さよなら、プライベートプール
ザ・ヴィラス・バリのチェックアウトは14:00だ。それまで、この部屋でのんびりしようと、何も予定は入れなかった。
パパはチルがお気に入りで、もう1回行ってしまった。子供たちは、暖かくなるのを待って、10時頃からプールで遊ぶ。私も子供たちに促されて、プールに入った。パパも戻って来て、プール遊びに参戦だ。
私は一足お先に着替え、荷物を詰め始めた。子供たちは最後には水着を脱ぎ捨て素っ裸で泳いでいる。これもいい思い出か?水着を片付けながらふと考えた。このまま、スーツケースに詰めて大丈夫か?濡れたままで、丸二日以上スーツケースに詰めていたら、悪臭を放ったり、カビが生えたりしないだろうか?結局、手荷物として持って帰ることにした。日本から持ってきたエアマットや浮き輪の空気を抜くのも結構大変だった。ばたばたとしてあっというまに2時になってしまった。お名残惜しいけどこのお部屋ともお別れだ。さよなら、プール。
ショッピングへ
チェックアウトをすませると、スーツケースだけヴィラで預かってもらった。レセプションにはもうチャーターしていた車が来ていた。今回は20時までのチャーターだ。クタ方面へ向かい、とりあえず昼食だ。ガイドさんおすすめのところへ連れて行ってもらった。サンティカ・ビーチ・ホテルのカフェだ。おすすめのナシゴレンを食べた。また、デリバリとはひと味違ってこれもおいしかった。焼き鳥みたいなものものっていてボリュームがあった。ビールやジュースも入れて3000円くらいしかかからなかった。民族衣装を纏い、大きな黄色い傘を持ったお祭りの一行が通りを歩いていった。今日は何とかのお祭りらしかった。バリ人は信仰が厚く、一年中お祭りがあるらしい。
去年オープンしたばかりのディスカバリー・ショッピング・センターに連れて行ってもらう。向かいはよく見ると、昨日行ったウォーター・ボム・パークではないか。弟はおもちゃを買う気満々だ。でも、そこのおもちゃ屋さんはほとんどアメリカ製か日本製のものばかりだった。お値段も日本より高かった。とてもきれいなショッピングセンターで、バリっぽさは全くなかった。地下にはスーパーマーッケトが入っていた。なにしろ、時間がなかったので余り見て回れなかった。パパも体の不調を訴え、動き回れなかった。入り口のの反対側は海岸まで下りられるようになっており、外に出てみた。ちょっと先はビーチになってるようだ。泳いでいる人がたくさん見えた。太陽がだいぶ傾きかけている。きっとここは夕日がきれいなんだろうな。
ガイドさんに、この近くにあるおみやげ屋さんに連れって行ってもらった。小さいお店だったけど、ほしいものがたくさんあった。お母さんが日本人という店員さんがいて、お母さんの出身地がうちから40キロほどしか離れていない町だったので、ローカルな話題で盛り上がった。お店の人が子供の相手をしてくれたのでたくさん買い物できた。2万円以上買ったので、2割引いてくれた。これがまたけっこうな量で持ち帰るのが大変だ。
まだ、7時過ぎだったが、パパの体調が思わしくないため、ヴィラスにもっどた。
時間つぶし
なぜ、車のチャーターを8時までにしたかというと、JTBのホテルの迎えが何時になるか、現地に来るまで分からなかったからだ。現地に来てはじめて10時に迎えが来ることが分かった。2時間以上どうやって時間をつぶすか。ヴィラスにはロビーのような所はないので椅子に座ることさえできない。さらにピンチな出来事が・・・。おみやげ屋さんでドルとルピアを使い切ってしまったのだ。食事はカードでできるとしてもタクシーに乗れない。スミニャックのレストランに行ってみたかったのに。パパは死にそうだし・・・ビンタンマーケット前の両替屋まで歩いて行かせるわけにはいかない。困っていると、ヴィラスのスタッフの人が声をかけてくれて、事情を話すと、
車に乗れ、という。両替屋さんまでパパを連れて往復してくれたのだ。ありがたい。
私は、預けたスーツケースを出してもらい、レセプションの隅でスーツケースを広げ、買ったお土産をぎゅうぎゅう詰め込んだ。オーストラリア人らしきゲストに白眼視された。ヴィラスの皆さん、ほんと、邪魔な日本人でごめんなさい。
パパはもう動く元気がないので、ここから送迎してもらえるプラナ・レストランへ行った。今日はリラックスできる奥の席に座った。ここならソファもある。子供と私だけ食事した。弟はラーメンみたいなものを注文した。おいしそうだった。満腹になると、弟は椅子に横になって寝てしまった。
1時間以上居座ったが、おかげでパパは元気回復したようだ。10時前に弟を無理矢理起こし、再びサンセットのレセプションに戻った。すでに、JTBの人が待っていた。レセプションの人たちに別れを告げて空港へ向かった。
最終日は個人手配で、もう1日ヴィラスの宿泊を押さえておければ良かったかもしれない。また、最近、JTBのパンフレットを見たところ、「空港の近くのホテルで、出発の2時間前までホテルで過ごせます。」という最終日プランがあった。子連れにはそういうのもいいかもしれない。
帰国へ