ミステリ系(11/21更新)



2003.11.21
古本屋にでかけたついでに仕入れたのがこれ→「タイム」深谷忠紀 たくさん書いているミステリ作家さんだそうですが、不勉強な私は知らなかった。
20年前のある秘密をかかえた4人が今になってその秘密をあばかれそうな事件に巻き込まれ・・という話で、おおよその話のオチは読めるし、つっこみたらんなあ、と思うところもありましたがまあまあ楽しめました。
しかし許せないのが解説。最近はミステリでも解説に力を注いでいて、ビッグネームがかいていたり、そうでなくてもsomething newの部分があるので楽しみな解説部分なのですが、この本の解説はひどい。有名な批評家の手によるものですが、とおりいっぺんの説明とあらすじがかいてあるだけ。だからなんなんだ、という10年以上前によく見られた「ばかやろう解説」なんです。手を抜くな、手を!!

2003.11.19
近くの図書館では「創元推理文庫」のラインナップがあなどれない。けっこうそろっています。で、借りてきたのが「黒いハンカチ」小沼 丹
かなり昔の作家で、本書も復刻版(だって昭和23年初出ですよ!)みたいなものですが、どうしてこんなに面白いものが今まで紹介されてこなかったのか不思議だ、と思うくらいのおもしろさでした。もともとミステリ畑の人ではなかったのが理由らしいですが。ジャンルでいうとアームチェア・ディテクティブに近いのかなあ。ある学校の女教師が、生活の中の小さななぞをちょっとしたヒントから解決してしまう、というシリーズものです。
これはほんとお勧め(お勧めばっかりだけど)。


2003.11.18
読みましたよ、グロテスク。すんごーーーーく面白かった。いわゆる正統派ミステリではないのかもしれませんが(犯人を探偵が追い詰めるのではないので)、それぞれの視点からの語りが私にとってはすごくおもしろかった。宮部みゆきさんの「理由」よりも説得力があるような気がしました(なんとなくトーンが似てません?)
筆力あるなあ。桐野さん。

2003.11.16
友人から桐野夏生さんの「グロテスク」を借りました。分厚いし、2段組だし、結構歯ごたえありそうですが、読み出したらすごくおもしろい。

おもうんですが、同じようなタッチ、同じような評価を得ている人でも好き嫌いがはっきりしますよね。

宮部みゆきさんと北村薫さん。タッチの似ている領域があるけれど、断然宮部みゆきさんの勝ち。
桐野夏生さんと(ちょっと違うかもしれないけど)乃南アサさん。どちらも女性で社会現象を切り取ったすごくシャープな書き方するけれど、断然桐野夏生さんでしょう。少なくとも私は、ですが。

このあたりに共通するのは、「まなざしのあたたかさ」じゃないかと思います。結局「どうせこんなもんでしょ」と見ているのが乃南さんじゃないかなあ。すごく人を冷たく見ている気がします。桐野さんは逆にすごくどろどろした場面でも冷たさがない気がする。なぜだろう?あれだけ日本刀みたいな鋭さがある高村薫さんも、冷たさって感じない。逆にすごくあったかい場面を書いているはずの北村薫さんには、「芸」としてやっているような遠い視点を感じます。

ご本人たちにしてみたら「なんてこというんだ」ということになるとはおもいますが・・・

ともあれ、「グロテスク」すごく楽しんでます。


2003.11.15
ディーヴァー、本屋でみたら、ほとんど読んでたことに気づきました。呼んでなかったのはペラムという映画ロケーション・スカウトが活躍するシリーズのみ。なので、このペラムシリーズの第1作を買ってきました。「シャロウ・グレイブス」です。

うん。結構おもしろいですねえ。出張の帰りに一気に読んでしまいました。
第3作まで出ているそうで、楽しみです。
女性がばかみたいに書かれているのがちとつまらないけれど、主人公はいいやつ(でもこういう人に私は惚れないと思うが)なので、許すか。


2003.11.10
「監禁」ジェフリー・ディーヴァー ハヤカワ文庫
やっぱりあたりでしたねえ。いいなあジェフリー・ディーヴァー。
単なるサイコものではなく、結構奥が深くて一気に読めますね(という割には3日くらいかけてましたが)。
ディーヴァーものもかなり文庫になっているので、いくつか仕入れてみましょうかねえ。

2003.11.05

「ローラに何がおきたのか」フレドリック・ヒューブナー 角川文庫
http://plaza.rakuten.co.jp/aff.phtml?url=http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4042921019/ref=sr_aps_b_/249-4632522-3801164

行きののぞみの中と、電車の中で読み終わりました。
うんうん。面白い。リーガルの場面もありますが、これはサスペンスというか、すごく面白い設定ですね。おそらくこうなるんだろうなあ、という予想はつくんだけど、そこにもっていくまでの流れをとても楽しめました。
第2作目、たのしみだなあ。

出張前に一冊仕入れました。
「監禁」ジェフリー・ディーヴァー ハヤカワ文庫
まあこれは安心できるよね。


2003.10.29
前回の出張以後、久しぶりにミステリを買いました。

「ローラに何がおきたのか」フレドリック・ヒューブナー 角川文庫
http://plaza.rakuten.co.jp/aff.phtml?url=http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4042921019/ref=sr_aps_b_/249-4632522-3801164
リーガルものみたいなんですが、「極上の心理サスペンスミステリー」という帯のキャッチフレーズに賭けてみました。出足は上々、という感じです。乞うご期待。

2003.10.28
前回の出張時に下記掲載の「プラムアイランド」読了。
上下巻の重量級でしたが、おもしろかったです。あまり厚さを感じなかったなあ。
おちゃらけたユーモア連発する中年刑事が、バイオ系のなぞの研究所(それも島!)で起こった殺人事件をとくお話。デミルの作品はいつもそうですが、登場人物が魅力的で、感情移入ができます。

2003.10.18
久しぶりにネルソン・デミルを購入。
「プラムアイランド」上田公子訳
http://plaza.rakuten.co.jp/aff.phtml?url=http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4167661063/qid=1066457476/sr=1-1/ref=sr_1_2_1/249-4632522-3801164

上田公子さんが訳すものにはずれはない、というのが私の確信でして、トニーケンリック(ふるい!!)しかり、このネルソン・デミルしかり。
まだ数十ページしか読んでませんが、とてもおもしろくて今後期待できるなあ。

2003.10.15
昨日はライブのいき帰りに仕事の本読みたくなかったので、前から買っておいた貫井徳郎さんの2冊を読みました。「迷宮遡行」と「天使の屍」。
迷宮遡行は改訂版なんだそうですが、軽妙なハードボイルド、というのを目指してある程度成功しているものの、私の好きな樋口有介さんと比べると及ばないかなあという印象でした(彼はそれ専門だし)。天使の屍のほうはなるほどと納得感を持たせる結末ではあるけれど、あんまり読後感はよくなかったかなあ。
この方、サイトもお持ちなんですね。
http://www.hi-ho.ne.jp/nukui/


2003.10.07
基本的に海外ミステリが大好きなんですが、今日読み終わったのは国産。貫井徳郎さんという最近やたら平積みされている作家さんです。

「修羅の終わり」 貫井徳郎 講談社文庫

いわゆる叙述ものというか、3つの物語(それも時代が違う)が交互に語られて最後に大団円、になるはずなんですが、少しずつ読んだせいか最後の1行を読んで

「あ???」

もう一度メモ取りながら通して読まないとわけわかりません。
そういいながらいうのもなんですが、面白いことはとても面白いのです。
「慟哭」のときの「おおおっやられたー!」という感じはありませんが、面白いです。
もう一回よもっと。


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