ターシャ・テューダーに憧れて

ターシャ・テューダーに憧れて

生きていく頁3


えひめ丸事件からはや5年の月日が流れて。。。 (6) [ つれづれ ]
えひめ丸と、アメリカの潜水艦との衝突事件から、早、5年の歳月が流れました。
私は、事故ではなく、事件だと思っています。

3年前、宇和島を訪れる機会があったとき、宇和島水産高校にある、慰霊碑を訪ねました。その頃は、前もって連絡をしておくと、お参りできるということでした。
校門をくぐって、すぐ左手に、静かにそれは在りました。
命を落とした若い海の人は、この場所ではなく、温かいお父さんや、お母さんの元へ帰ったのだろうと思いました。
ただただ、手を合わせて ぽろぽろ泣けて仕方ありませんでした。

ハワイの海に沈んだ高校生は、私の息子と、同じ年でしたから。。。

今も、ご親族の皆さまや、一緒に船に乗っていた方々の胸のうちを思うと心が痛みます。

私は難しいことは、何もわからない無知な人間です。
ただ、この、えひめ丸の事件にしろ、北朝鮮による拉致事件にしろ、ニッポンという国はあまりに、自国の国民の命を大切にしてくれない、守ってくれない国なのだと思いました。
なぜ、国民のためにもっと怒って、もっと戦って、もっと成し遂げて、もっと一緒に泣いてはくれないのでしょうか。。

愛媛は、凪いだ海と、美しい山々に囲まれた気候のよい穏やかな県です。
人間もまた、穏やかでのどかに暮らしています。
高知のように、歴史を創る坂本竜馬は生み出せませんが、創意の二宮忠八や、芯のあるオランダお稲を育てることが出来る土地柄です。

愛する愛媛の、悲しいえひめ丸のことをなぜか、皆さんに聞いていただきたくて 覚えておいていただきたくて、今日は、こんな思いつめたような日記になってしまいました。



Last updated February 10,2006 8:24:20 PM
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