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初めにお断りしておきますが、このシリーズは私が自分の頭を整理し、投資家として少しでも 成長することを目的として書いているだけのものです。そのためこのシリーズを見て売買をし、儲かっても、そして損をしても私は一切の責任を負いません。投資は100.0%自己責任で行って下さるようお願い致します。
それではまず最初に下記の免責事項を御読み下さい。そして納得できない方はここまでで立ち去り、今後当ブログへの御訪問はお控えください。
2017主力株概況シリーズ 免責事項
2017主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
そしてここから先の2017主力株概況シリーズは 「純度100%の私のポジショントーク」 でもあります。これが最後のチャンスです。読むのをやめるならここまでですよ。。。
よろしいでしょうか? ここから先の日記へは上記の免責事項にご納得頂けた方のみがお進み下さい。。。。。。
さてそれでは、2017主力株概況シリーズ、いよいよスタートです。
1位 6425 ユニバーサルエンターテインメント
(東JQS、3月隠れ優待株) ◎◎◎~∞
PF時価総額1位の幕内最高主力は、パチスロ大手でフィリピンでついにオープンした総工費2400億円以上の巨大カジノリゾート、オカダマニラに企業としての命運が懸かるユニバーサルエンターテインメント(旧アルゼ)です。株価上昇によって前回の2位から更に順位を上げ、この位置での登場となりました。
現在の株価は3785円、PBR1.31、株主持分比率は52.1%、今期予想PER15.18、配当利回り0%(0円)です。ユニバーサルエンターテインメントは我々優待族の間では有名なことですが、隠れ優待で毎年趣向を凝らしたオリジナリティ溢れる秘密の優待品を戴けます。
今日は過去3年間を振り返っておきます。まずは最新の2016年の優待品を見ておきましょう。
有田焼 豆皿&銘々皿コレクションでした。
ユニバーサルエンターテインメントの隠れ優待には「常に7の刻印」が入っているのですが、今回は「お皿が7枚」ということでした。15分ほど、「隠れ刻印」がどこかにあるのではないかと考えて虱潰しにお皿を裏返したりして血眼で調べたのはちょっと秘密です。(汗)
非常に上質なお皿で、毎日の料理を引き立ててくれています。♬
次は2015年優待品です。
ハイレゾ対応イヤホンマイクでした。早速具体的に見て行きましょう。
↑ さり気無く入る 「7」 の刻印。 この 「溢れる遊び心」 がユニバEの隠れ優待をより一層魅力的にしています。
最後は2014年優待品です。
「ユニバーサルエンターテインメント×amadana」のスペシャルコラボレーションによる超クールな計算機でした。我々投資家には必須アイテムですし、またそのクオリティーも最高で、率直に言って私がユニバEから過去に戴いた優待品の中で一番嬉しかったです。
↑ ここにも力強い 7 の印字があります。 ユニバEの隠れ優待と言うのは毎年凄い気合が入っていて全く手を抜いていないんですね。 「神は細部に宿る」 という言葉通りの素晴らしい内容 です。 ♪ 私は毎日の日記で、各銘柄の総合利回りを手計算する時にこの計算機を使っています。そして2017年1月25日の本日現在も相変わらず手元にあります。
さてユニバの隠れ優待はこのように毎年大体時価5000~10000円前後はする太っ腹かつオリジナリティに溢れた珠玉の内容です。私がネット上で確認を取った限り2006年以降は業績が悪かった年も含めてずっと継続されており、また今後の隠れ優待継続に関してもIRが明言しています。そのため総合利回りは1.3%(配当0円+隠れ優待50円=50円、隠れ優待品は低めに見て5000円で換算)となります。
さて次は、ユニバーサルエンターテインメントの現在の懸念材料について見ていきましょう。
まず米ウィンリゾーツとの泥沼の訴訟合戦は未だに続いています。
ここで改めて復習をすると、ユニバEはかつては米ウィンリゾーツ社とラブラブの蜜月関係であり、仲良く手をギュギュッと握りながらハートトゥーハートでカジノホテルを経営していました。ところが、その後 ユニバEがフィリピンで単独でのカジノホテル運営を志したことから急激に、劇的に関係が悪化 しました。
そして2012年2月18日、ウィンリゾーツ社はユニバEの連結子会社であるAruze USA Inc.を株主として不適任であるとして、Aruze USA Inc. が保有するウィン・リゾーツ社株式(24,549,222株、発行済株式に対する持分割合:当時19.66%)を、同日のウィン・リゾーツ社株式時価の約30%の割引価格(つまり70%)で10年満期の長期受取手形(19億ドル=約2200億円)を対価として償還することを決定し、即日勝手に実行しました。 当然ユニバE側は「激おこぷんぷん丸」で提訴 し、現在地獄の法廷闘争が繰り広げられています。
つまり、 ユニバEがその蜜月時代に持っていたウィンリゾーツの株券は突然に一夜にしてシンデレラの魔法が解けてカボチャの馬車に変身してしまった のです。
そして
勝手に30%減価されて19億米ドル相当の債券にされてしまった
この株券は現在、仕方なく取得原価の543億9500万円(2016年度有価証券報告書65ページで確認)でバランスシート上に計上されています。
ただ、今から6年後には ウィンリゾーツさえ元気ならば仮に裁判に負けても最低19億米ドル(約2200億円)がユニバEの元に戻って来る
