『藪椿』朗読・作詞あき作曲:ポップコーン

藪椿(やぶつばき)


作詞:aki_funky555 作曲:ポップコーン

帰りたいと思っていたのに
帰れなかった
気づいた時には あなたはもう
そこには いなかった

だけど 
あなたの傍で咲いてた 藪椿の花が
今でも色鮮やかに 風に揺れてる

    道端に落ちた花びらを
    両の手の平で包み込み
    あなたと過ごした歳月を
    思い出して 泣きました

    涙がいくつも あふれ出て
    乾いた大地の深くに 
    染み込んでいきました


声かけようと思っていたのに
かけれなかった
振り返った時には あなたはもう
そこには いなかった

だけど
あなたのその面影を 藪椿の花が
今でも色鮮やかに 胸に映してる

    黒く小さな 熟れたその実を
    ガラスの小瓶に集めて
    あなたと重ねた歳月を
    からませて 封じました

    涙がいくつも こぼれ出て
    乾いた大地の深くに 
    染み込んでいきました

あんなに 長く一緒にいたのに
一度さえも あなたに言えずに
藪椿の花に今頃 「ありがとう」って
くり返し言ってる


    涙がいくつも あふれ出て
    乾いた大地の深くに 
    染み込んでいきました

    涙がこんなに 流れ出て
    乾いた大地の深くに 
    染み込んでいきました

    大地の深くに眠る
    あなたに 届くように





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原詩  藪椿(やぶつばき)


帰りたいと思っていたのに
帰れなかった
気づいたときには
そこに あなたは いなかった

だけど あなたのそばで咲いていた
藪椿の花が 今も色鮮やかに
風に揺れていました

道に落ちた花びらを
両の手の平で包み込み
あなたと過ごした年月を
思い出して 泣きました

涙が幾つも流れ出て
乾いた土に落ちました

泣きたいわけではなかったけれど
一言伝えたかった
「ありがとう」

あんなに長く一緒にいたのに
一度も言わなかった
「ありがとう」

椿の花は 来年も 
同じ色で咲くのでしょうか

声かけたいと思っていたのに
出来ないまま
振り返ったときには
そこに あなたは いなかった

だけど あなたの面影を
藪椿の花が 今も色鮮やかに
この胸に映します

黒く小さな 熟れた実を
ガラスの小瓶に 拾い集めて
あなたと過ごしたあの時が
思い出されて 泣きました

涙が幾つも溢れ出て
はらはら 音を立てました

泣きたいわけではなかったけれど
一言伝えたかった
「ありがとう」

あんなに長く一緒にいたのに
一度も言わなかった
「ありがとう」

椿の種は この秋も
あの日のように 実るでしょうか





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