ぱんだの喘息日記

ぱんだの喘息日記

林間学校


私は病気の事は全く気にしていなかった。
学校や友達の受け入れ態勢に恵まれていたのかもしれない。
林間学校では西湖に行った。
ハイキングとか色々あった。
私は、皆と同じ事が出来なくても行くだけでも行きたい。
皆と同じ場所にいたいというのが一番の希望だった。
紹介状や薬、吸入器、全て持って行った。
みんなが、ハイキングに行ったりしている間は近場で水を触ったりして遊んでいた。
みんな「しっかり、留守番してろよ~」なんて(笑)
ご飯とかも自炊で飯盒炊飯とか。
私の班の子達は、お昼はサンドウィッチにしたんです。
パンが苦手な私・・・
パン食べなきゃならないんだなぁ・・・なんて思いつつ、みんなの忙しさとかもわかってたし、私も作るの頑張ろうって思ってたんです。
すると男子が「おい!ぱんだ、パン嫌いじゃん。おにぎりも作ろうぜ」と。
私は、ビックリ!!
「えっ。私だけだから一緒でいいよ?」と言うと「だって嫌いだろ」って。
男子がご飯炊いて作ってくれたんです。
女の子達も嫌がらないで「そうだね。おかずないけど。」と。
ハイキングに行く時「しっかり食えよ」って持たせてくれました。
あまりの嬉しさにおにぎりを持って、泣いていました。
みんなに自慢して、いつも食べなかった私が、おにぎり二つ、しっかり食べていました。
帰って来た友達は「しっかり食べたか?薬飲んだか?」って、気にしてくれて、いっぱい、お土産話を持って来てくれました。
夜も心配して、交代で、声をかけてくれて。
本当に素敵な友達に恵まれました。


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