イラストレーター翼のblog/笑顔の招き猫♪

Blue*

羽化
~ラピスブルーがとっても美しい作品『羽化』~


Blueという色は、とてもたくさんの方に好感を持たれ
る色です。
特にWhiteと組み合わせた時の清々しさは格別で、目に
しただけで気持ちが洗われていくような、そんな印象
を持つ色です。


色彩心理的に見てみると、Blueは内面をあらわす色と
よくいわれます。
肉体に対する『精神』の部分。
内面へ向かう、『静』のイメージの強い色です。


この色をチョイスする時、あなたはもしかしたら、自
分自身を深く内省している時なのかもしれません。新
しい自分になるために、今の自分を深く深く見つめ直
している、浄化の時期なのかもしれません。
またとってもロマンティックな方なのかもしれません(笑)



一口にBlueといっても、とてもたくさんのBlueがあり
ますね。

瑞々しいアクアブルーから、澄んだ空のようなスカイ
ブルー、夏の強い青空のような青らしいブルー。そし
て満天の星空のような深いラピスブルーやプルシアン
ブルー。

色が濃くなれば濃くなるほど、その精神性・内省の傾
向は強くなるような気がします。


またこのBlueという色の持つもの・・・はきっと、こ
れからの時代の象徴になるような気がします^^
Blueの時代・・・ですね。



色というのは先にも申し上げましたが電磁波。思考に関
係なく私たちの脳に働きかけ、心身にいろいろな反応を
呼び起こします。

あなたが欲している色というのは、あなた自身が奥深く
からその色(の刺激)を欲しているのです。

Blueに目がとまったのなら、そのBlueのエネルギーを十
分に感じ取ってみて下さい。Blueはきっとあなた自身が
変化をするお手伝いが出来ると思います。



・・・あなたは今、どんなBlueに惹かれますか?・・・




ラピス
~美しい青に金色のパイライトを煌めかせるラピス。
満天の星空をイメージさせます。~




その昔、砕かれて絵の具に使われていたという鉱物・ラ
ピスラズリ。ペルシャ語でラピスは『石』、ラズリ(laz-
uward)は『青』という意味です。

主な産地はアフガニスタン近郊で、ほかにはロシア、チ
リなど地球上で数カ所でしか採掘できないラピス。
その絵の具は日本では瑠璃色、西洋ではウルトラマリン
(海を越えてきたもの)と呼ばれていました。大変貴重
&高価で、西洋では聖母マリアの衣に使われていたので
『マドンナブルー』という呼び方もあるそうです。

絵の具以外でも、正倉院収蔵の宝物、ツタンカーメンの
棺やマスク、メソポタミアの印章などにもラピスは使わ
れていました。



この美しい色をもっと安価に手に入れるために見つけだ
されたのが、同じく鉱物のアズライトです。ラピスラズ
リの構成石の一つであるといわれています。
日本には飛鳥時代にアズライトによる顔料『群青』が中
国より輸入されました。



私自身、このラピスブルーは外せない色。

この色がそういう歴史を持った色だということを知る前
の、学生時代からよく使っていました。
油絵を描くときも、日本画を描くときも、ウルトラマリ
ン(瑠璃色)を、アクセントとしても、隠し色としても
使っておりました。



特に私の節目節目には必ず目にとまる色で、今でも制作
するイラストレーションに、気が付くといろいろな形で
よく使っています(笑)




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