよく、人の流れが多いので、人目にはつく。
が、単に通勤で通るだけの場合も多い。同業者も多い。
・ロードサイト
必然的に車で来られるお客さまが対象となる。
固定客がつけば強い。
・住宅地が近い商店街
安い空き店舗が多く、人通りもまぁまぁ。
シャッター街と化している場合もありますが。
・住宅地
人通りが限られるため、開店からすぐに軌道に載せる事は難しいが、
自宅の一部を店舗にしたりと、開業時のコストが安く始められる。
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わたしの場合、
すでに身に付けた整体が施術時間の長いもの(2~4時間)が多かったため、
回転が速いお店の形態は無理。
ということで、駅前でテナントを借りたり、看板を出さず、
完全予約制で一人一人に時間をかけるお店に、ということで、住宅地、となりました。
この地域が、公共交通機関が不便で、
車で移動する方が多い、ということもあり、
「返って、どこでもいいか~」と思ったのもあります
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3.困った時の神頼み!?
さて、次にわたしがやったことは 「占い師」
の所へ行きました。
ここぞと言う時に、神頼みするのがわたしらしいところです
^-^;
おいおい!!
とお思いでしょうが、これが案外バカにはできないのですよ。
その街に長くいる占い師さんは、
多くのお店の開店や店名をつけるのに関わっていることがあります。
どんなに大企業の社長でも、縁起を担ぐことはよくありますから。
その街でどんな職業が発展しているか、
どの地域の、どんな職業の経営者が、経営難で悩んでいるか、
どんなお店が、どの地域に出店するといいか、
自分にはない情報を知っているわけです。
わたしの場合も、
当時住んでいた場所からどの方角へ動けばいいのか、教えてもらいました。
思っていた場所とほぼ同じ。よし!!
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この時点でも、まだお店を出すべきか、独立するべきか悩んでいる方は、
冗談ではなく、 「占い」
もいいと思います。
『あなたは独立開業に向いてないね』って言われて、
起業する気がなくなるなら、それだけの夢だったということです。
『それでもやりたい』と思えるかどうか、確認してみるのもいい。
それに、占い師に限らず、多くの方にお会いする経験がある方なら、
『この人は経営者に向いているな』
『この人は無理だな』
と、人相、雰囲気から、わかってしまうものですから。
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4.まずは不動産屋さんへ
さて、まずは物件探し。
不動産情報誌を片手に、大体の目星をつけて不動産屋さんへ。
ところが・・・
最初の不動産屋さんには話しを聞いてもらえませんでした。
一時間も自転車に乗って行ったのに。わりと大きな所だったのに。
(未だに少し根に持ってます!)
いくつかの不動産屋さんを回ってわかったこと。
●テナントを借りると高い!
場所にもよりますが。
これは以前の整体院で働いていた時に知ったのですが、一般的に、
消費者金融のお店(無人のお店)が入っているビルはわりと安い。
テナントビルの場合、借りた部屋と、水道、トイレが別の場合もある。
お客さんがガウンを着て、廊下を通ってトイレへ、、、というのは良くないかなぁ。
回転が早いサロンなら、目立つ場所でテナントを借りるほうがいい。
●普通のアパートで仕事をする、と言うと、 紹介してくれない不動産屋さんもある。
大屋さんがそういう風に希望している場合もあるが、
「自分で大屋さんと交渉するから」と言ってもとりあってくれない場合もある。
これは土地柄もあるかもしれません。
女性がアパートやマンションの一室で個人サロンを開いている所は、
今時都会ではたくさんありますが、
そういうのが進んでない土地では、とんでもない!と思われるらしい。
お客さまが出入りすると、住人との駐車場のトラブルなどの心配もあるから、らしい。
不動産屋に説明する場合、
アロマって?という人もいるので、そこから説明するのはちょっと大変
ー.ー;
●アパートの一室を使う場合、 「そこに住む」ことが条件となる場合がある。
「住居として使用する」ことが条件となっている場所がほとんど。
そこら辺はうまくやればいいと思いますが、
ドアの前や、窓に看板やチラシを貼り付けない!という決まりがあったりもします。
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5.それをふまえた上で、部屋の条件を決める。
いくつか回って、条件が決まってきました。
わたしの条件は、大体以下の通り。
こんな感じです。
一番苦労したのは、「廊下がある所」です。
2~3部屋の賃貸住宅では、部屋を通り抜けて、トイレや玄関へ行く物件が多い。
あとは、家賃と相談、ですね。家賃に関しては、その土地の相場が違うので。
北海道は、本州と比べれば安いです。
東京23区と比べれば、格段に安い。
函館近辺は、札幌近郊と比べると少し高い。
などなど、不動産屋さんへ行ってわかることもたくさんあるので、
まずは相談しに行ってくださいね。まずは真剣さを伝えて!
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6.自宅兼店舗のメリット・デメリット
テナントを借りる、
賃貸住宅をお店として使う、
賃貸住宅を自宅兼店舗とする、
自宅の一部分を改装する、
自宅の敷地の一角に店舗を作るなどありますが、
わたしが賃貸住宅で自宅店舗で開業して初めてわかったことを書きますね。
土地をすでに持っていて、自宅を使う方は、
場所によっては、土地の利用目的が住居のみと決まっていて、
お店が建てられない地域がありますのできちんとご確認くださいね。
たぶん役所でわかります。これから建てる方は住宅屋さんに聞いてくださいね。
まだまだありそうですが、思い出したら足していきますね^-^
小さなお店のうちはメリットのほうが大きいと思います。
ただ、ご家族の協力が不可欠です。
お子さんがいらっしゃる方なら、いくら「静かに!」と言っても、
お客さまが来られている間、ずっと静かにはできないでしょうから、
必然的に住居とは別に部屋を借りなければならないでしょう。
自宅なら、2階が住居、1階をお店にしたり、
勝手口を家族の出入りの場所とすることも可能ですね。
お子さんが出入りしたり、ペットが自由に出入りする、
オープンな、自宅に遊びに行く感覚のサロンもありますので、
結局やり方や、どんなお店を作りたいかによります。
あなたの『ここはゆずれない』というポイントを探してみて!
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よい物件を見つけて契約したら、さぁ、次はお店作りだ!