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2011.10.28
■運用の心得、五カ条「上級者編」
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その一、「自分の買値にこだわらない」
ご記憶のいい方は、「前回の初級編にも同じ心得があったのに、なぜまた同じ心得を?」と疑問に思われるかも知れない。
それでも、この心得はもう一度繰り返す価値がある。それは、プロのファンドマネージャーになっても、自分の買値に対するこだわりが抜けない者が少なくないからだ。「自分は、この株(通貨でも、債券でもいいが)を一体、幾らで、なぜ買ったのだろうか、という反省はプロの場合常に必要だが、それが現在の意思決定に影響するようではプロ失格だ。
意思決定は、既に起こった今後修正できない出来事に影響されて行うのではなく、現在の状況を前提として、将来の想定に基づいて行われなければならない。過去の損は、現時点では取り返しの利かない「サンク・コスト(埋没費用)」として理解されて、今の意思決定からは切り離されなければならない。
チャート分析に基づいて売買するようなレベルの投資家は別として、ある程度以上の常識のある投資家なら「サンク・コスト」を少なくとも頭では理解しているが、一つには、将来の想定が難しいので、過去に起こったことや予測に関係ない事情に頼りたくなるからだ。
たとえば、「機関投資家は、毎年の決算があるから、長期投資が出来ない」とか「アマチュアの方が有利だ」と言うプロがたまにいるが、冷静に考えると、たとえば今年の決算に実現損を出さなければ、来年以降の決算で出さなければならない損が増えるだけなので、長期的に考えると、「正しい投資行動」はそう大きく変わるものではない。「決算があるから」は浅慮に基づくつまらない言い訳だ。
もう一つの理由は、勝ち負けにこだわる本能から自由になることが、誰にとっても難しい、ということだろう。これは、ノーベル経済学賞を受賞したダニエル・カーネマンらが創案した「プロスペクト理論」が大きな業績として認められて継続的に理論の地位にあることが雄弁に物語っている。
しかし、買値に対する拘りは捨てた方がいい。投資を遥かに、自由に且つ合理的に考えることが出来るようになる。
その二、「エコノミストのようには考えない」
かつてフィデリティ社のマゼラン・ファンドで優れた実績を残したファンドマネージャーであるピーター・リンチ氏の得意な台詞の一つに「私は、マクロ経済について一年間に15分ほど考える」というものがある。リンチ氏は、こう言って、聞き手の顔色をうかがう。
多くの場合、聞き手は、ファンドマネージャーは毎日のように経済見通しについて考えているものだというイメージを持っているので、意外な顔をする。そこでリンチ氏は、マクロ経済の見通しが運用の役に立たないことと、自分の投資哲学である、投資対象企業の把握に集中することの優位性を説く訳だ。
詳しい説明は省くが、専門的な分析を踏まえると、マクロ経済見通しに基づく投資戦略は、(1)マクロ経済の見通しを他人よりも優位に形成することの難しさ、(2)戦略のリスク分散が利きにくいことによる当たり外れの大きさ、の2点によって上手く行きにくいことが指摘できる。
企業分析が他人よりも上手く出来るか、という問題はあるが、他人に聞かせて、他人を納得させられるようなストーリー(エコノミストは、これを語るのが商売だ)は、既に株価や為替レートに織り込まれていることが殆どなので、投資戦略のポイント(アクティブ・リターン)の「種」にはならない。
その三、「逆ではなく裏に張る」
株式市場では、投資家の話題を集めて売買が過熱し、値動きが激しくなる「注目銘柄」や「注目セクター(あるいはテーマ)の銘柄群」が登場することがある。
このような注目銘柄が生じた時に、この銘柄(の動き)に「乗って」順張りで勝負をしようとする人が多い(だから、注目銘柄になるのだが)。一方、人々が順張りなら、自分は逆張りで勝負しようとする参加者もいる(だから、出来高が増える)。
それぞれ、他人よりも自分の持つ情報と判断が勝るという確信があるなら、それで構わないのだが、問題なのは、「買い」にせよ「売り」にせよ、注目銘柄で勝負しなければならないと思い込む人がいることだ。
