ぱんだの喘息日記

独りぼっち

精神科で薬を出して貰っても効かない。
効くわけがない。
私が言っている事は確かだから…
言ってる事もやってる事も言われている事もわかってるから…
親には心配かけられない。
必死で涙を堪えて見ても流れてくる。
独りぼっち…
誰も信じられない。
独りぼっち…
独りぼっちはイヤ
そんな中、本館のレストランに行く日が迫って来た。
行きたくない。
でも…
みんな凄く楽しみにしてる。
本館へ行くだけ。
院内のレストランに行くだけ。
それなのに『何着てこう』『この帽子でいいかな』
嬉しそう…
私の都合でやめられない。
行かなくちゃ…
母にもついて行って貰い、みんなで１７Ｆに行った。
食べれない。
みんなの目が恐い。
顔が変わって見える。
また涙が零れる。
拭いても拭いても…
病棟に戻った。
みんな嬉しそう…
良かった。
ところが、その夜。
私が廊下に出た時だった。
『土産の一つも持って来いよ』怒鳴られた。
そして、その横にいた看護師さん
『ふざけんな！ば～か』
耳を疑った。
私は部屋に戻り他の人に聞いた。
『ぱんだちゃんが、おかしいんじゃない。今、言ったよ』
もう居場所はなかった。
言われても仕方ない。
その日、一番楽しみにしていた肺癌の人。
白血球が下がってしまい、行けなくなってしまった。
楽しみにしていた分、悔しさも倍増しただろう。
自分のした事が裏目に出てしまった。
でも…
看護師さん達と怒鳴らなくても。
もう耐えられる力はなかった。

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