いつかはきっと・・・

いつかはきっと・・・

出産の出来事


男の子だという事、体重など聞いて、みゆがどうしてるかも気になったので、早めに帰らせた。「まさか」の事がおきていたなんて、誰が想像する?

その晩の夜勤の看護師さんが「手術の事、聞いた?」と言って来た。何も聞いてない私は首を横に振った。「子宮が破裂しそうだったんだよ」と。子宮が破裂?なに?頭がめちゃくちゃだった。子宮が破裂した場合、母体を優先に助けるので子供の命はほぼ、なくなる事、子宮破裂の頻度は少ないなど、知識のない私は、夜中なのに色々聞いてみた。でも旦那は昼間、赤ちゃんの事は何も言ってなかったし、全然気にせず、また眠りについた。


翌日、日曜日という事で、旦那も義理の両親も実両親も、皆、来ていた。私だけが昨日の出来事を知らずに。「今日は、尿の管も抜けるし、赤ちゃんに歩いて会いにいける」とワクワクしていた。旦那に「子宮、破裂しそうだったってほんと?」と聞くと「実は、赤ちゃんが仮死状態で産まれて、今、人工呼吸器を付けてる。痙攣もある」と言った。

『仮死』『人工呼吸器』『痙攣』聞いた事はある言葉だが、よく意味もわからない。えっ?誰の子供の事を言ってるの?という状態。

私の中で想像もしていなかった事実を突きつけられとにかくショックだった。で、赤ちゃんは助かるの?

一旦、皆、帰った。涙が止まらなかった。私のお腹の中で苦しんでた赤ちゃん、気付いてあげなくてごめんね。まだ我が子は見ていないが、見に行く楽しみが「不安」に変わった。何で?何があったの?生きれるの?

その日の夕方、旦那が来てくれて、一緒に面会に行った。両手、両足に点滴の山、これが人工呼吸器という物なのか、ひたすら動いていた。これで赤ちゃんの呼吸を助けているのか。私はなぜか、他人事のように漠然と見ていた。「きっとすぐよくなるだろう」と思っていたからかな?

また部屋に来て一人で泣いた。
みゆの時より、元気にお腹をグルグル動いていた赤ちゃんなのになんで?ホントに私が産んだ赤ちゃん?


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