ぱんだの喘息日記

ぱんだの喘息日記

教育実習


前日まで入院していて、毎日点滴をするという約束で、とりあえず帰省した。
中途半端なまま、実習に望み、大変な日々が続いた。
実習そのものは朝7時から夕方6時まで。
その前に朝、4時頃から点滴をし、午後は終わってから点滴となる。
実家の方では夜間外来を行っている病院がない為、開業医の先生達に協力して貰い、救急医療センタ-で診て貰っていた。
結局、私に許される時間は夜の10時頃から朝の4時まで。
その間にも実習簿を書いたり、次の日の実習計画を立てなければならない。
ほんとにキツカッた。
調子はどんどん悪くなり、途中40℃からの高熱も1週間に渡って続いた。
園長のいる2階まで、挨拶に行く余裕すらなく怒られた。
喋る事すら大変になって来て、常にゴボゴボ、ピョ-ピョ-。
子供達からは「先生、走らなくていいよ。」
影で何度となく吸入している姿を見ては「先生、お薬は?」
医療センタ-で点滴している姿を見れば「先生、お風邪ひいちゃったの?」
もう一人の実習生の先生と比べたら何とも情けない実習生だったのだ。
それでも、子供達の楽しめるつぼは押さえた。
幸い、実習園にいた先生方はピアノが下手。
子供が好きなアニメソングの弾き語りや、メドレ-は弾けない。
どうかすれば、季節季節の曲も危うい?
ピアノを武器に椅子とりゲ-ムとか、鬼ごっこ、手話、とにかく私に出来る事をやった。
調子が悪いというだけで、先生達のあたりは良くはなかったけど、子供達とは仲良かった。


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