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2007.01.14
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カテゴリ: 音楽
年もかわり新たな生徒さんとの出会いも。
日勤夜勤と不定期なお仕事の中クラシックをちゃんと弾きたいと若い看護士さん。自宅でピアノを教えておられるクラシック・ピアノの先生がジャズを習いたいとジャズ・コースに。出張であちこち飛び回っておられるソーシャル・ワーカのお母さんがジャズ・コースに。30台サラリーマンの男性がピアノが弾けるようになりたいと初心者のコースに。団塊の世代一斉退職の時代の前触れか、ギターとのダブルで是非ビートルズが弾けるようになりたいとピアノ初心者コースに入会のお父さん。40台からピアノをはじめて10年の経験クラシック志向で平均律、モーツアルトのソナタなどもってこられた男性。クラシックの経験があり受験のブランク後再開をジャズ・コースでという高校生の男の子など。

真っ白なこどもさんと異なり、人生を積み重ねやりたいこともはっきりしていて、それぞれ独自のピアノ経歴・練習法をもつ大人のレッスンは手の骨格が出来上がっている点、自己管理能力(知的判断力理解力,しつけも含め)が子供よりある点等々良いこともたくさんあるかわり、どうしようかと言葉を選びながら今後の方法をお話しするのに神経をすり減らすことも多い。まったくの初心者やクラシックのピアノの経験はあるけれどジャズという違うジャンルにチャレンジしていこうという場合には問題ないのだが、クラシックでリ・スターター、それも平均律、ソナタレベルまでまじめに先生の言うことを聞いて練習して来られた生徒さんが一番困る。試験官のように一期一会の出会いで演奏の感想を述べてそれでさようならの関係ならば、まずいいところをたくさん多いにほめておいて、客観的に生徒さんが理解できるレベルで1つ2つアドバイスする程度なら神経をすり減らすこともないのだろうけど、演奏を聞かせてもらって短い対話の中で音楽観や練習方法等確認しながら、それを否定すること無くさらに目指す所を理解してもらって尚かつやる気になるような気持ちになってもらおうようにお話をもっていくのは、いつも力がこもるところだ。

平均律、モーツアルトのソナタをもって来られた生徒さんの場合もそうだ。平均律はブライトコップ社でブゾーニ版、参考程度に持っているにはいいでしょうがメインテキストとしては推奨されない。わざわざ輸入版だからたぶん先生に言われて購入して使われていたのだろう。ハノン、クラマー=ビューローと共にどっさりテキストをピアノの上に置かれた時点で、あ~いわゆる音楽きょ~しつで先生の言われるとおりにまじめにレッスンをうけてこられたのだろうなぁ~、と推測。平均律11番のフーガをたどたどしく音を出されたとたん、やっぱり~と。モーツアルトのソナタで、どうしようかと。弾いた曲に達成感や満足感をあまり感じないとおっしゃる。第一楽しそうでない。お話をするにつれてクラマーなどかなり負担だったようで、弾きたいと思った曲の中で難しい箇所を弾くために必要なテクニックを練習するために選択してクラマーを使われては?と言うと「ほっとしました」と言われた。練習曲ばかり上手に弾けても(ショパンの練習曲等は別として)レパートリーにはならない。(コンクールなど受ける場合は別。)練習曲でへとへとになるくらいなら、その時間ほんとうに弾きたい曲の分析をしたりテキストの比較研究、文献研究、CDの聞き比べなどに費やす方が、子供と異なり時間・人生に(?)限りある大人のレッスンとしては親切・良心的ではないだろうか?はっきりいってハノンや練習曲ばかりでお月謝もらうような仕事したくなぁ~い!確かに某ピアニストが18才になってジュリアードでレヴィン教授に退屈なドフナニーをさせられたように重要ではあるでしょうが。それにしてもチェルニー30~40番とよく苦行のように耐えて練習してこられたなあ、反対によく先生は「まる」をあげてよくぞクラマーまで辿り着いたなと感心してしまった。(なんか中村紘子さんの声が聞こえてきそう。巷の教師は何をしているの!って~『チャイコフスキー~』より)すごいピアニストを育てるようなレベルの仕事をしているわけではないけれど、指の体操に時間を多くさくのでなく音楽の中身に触れる時間を多くレッスンで共有することで音楽、ピアノを弾く楽しさを確認していく,或は知らせていく、そんな良心的な仕事をしたいと街の一講師として思う。

再度、基礎は重要だ、でも基礎ってなに?何が重要なのかを考えさせられる。どんなふうにピアノが弾きたいのか、どんなピアニストになりたいのか、まず意識・目標があってそれに向かっての基礎がはじめて明確になるのでは、と思う。基礎が大切と順番に練習曲を弾いていき積み上げていったはずがいつの間にやらその先がどこに向かっているのか見失ってしまっていることがある。やさしい曲で初歩の段階でも充分に重要なテクニック、音楽的内容の基礎を教えることはできる。そのレベルだからこそ複雑な曲になってからよりもずっと理解しやすい。指がよく動き大曲が弾けることだけがすばらしことではない。どんなに優しい曲でも自分が思い描いたように、また人の心にとどくような音、音楽が奏でられるような演奏ができるようでありたいと思う。新しい生徒さんとの出会いが原点を振りかえさせられる一日でした。





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最終更新日  2007.01.14 17:29:49
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