しかし、注目されている銘柄は、一つには、売り買い両サイドから多量に研究されていて「自分に有利な要因となる情報」の可能性が乏しい。多数の参加者が注目する中で、市場を出し抜くのは大変だ。少なくとも、過去に発表された情報は、価格に織り込まれていることが多い。
また、注目されている銘柄は、その時に状況自体が動いている銘柄であることが多い。プラス・マイナスどちらに動くのかを五分五分と見るとしても、リスクが拡大していることが多い。投資で稼ぐ場としては、不利な条件だ。
順張りか、逆張りか、と力むのではなく、どちらでもない、「注目の蔭にあるチャンス」を探すアプローチが有効な場合が多い。
「裏張り」という言葉はあまり聞かないが、敢えて一言でまとめると、逆張りよりも、裏張りにチャンスが多い。
その四、「株式投資は不美人投票と知る」
かつての英国の大経済学者、ジョン・メイナード・ケインズは、株式投資を美人投票に譬えた。自分が美人だと思う美人に投票するのではなく、他の大多数の平均が多数投票するような美人をこそ選ばなければならないゲームだ、というのが、ケインズのこの譬えの直接的な意味に関する筆者流の要約だ。「自己中」(ジコチュー。自己中心的な考えや態度)への戒め、といってもいいだろう。
しかし、投資家にとって、「美人銘柄」を買うのがいいことなのだろうか?
株式投資によって儲かるパターンを考えてみると、典型的には、「現在、美人の銘柄」ではなく、「現在は美人ではないが、将来、美人(=多数の人気を集める)銘柄」を買うことによって、後に儲かる、という儲け方の筈だ。
また、儲かるためには、対象が「美人」でなくても構わない。経営その他が「非常に不出来な会社」が「少しましな会社」くらいに改善して、多くの投資家がそれを評価した時、場合によっては、「美人」が「超美人」に変化した場合以上に儲かることがあっておかしくない。
要は、株式投資は(多かれ少なかれ、他の投資も)、「人気の変化を当てるゲーム」なのだ。
そう考えると、これ以上上がり目がないくらい人気が沸騰している銘柄は、むしろチャンスが乏しいと考えるべきだろう。いわゆる「バリュー効果」(割安銘柄のリスク調整後の相対リターンが高い現象)の存在は、いわゆる「グラマー・ストック」のその後の不振傾向と裏腹の関係にある、と筆者は理解している。
その五、「お金はポーカーチップのように扱う」
当メルマガでお伝えする最後のメッセージに辿り着いた。
最後のメッセージは、投資にあっては、お金を貴重だと思って、これを儲けることや失わないことを意識することが邪魔になるということだ。
ポーカーというゲームは、かつてジョン・フォン・ノイマンが注目したくらいで、ゲームというものの本質を代表するゲームだと思うが、ポーカーの世界で強調されているのは、「お金を意識せずに、正しいプレイをする」ことの重要性だ。損を取り返そうとする心理が代表的なものだが、お金への拘りは、その時に最適なプレイから、実際のプレイを遠ざける原因なりやすい。
「行動ファイナンス」が研究しているように、投資の世界には、投資家の非合理的な行動が満ちているが、その多くは、投資がお金に関わる問題であることに起因している。
合理的に考えて、正しい行動をせよ。それだけに集中すべきで、それ以上を望むべきではない。最後にお伝えしたいのは、このことだ。
長い間のご愛読、どうもありがとうございました。別の話題も含めて、投資・運用にご興味のある方は、是非、楽天証券のホームページにお越しくだささい。お待ちしています。
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楽天証券経済研究所客員研究員 山崎元
(楽天マネーニュース[株・投資]第107号 2011年10月28日発行より) ==========================================================
皆様に長きにわたりお楽しみいただいておりました「楽天マネーニュース」ですが、勝手ながら、今回の2011年10月28日号をもって終了させていただくことになりました。これまで「楽天マネーニュース」をご愛顧いただいた皆様に厚く御礼申し上げますとともに、引き続き楽天グループのサービスをお楽しみいただけますよう努めてまいります。
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最終更新日 2011.11.07 19:54:51
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