目指せ!幸せステマム生活♪

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この間が一番苦しかった気がする。
なぜなら、夫が何も知らなかったから・・・。
何も知らない夫を前に普通どおりに暮らしていくのが耐え切れなかった。
医者は、何もできないと言ったけれど、他の病院に行けば、
何かの治療の出会えるのではないか、という期待も捨て切れなかった。

一週間後、義父より、夫へ肺転移のことを言ってもらった。
そのとき・・・夫がどう受け止めたのか、私は傍にいなかったからわからない。
新婚間もない妻が傍にいては、帰って夫自身が辛いのでは、 という私の両親が私の同席を控えさせたから。

ただ、話が終わった後、私が夫を迎えにいったときに、まるで
捨てられた犬のように、不安げな表情をしていたのは、はっきりと覚えている。

「おれ、なおらないんだって・・・」
と力なく言ったことも。

その夜、夫は私を抱きしめながら
「死ぬときって、痛いんかな・・・。おれ、苦しみながら死ぬのは嫌だ・・・」
そう泣いた。

「そんなこと絶対にさせないよ。絶対・・・。大丈夫。きっと何か打つ手はあるよ!!」

そう私も抱きしめながら叫んだ。

どうしてこんなことになったんだろう。
幸せな、幸せな日々だったはずなのに。。。


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