わけであり、かぼちゃの馬車には 実際には1600億円超の、これだけでカジノを1つオープン出来るくらいの巨大な含み益がある
状況に変わりはありません。またその問題の19億米ドルの債券の利息(年2%)も、ここまで4年間で裁判所に預けられたままではありますが、合計で約175億円に積み上がってもいます。
ただしユニバEの懸念材料はもちろんこれだけではありません。2015~2016年にかけてオカダマニラの開発資金に関して合計12億ドル(金利は8.5%~12%)の私募債を発行しており、以前と較べるとバランスシートがやや緩み、弱ってきているのは気がかりです。ただそれでもほかの海外のカジノ企業に較べれば、未だ財務状態は健全ではあります。
さてここまではマイナス面を見てきたわけですが、その一方でユニバEには「これは当れば超太いだろうな。勝ったら本当に今度こそ南の島に移住確定だな。」と感じずにはいられない物凄いポテンシャルがあります。そして命運を握る巨大カジノの オカダマニラ もついにソフトオープンし、現在は2月末と推定されるグランドオープンを楽しく待っているところです。
ギャンブルで儲かるのは何と言っても「胴元」。そして、ユニバEは「日本初の巨大カジノの胴元」についになった。
んですね。
(写真は全てskyscrapercity.comより引用)
↑ 美しい。黄金の国ジパングを象徴する金色のファサードに、日本では最も高貴な色とされる「紫」のコンビネーションがべらぼうに映えますね。
さて待望のソフトオープンを迎えたオカダマニラが今後どのような利益の立ち上がりを見せるのかはフルオープンしていない現時点では予測することが極めて困難ですが、
フィリピンの国家的プロジェクトである
「エンターテインメント・シティ・マニラ (マニラ国際空港から至近距離のマニラ湾沿岸部のパラニャーケ市の巨大な埋め立て地に、マカオやラスベガス級のワールドクラスのカジノ複合リゾート施設を作るという計画。全部で4つの企業が認可を受けた。オカダマニラはその内の1社で、3番目のオープンかつダントツの最大規模。)」
で、先行オープンした2社(ソレア・リゾート&カジノ、シティーオブドリームス・マニラ)のカジノも数百億円レベルの売り上げをドンドンと拡大しながら順調に推移していますし、またオカダマニラは、
を受けており、
開業後4年間は法人税免除かつ5年目以降も軽減税率の適用が認められる
という 発展途上国のフィリピンならではの太っ腹な超大出血サービス を受けることができるのも非常に大きな魅力です。 このカジノプロジェクトはフィリピンにとってはまさに国策事業なんですね。
また最近は中国との政治的な結びつきの強いマカオのカジノがやや失速していますが、政治的な繋がりが少なくてかつ外交関係が以前よりも改善し、地理的に中国に近くて「清濁併せ呑む」発展途上国であるフィリピンのカジノには今後大きなチャンスが広がっており、
「新たなるマネーロンダリングの聖地」
の地位を数年後に得ることになっても別に不思議ではないとも感じています。
ま、リスクのないところにリターンはありませんし、ここに関してはある程度覚悟を決め、腹を括ってホールドする必要があると思います。以上の全体的なまとめをするとユニバEは、
負ければ株価は2分の1、ただし、もしも勝った場合には2~5倍。
だろうと評価しており、「ハイリスク・ハイリターン」の典型例ではあるものの、
リスクに十分に見合うリターンを期待できる、「リスク・リワード比」の優れた、極めて魅力的で面白い銘柄である
と結論しています。
「ここから5倍なんてあり得んやろう。」と考える投資家の方が多いでしょうが、ユニバEには創業者である岡田会長の持ち株比率が非常に高くて
ところで、インデックス投資家のバイブルとして知られる名著、
ウォール街のランダムウォーカー
の中で、著者のバートン・マルキールは、
「市場で成功するための3つのルール」を述べています。
1. 今後5年以上の長期利益成長率が市場平均以上の銘柄を買うこと。
2. 株価がファンダメンタル価値以上になっている銘柄には手を出すな。
3. 投資家が「砂上の楼閣」をつくれるようなストーリーが描ける銘柄を探そう。
そして、この中の 3 にユニバEはぴったり当てはまっているとずっと思っています。日の丸企業が数々の苦難を乗り越えて、成長著しいフィリピンで国内ナンバーワン、アジアでも最大級の巨大カジノを建てて「日本企業初のメガカジノの胴元」になり、日本流のおもてなしの心で列強の欧米カジノメジャーに挑む と言うのは最高の夢物語だと思っているんですね。
更に、名著
成長株投資の神
の中で、デビット・ライアンは、
価格目標を設定することには問題がある。最も良い銘柄は結局、たいていだれの予想をもはるかに超えて大きく上げるもの。
と述べました。ユニバEには大きな夢がある。多くの投資家がその夢を、ストーリーを信じた場合には、株価は驚くほどの想像を超えるブレイクを見せることもあり得る、私はそう考えているということです。
、、、と、ここまで激アツで色々な事を語ってきましたが、最後に1つだけ。
今のユニバEの株価は私の取得単価の「ほぼ2倍」の水準となっています。私もこの世界で比較的長く生き抜いてきているので、一旦大きな含み益を得たポジションを最終的にマイナスで終わらせることは決してありません。それはつまりユニバEの今後に何か決定的な悪材料が出た場合には「利益確定して静かに黙って瞬時に撤退」することも当然にあり得るということです。皆様もくれぐれも投資判断は自己責任でよろしくお願いしますね。
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