mikankan

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どうぶつ不思議体験2


<<欲しいなって思うとにゃあ・・・>>


昔、「猫が飼いたいなぁー」と思いました。

「猫がどこかに落ちていないかなぁー」と。

小学校の近くに家があって、学校の裏口には

「猫を捨てないで下さい。」という張り紙も見たことがありますが、

実際に猫ちゃんが箱に入って捨てられている姿なんか一度も見たことがありまん。

小さい頃から一度も。


「猫が飼いたいなぁー」と強く思いだしたある朝、

通勤の為に行ったバス停の横に猫が落ちていました。

本当に、ちょっと崖になった所にミャーミャー鳴いて、落ちていました。

でもその時はすぐにバスが来てしまい、その子を助けることが出来ず、

勤め先から家に電話をして母に見に行ってもらいましたが、もういませんでした。


それから1週間。

その猫ちゃんのことが気になっていました。

「あの猫ちゃんはなんであそこに落ちてたんだろう… また猫ちゃん、落ちてないかなぁ…」

その日の帰り、勤め先からの帰りのバス停に立って

向かいにあるバスターミナル脇の茂みの下に

小鳥がいるのが見えました。

「ああ、あのスズメ。早く飛び立たないとバスがやってきてひかれるよ。」

と、よーく見ると、それは小さな小さな猫でした。

生まれてまだ2週間くらいの…。

下の地面から50cmくらい上のところにあるその茂みは

野良猫の棲家でしたので、

そこから落ちたのに違いありません。

「バスが来るよ。危ない!」と

私はとっさにそこに駆けより子猫を抱き上げました。

『ここに戻したらまたきっと落ちる。』

そう思うと道路の反対側に渡ってしばし…『ここに置いたら私が捨てたと思われる。』


かくして、私のポッケに納まった子猫はバスに乗り、

私の家にやってきてミー(ミー之助ゴン左衛門)と名づけられたのでした。

それが先代ミーとの出会いです。

ミーノスケ

そして2002年の夏、蜜柑との不思議な出会いがあり

ある日蜜柑を連れて高原の家に行きました。

ここは犬たちをよく連れてきた場所です。ここに来ると必ず散歩三昧でした。

ところが蜜柑は散歩がいりませんので、家族そろって家の中でウダウダと過してしまい

『…やっぱり犬も飼おうかなぁ…』と思って横浜に帰ってくると、次の日

朝からワォーンワォーンと鳴き声が!

家の前の小学校の門に犬がビニールヒモで結わかれている!!

こんなこと今まで、本当に何十年という間一度も無かったのです。

  犬が学校に捨てられているなんて!!!

結果的には、夕方に飼い主が見つかり家に帰っていきました。

      がしかし、このときばかりは

『簡単に何かが飼いたいなんて思っちゃダメなのだな。』と、

私の不思議な動物吸引念力の迷惑をこうむったかもしれないそのワンちゃんに

申し訳なく思ったのでした。

ちなみに私はスプーン曲げもできないし、UFOを見たこともありません!

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名前の不思議



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