ぱんだの喘息日記

ぱんだの喘息日記

オカメインコの喘息


当時、我が家には、オカメインコを飼っていました。
春の子は、喋るという話を聞いたので、春の子を買ったのです。
その前に、インコを飼っていたのですが、死んでしまい、生き物が大好きな父が可哀想な気がして、連れてきたのです。
春の子は喋るというのは、本当だったのか?とにかくよく喋る!!
都合がいい事と好きな事だけ。
「ばぁちゃん、こっちへおいでよ!!」「じぃちゃん」「どんぐりコロコロ・・・コロ?」おまけに人を呼ぶのに「やぁ!!」
ご飯と言えば、父が甘やかしたので、鶏の餌は餌箱から外に捨てて食べません。
うどんや豆腐が大好きで、お刺身や卵などを父と一緒に食べるんです。
でも、時々、大きな口を開けて詰まらせた感じ。
父に「他の物あげるから!!」と怒ったりもしたのですが。。。
単に急いで食べた時だけだと思ってたんです。
ところが、いつものように食事をすませ遊んでいると、口を開いたまま動けなくなってくんです。
そのうちに嘴の色が変わり足の色も紫になって倒れてしまいました。
えっ?チアノ-ゼ?
どぉしよぅ・・・
「お母さん、死んじゃうよ。死んじゃうよ。どぉしよう・・・」
お母さんが一応ね心臓マッサ-ジをしてみるものの、どうにも出来ない。
その間に、片っ端から動物病院に電話したけれど、夜だし、オカメインコを専門として診られる先生がいないと断られて・・・
探して探して、家から車で40分くらいの所にオカメインコを見てくれるところがあり、すぐに向かいました。
「この子の名前は?」と聞かれ「ぶんたです」というと「ぶんたくん。頑張るんだよ。ぶんたくん」
何度も何度も先生が呼びながらマッサ-ジして、注射をしました。
そして、酸素吸入が用意され、インコなので、筒のような入れ物に入れて、酸素テントのような感じでやりました。
意識?が戻らないので、何度も何度も注射やマッサ-ジを続け、2時間が経って顔色ならぬ嘴と足の色が戻って来ました。
先生が「良かったですね。もう大丈夫ですよ」と言ってくれて。
何がなんだかさっぱりわからなくて、食べさせてしまった事がいけなかったのか不安で聞きました。
すると「人間でいう喘息ですよ。咳とかしてませんでしたか?」と聞かれてもくしゃみくらいならわかってもインコの咳なんてわからない(泣)
説明をうけているうちに、ああなるほどという感じでした。
「今日は、入院して貰いますね。明日、また、色々とお話しますのでいらしてください」と言われ預けて帰ったのです。
次の日、オカメインコは、とてもワガママな鳥で、ストレスがたまりやすいそうです。
籠も3羽くらい入る大きな物にして、おもちゃも沢山入れてあげないといけないそうです。
我が家は、幸い、インコが何匹か入っていた大きな籠だったのですが、おもちゃが足りないと言われました。
でも、ほとんど、野放しで、部屋の中、遊んで散らかしてたんですけどね(^^:)
喘息なので拡張剤のお薬を毎日2回、飲む事と、足が冷えると咳を誘発するので、湯たんぽをかかさないように言われました。
どんなのが、咳なのかとか色々、教わって、やっと理解出来ました。
運動誘発も起してたんです。
走り回ったり、飛び回ったりしていると、すぐに咳して顔色が変わって来てしまって。
可哀想だったけれど、羽が長いと、どうしても飛びたくなるし、飛べる距離が広がってしまうので、切ってしまいました。
でも、毎日、ほとんど籠にはいないので、違ったかな。
初めての経験で凄く、ビックリでしたが、良い先生がいて良かったです。
オカメインコもわかるらしくて、先生のところにいくと、目をつぶって気持ちよさそうに診察していました。


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